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※症例は患者様の同医済み.

50肩ウィルス

2007-09-02 23:10:00 | 運動器(手足.腰.肩の関節と筋肉)
50肩(肩関節周囲炎)は整形外科や治療院でよく扱う疾患の一つで、鎮痛剤や局所注射のような薬物療法や、物理療法が行なわれています。漢方薬としてはなぜか葛根湯が適応となってます。
物理療法は、うまく行く時があれば頑固な場合もあり、やりすぎると悪化することもあるあなどれない病気です。苦慮されている先生も多いんじゃないかとおもいます。重傷タイプは、じっとしていても疼くどころか、急な大きな音も響く場合もあり、老化による関節痛とは思えないほどです。
原因は諸説ありますが、ウィルス説というものがありました。
帯状疱疹も自発痛や動作痛もあるし、日頃からよく運動している人も罹患する場合があるから、ウィルス説というのも否定できないと思いました。
風邪の漢方薬の葛根湯の適応に50肩が入っているというのは、単なる筋肉のこわばりに対してだけでなく、感染症に対してという意味もあるのではないかと考えられます。
そこで肩関節の筋群の鍼治療を控えめにして、感冒に対しての灸治療を積極的に行なったところ、今までと違う手応えがありました。今までだったら、だいたい1~2年たったら治ると患者さんに言って、こっちもそういうつもりで治療してましたが、その機関の痛みが減り、短くなってます。
これはウィルス説を裏付けるもので、
50肩は確かに老化も要因ですが、それは帯状疱疹と同様に老化により免疫力が落ちたために起こる感染症ということになりますね。
ただ、整形外科で消炎鎮痛剤やヒアルロン酸を処方されている患者さんにはこの治療の効きが悪いので、薬物との相性もあると思われます。


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