SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

バラ―ド1番

2022-05-09 22:14:00 | 日記
「バラ―ド」とは文学上の
「物語詩」で、ショパンは
その雰囲気を器楽に使った
最初の作曲家です。
彼はポ―ランドの愛国詩人、
アダム・ミツキエヴィチの
詩からインスピレーションを
得て、4曲を作曲しました。

第1番は羽生結弦選手が
ショ―ト・プログラムで
演じて、すっかり有名に
なりました。
ソナタ形式を基本とし、
極めて自由に書かれて
います。
7小節のユニゾンの序奏で
始まり、対照的な2つの
主題が提示されますが
第1主題はト短調で
憂いを含む4分の6拍子。
第2主題は変ホ長調で
幸せを奏で美しい。
展開部は輝かしさと雄大さと華麗なパッセ―ジの大きな流れで、コ―ダに流れ込み
見せ場を作ります。

羽生結弦選手のショ―トでは
9分以上の曲を、2分40秒に
見事に纏めてありました。
今だに記憶に残る
素晴らしい演技です。




クリスチャン・ツィメルマン
氏の演奏が用いられましたが
ピアノが又、凄い。