『ルパンの消息』 横山秀夫
『クライマーズ・ハイ』以来の横山秀夫作品です。
初めて読んだ『クライマーズ~』が重かったので
何となく次に手が伸びないままいましたが
図書館で出会ってしまったので、借りてみました。
昔、高校の校舎で起こった女性教師の自殺事件が
『実は殺人事件だ』という投書から始まります。
殺人事件だとすると、残された時間はたったの1日!
時効目前の長~い1日を
試験問題を盗むために忍び込んでいた
当時の不良高校生グループへの聴取を中心に
過去と現在を行き来しながら、物語が進んでいきます。
因縁の3億円事件とも絡まって…
あとは読んでのお楽しみ♪
『クライマーズ~』が新聞社目線の物語だったのに対し、
これは警察目線の物語でした。
次は何を読んでみよう
満足度:
3億円事件が絡まり、余計に謎が謎を呼んで…
事件に深みがありますよね。
3億円事件は、今や伝説の事件ですから
『クライマーズ~』は活字の方が…ですか。
あの原作を映画化するとなるとかなり大変かも…という気はします
機会があったら見てみます
コレもドキドキしながら読みましたよ
三億円事件ってこうだったの?
なんてエンターテインメント性もありながら
現場の雰囲気が直に伝わってくる
空気がありますよね。
「震度0」や「第三の時効」も
現場中心主義で書かれてます。
つい先日「クライマーズ・ハイ」をwowowで見ました。
なかなか雰囲気はあったけれど
個人的にはやっぱり活字の方が良いかも...な~んてこれは読んでないけどそんな気がしました
今やっているドラマ、『臨場』の原作もそうですよね
『ルパン~』は、もとは1991年のサントリーミステリー大賞の佳作になった作品のようです。それを改稿して2005年に出版したらしいです。
『クライマーズ~』は日航機の墜落事件を扱っていることもあって、
余計にずっしりでした
映画ではどのようにしてあるのか、私も興味津々です。
堤真一さん、素のときの関西弁に親近感を覚えます
役柄とのギャップが好きです
「ルパンの消息」ですか、うーん面白そうですね! 図書館で探してみます。新作、ですか?