血が減る悪夢

健康診断も終わって気兼ねなく昼下がりにビールを飲みながらごろごろしていました。
、ぼーとテレビをみていたら、情報番組でしょうか、男女のアナウンサーが明るく
いろいろな話題を話してます。
そしてスタジオから外にいるレポーターを呼んでいます。
「レポーターの○○さんは今、１９６３年の銀座にいます。○○さーん」
えっ？！と思い起きあがってテレビの画面をのぞき込みました。
すると白黒で画質の悪い映像が出ていました。
まさかと思っていたらレポーターが登場してきました。
「はい、○○です。現在私は１９６３年の銀座の交差点に立っています」
音声も古い感じになってましたが現在スタジオのクリアなアナウンサーの声の
呼びかけにちゃんと反応して会話が成り立っているのです。
マジかよ！っと思い見ていたら、古い映像の中、マイクを持ったレポーターの後ろを路面電車が通過しているのです。
そういえば死んだ父親のアマチュア無線機で、息子が、
生きている時代の父親と交信するという映画がありましたが、もしかしてテレビの
電波で過去と交信するのが成功したのではとあり得ない推測をしていました。
そうしていると夢から覚めましたが、まだ頭がぼーっとしてます。
もしかして昔の映像にアテレコが合うようにやりとりしているのでは？とまだ考えているのです。
「春眠暁を覚えず」と言いますが、まだ夢と現実がはっきりしてない状態で夢だと気づくまでにちょっと間がありました。


もうすぐ端午の節句ですが、季節としては「立夏」で春が終わります。その前、
十数日間が「春の土用」となってます。暦の上での春が終わり夏に移行するための
体の準備期間です。
春は五蔵の「肝」の機能が盛んですが「春の土用」では逆に低下します。
五蔵の「肝」は血を蔵するところとされているので現代医学の「肝臓」と似ています。
それが低下するということは血の不足するとも言え、東洋医学ではこれを「血虚」といいます。

悪い夢を多く見るのを「多夢」と言います。
肝血虚
心血虚
心肝血虚
心脾両虚〔心血虚+脾気虚〕
心陰虚
肝陽上亢
腎陰虚
などは「多夢」の症状がでる東洋医学的病体ですが、だいたいが「血虚」となってます。

また現代医学的に肝臓は解毒機関であるのでその機能が低下するということはアルコールを少し慎まなければなりません。

しかしあの夢は悪部でないので問題はないと思います。

そんな中、ラジオを聴いていたら、大学の専門の先生が成長期に高血圧状態であれば、脳圧が上がったままで成長し頭が大きくなると言っているのです。
もしかして自分が頭が大きいのは小さい頃から血圧がやや高めでほっぽらかしにしていたからではないかと、不安になってきました。
もう遅いのですが、酒はほどほどにしておいたほうがよいと戒め、ブログでも血圧は無理に下げないほうがいいという書物を紹介していたので、これはまずいと思い修正しなければと焦ってきました。
そうしていると目覚ましが鳴りました。
健康診断が終わった気のゆるみからこういう夢を見てしまったのでしょうがこれはどうみても悪夢です。
ほんとうに一場の春夢であればいいのですが。