明日は何をしようかな…

趣味の手芸や読書などのことを中心に、日々の生活のことも書いてみたいと思います。

城崎にて、番外編

2012-11-19 | 雑文

さて、結果オーライ、強行万歳!
…となった今回の城崎お誕生会ツアー(?)
その裏にドラマありというか
うーん、そう来るか…という事件勃発で

 

 

 

前日の金曜日、
いつもの時間に娘が帰宅。

ここで晩ご飯となるはずなのだけど
娘が部屋から出てこない。

帰宅時もちょっと元気がないなとは思ったけど
まさか風邪ひいた?熱でも出た?

覗きに行くと
なぜか泣いている娘。

痴漢に遭ったという感じではないし
学校が原因か???

それとも見ず知らずの通行人に
心ないことを言われた?
(歯科で衛生士のお姉さんに
アホ学校呼ばわりされて
憤慨して帰って来たことが…

友達とのトラブルではないというので
事情を根掘り葉掘り訊くと…
何と原因は担任

中間テストから勉強合宿を経て
模試3連チャンだった娘たち、
当然結果も返ってくる訳で…
その結果が例年に比べて
あまりよろしくなかったらしく
担任としては発破を掛けるつもりで
強く説教した模様。

で、この土日も遊ばずに
模試の復習をして月曜日に提出のこと
と、おっしゃったとか。
月曜日に提出…

いっぱい、いっぱいだった娘、
『もうダメだ』
家に帰って泣き崩れる~、の図。

おばあちゃんのお祝いをしたいけど…
行っている場合ではないけど…
勉強している場合でもないけど…
コース落ちしたくないけど…

      

娘から話を聴いて
『まず落ち着こう』

事情はわかったし
お祝いしたい気持ちもわかった。
できる限り協力するから
どちらもやり遂げよう。
1日は24時間、
泣いてる時間がもったいないから
まずは泣き止もう。
それからご飯を食べてお風呂。
当たり前のことをしてしまおう。
体調を崩したら元も子もないから
今日は早めに寝る!
わかった?
宿では徹夜で勉強してもいいから
温かく過ごせるように準備しておくこと。
国語は自分で何とかするとしても
英語はおじいちゃんにも
東京のおばちゃんにも訊けるし
おばあちゃんも教えてくれるはず。
数学はおかーさんが一緒に
悩んであげるから何とかなるヨ。
おとーさんは運転手だから寝かせないとね。

などなど、
理詰めというか
屁理屈というか…
尤もらしく話しているうちに
娘も落ち着いたみたいで
元気が戻ってメデタシ

強い言葉に弱い娘。

遡れば幼稚園の時、
いたずらっ子に手を焼いた担任が
『先生が出て行きます!』と
部屋を後にしたらしいのだけど…
他の子はケロッとしているのに
娘だけが大泣きしたとか。
小学校でも中学校でも
先生のちょっとした発言を気にして
家に帰ってきて大泣き。

娘よ、そろそろ強くなってくれ。

あなたに向かって全ての言葉が
発せられている訳ではないのだから
少しは聞き流す術を覚えてくれ…
おかーさんもしんどいぞ

 

 

 

娘がお風呂に入っている間に
実家に事情説明の電話。
お祝なのに心苦しいけど
事前に説明しておかないと
要らぬトラブルの元になったら嫌なので…

わかってくれてホッ!
穏便に生きようと思ったら
根回しが必要なのじゃ。

 

 

 

で、娘、ホッとしたのか
落ち着いて勉強に取り組み
旅支度も万全。

部屋の照明が暗かったらいけないから
このスタンドも持って行こうか…と
IKEAで買った太陽電池式のスタンド

も持参することに。

夜は早めに就寝して
朝もゆっくり起床。
朝ご飯ものんびり食べて…
危機感ってものがないのか???

前夜の大騒ぎは何だったのか。
まぁいいか

 

 

 

車の中でも勉強するつもりが
早々に酔ったらしく撃沈。
疲れも溜まってるし、
寝るのもよかろう…

 

 

 

城崎に着いてからの散策も
行かないと言うのかと思いきや
趣味の一眼レフを片手にしっかり参加

うむ、よろしい。
大いに息抜きするがよい←何者?

そして宴会では
しっかり写真係を全うし
牛しゃぶも堪能

部屋に戻ると布団が敷いてあったのだけど
二間続きだったので
狭い方の部屋を勉強用にしつらえ
大人たちは布団の部屋で宴会の続き

いやいや、その前に外湯に行こう!

さすがに娘は部屋でお勉強。
ひとりで留守番は嫌がるかな
(なんせ日本家屋なもので、ひとりだと怖い?)
と思ったけど、『いってらっしゃい!』

うむ、集中してくれたまえ。

 

 

 

宿で貸してくれる下駄が母の膝には強敵で…
クロックスを持って行けばよかったかしら
と、ちょっと反省。
徒歩1分の地蔵湯まで
そろりそろりと進んだのでした

 

 

 

外湯から戻って宴会再開。

お土産に買った日本酒を
早速開けたり
おつまみを広げたり…
妙な連係プレー。

娘は襖の向こうで勉強しているはず

 

 

 

宴もお開きとなり、各自寝る態勢…

私は娘の隣に移動。
いつもの寝る時間には早かったから
少し本でも読んでいましょう。

娘がボソッボソッと発する言葉が
何だか可笑しく、笑いをかみ殺しながら
読書、読書~
(お供は有川浩『県庁おもてなし課』)

しばらくして『質問!

