最近、週刊現代で連発している医療に対しての疑念記事は、医療現場に多少なりとも混乱を招いています。そういう現場の医師の中には、全ては否定できないという方もおられます。では否定できないところとは何なのかを、自分なりに記事の中からピックアップしました。
例えば、胃薬を飲めば寝たきりになる確率が高まるという記事がありました。ネキシウムやタケプロンなどの胃酸過多や逆流性食道炎の治療に使われるPPIと呼ばれる胃薬は、胃酸を抑える薬ですが、1年以上飲み続けると骨粗鬆症が進行して、骨折する確率が上がるということです。だいたい副作用というのは数%以下なので許容範囲と思われますが、これが4年以上となると50%以上の患者さんの骨が弱くなるという外国の調査報告があるというのです。
痛み止めでポピュラーなのが、「ロキソニンやボルタレンなどで、とりあえずロキソニンを飲んだとか、ボルタレンは離せないとか、よく聞きます。これらの薬が登場してずいぶんになり、それなりに安全性は高いと思ってましたが、飲み続けていると、子宮筋腫などの婦人病が発症しやすい環境をつくりだしているということです。
こういった鎮痛薬は、血管を収縮させて痛みを抑えています。血管を縮めるということは血行を悪くするので体温は低下します。つまり支給を冷した結果そうなるということのようです。なので冷え症はもとより、肩こりをさらに悪化させることになるんですよね。
また更年期障害で処方されるプレマリン、ジュリナといった「ホルモン剤」は、長期間使用すると、乳がんの発症リスクが高まるというのです。
イギリスの大規模な疫学調査研究「ミリオン・ウィメン・スタディ」によれば、プレマリンは、プロゲステロン(黄体ホルモン)を含む薬を併用している 場合、使用期間が1~4年だと、乳がんの発症率は未使用者の1・74倍、5~9年で 2・17倍にもなそうでする。
しかし更年期障害というのは数日で収まるものでもないので、長期間苦しむことになります。なので長期間の服用はほとんどの人に当てはまるので、乳ガンの増加も関係あるのかなと思ってしまいます。
そんな中、異論をとなえるお医者さんもおられますので、次回はそのへんを書いてみたいと思います。
数日以内にアップします。