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※症例は患者様の同医済み.

看護師さんから学ぶ理想の鍼灸師

2013-05-12 00:24:56 | コラム
看護の日ということで朝礼で新人看護師さんの発表と、「ナースコール」という入選された作文が朗読されました。
ある看護士さんが子宮内膜症で入院したとき、深夜に激痛が襲ったのでナースコールをしたら、足音をたてず数秒で来て、「自分でいれる?それとも無理だったら入れましょうか?」と座薬を差し出したそうです。筆者は迅速な対応とナースコールの意図を把握していたということに感動し、そういう看護師を目指すと言ってました。

この話を聞いて数秒で医師からほんとうに指示をもらったのだろうか?とかいう疑問は別にして、感動というかかっこいい看護師さんだなあという印象を受けました。

そこで目指す鍼灸師像はどういうものなのかを考えました。
速やかに患者さんの前に立ち、鍼や灸を持って「どこにしましょうか?」というのは間抜けだし、
何も聞かずに狙いをつけて鍼や灸をするのはまずいし、
患部に触れず離れた場所に鍼灸を施し治療するというのも、患者さんからみてカリスマ鍼灸師として崇められるかもしれませんが、それで治らなかった患者さんをみることもあり、中には患部とは離れた場所に沢山お灸の痕があると、気の毒に思えてきます。

患者さんの来院される意図というか目的は鍼灸の場合は明確なのでナースコールの場合とは違います。
ではどういう鍼灸師が理想なのかというと人それぞれなので自分の場合で考えてみました。
・常に平常心で対応できる
・自分の手に負えるものかどうかわかる
・趣味をもつ余裕がある
・東洋医学の理屈をわかりやすく説明できる。


むかし、まだ看護婦さんといわれていた時代の話です。
患者さんの体重を測るのにうまく体重計に乗せれないと若い看護婦さんたちが困っていました。
小柄なお年寄りで足腰が不安定な感じで、メモリが震えるのでしょう。
おろおろしているところへ、ナースキャップに数本の線が入った婦長さんらしき人がこられ、さっとそのおばあさんを抱きかかえ「はい、メモリをみてちょうだい」と若い看護婦さんに指示しました。
そしてその数字をいうと「はい38kg」と婦長は言いました。
そして「私の体重は内緒よ!」と言って去って行きました。
抱きかかえた二人分の体重から婦長さん自信の体重を差し引いたのです。
単純なことですが自分の発想にはなく感心したのを覚えてます。
なかなか立派な婦長でそれなりに風格もありました。

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