英語だというので布団の中の妹を
呼びに行くと、既に爆睡
(翌朝『起こしてくれたらよかったのに~』
と言ってたけど起きないの知ってるもん)

ダメだこりゃ、ということで
私が遠くで絡まっている記憶の糸を
ほぐしつつ…こういうことじゃない?と。

そこへ母がトイレに起きてきたので
戻ってきたときに声を掛けて…
(用を足してからじゃないとねぇ

母も頭が寝ているので
『ん?』と言いながらも付き合ってくれ…
『えっと、ほら、あれよ、あれ』
そうだ、この人は英語はできるが
日本語が出てこない人だった
娘と爆笑しながらも解決

すっかり目が冴えたので
引き続き読書

長い沈黙のあと
『深夜の数学はいかがでしょうか?』
そんなに気を遣ってくれなくていいのに

どれどれ…
なんじゃ、このグラフ。
あぁ、この棒線は絶対値だっけ…
えっと、場合分けするんだよね、確か…
ん、なに、模範解答あるの、先に言ってよ
細かいことは忘れてるけど
解説を見ながら尤もらしく説明←ここ重要!

『あ、そうか…』
何に気がついたのか謎だけど
わかったみたいなのでそれ以上追及せず…
追求したら墓穴掘りそうだもん

読書に戻る~

しばらくして
『トイレ行くのも面倒だなぁ…』と娘。
そういえば冷えるし、
『一緒に行こうか』と共同トイレまで

浴衣では長い夜を乗り切れまいと持参した
ルームウエアで身を固めた私たち、
トイレから戻るときにすれ違った
浴衣のお姉さんにギョッとされたけどドンマイ!

『何が悲しくて温泉まで来て
勉強してるんかな』というので
『何が悲しくて温泉まで来て
図書館の本を読んでるんかな』とお返し
人生いろいろあるさ。

『何となく目処が立った』ということになり
めでたく寝ることに…
完徹だったらどうしようかと

こそこそと布団に潜り込み
小声で『オヤスミ!』

 

 

 

寝たはずの私、
寝たはずだったのに
物凄い音で起こされる羽目に…

あろうことか、だんな、
飲み過ぎて気分が悪くなったらしく
物凄い勢いで布団から飛び出し
襖にぶつかりながら部屋から飛び出し、
トイレにダッシュ
(汚い話でスミマセン

今のは何だったんだ?

夢でも見た?

だんながあんな高速で移動する訳がない。

夢だ。

夢に違いない。

気を取り直して寝ようと思ったけど
どう見ても 布団にだんなはいないし
襖も開いてるし…現実???

母も『何事?』と起きてるし、
仕方ない、様子を見てこよう。

トイレにだんな発見

『あービックリした!
急に気分が悪くなってさ』
とスッキリした顔。

ビックリしたのはこっちなんですけど

朝、妹も娘も
『え、何かあったの?』とポカン

本人と父はニヤニヤ

母と私はゲラゲラ

 

 

 

朝食前に両親と妹とだんなは外湯へ
私は睡眠不足で溺れそうな気がしたので
娘と共に居残り。

母、外湯が気に入ったみたい。
近々制覇に乗り出しそうな勢い。

 

 

朝食を済ませ、チェックアウトした後
車を置かせてもらったまま、街を散策。
娘もカメラ片手にブラブラ…

いい気晴らしになったかな。

 

 

 

日和山海岸に寄ったのは
前の記事の通りで、
一通り野望は達成したので帰ろうということで
大阪に向けて出発!

お昼ご飯はどこか途中で食べたらいいよね…
と言いながら走行しつつ目はキョロキョロ

やたらとラーメン屋さんは目につくのだけど
ここまで来てラーメンもねぇ…
というのが一致した意見。

母は出石蕎麦が食べたいと…

出石かぁ…
ちょっと遠回り…

娘はいいとして
妹が帰りの飛行機に乗り遅れたら
一大事←前科あり

あ!

『ねぇ、来るときに一軒だけ立派な
お蕎麦屋さんがあったよねぇ』とだんなに言うと
『あった、あった。でも、もうちょい先だったかなぁ』
『うん、うん、出石蕎麦って書いてあった!』と妹も参戦。
『みんなよく覚えてるなぁ…』と父。
『じゃ、そこに行きましょう』と母。
必死な大人たちに娘は失笑

お昼をかなり過ぎていたので
見逃すまいと必死でギョロギョロ

『お腹が空き過ぎて目が回ったら
いけないから飴でも舐める?』と勧めると
妹『お蕎麦のためにお腹は空かせておかないと!』

そして、ものの10分も経たないうちに
『やっぱりダメ、飴ちょうだい

車内爆笑

『こんな景色だったよね』
『近いんじゃない?』
『王将が近くにあったような気がする』
口々に言いながら無事発見!

出石そば仙石、でありました。
名前を覚えておこうよ、ねぇ、私

出石にあるお蕎麦屋さんの支店だそうで
ここで出石蕎麦を食べられるとは…ラッキー

一同、思い残すことなく(たぶん)
今度こそ帰路についたのでありました。

 

 

金曜日に烈火のごとく怒った担任←娘談
月曜日は機嫌も戻っており
娘もホッ

提出物も間に合い、
お誕生会も無事に終わり、
気が緩んで倒れそうな気分だったけど
(実のところ温泉に行く前に風邪をひき
必死で治した経緯あり
私の試練(?)はまだ続く~

Comments (4)
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