シネブログ

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『インビジブル2』

2007年06月06日 00時48分12秒 | 映画レビュー
原題:HOLLOW MAN 2
製作年度:2006年
上映時間:91分
監督:クラウディオ・ファエ
出演:クリスチャン・スレイター 、ピーター・ファシネリ 、ローラ・レーガン 、デヴィッド・マキルレース 、ウィリアム・マクドナルド 、ソーニャ・サロマ
オススメ度:★☆☆☆☆

ストーリー:
ライズナー研究所で謎めいた殺人事件が発生する。捜査に当たるターナー刑事は現場を引き継いだ国防総省から締め出しをくらい、代わりに犯人の次の標的と目される科学者マギー・ダルトンの警護を命じられる。事件の真相について堅く口を閉ざすマギーだったが、見えない犯人の襲撃を受けたことでターナーにすべてを打ち明ける。事件の背後には、軍による究極の武器“姿なき戦士”を作る極秘研究が存在した。そして、透明化による最大の懸案だった副作用を抑える緩和剤が開発され、特殊部隊のマイケル・グリフィンが被験者として透明人間となるが、そこには思いも寄らぬ陰謀が隠されていた…。



コメント:
あまりのデキの悪さにビックリした~~!!何が一番ビックリしたかって、主演のクリスチャン・スレーターの顔が二度しか出なかったこと。こんなメジャーな俳優がよくこんな役引き受けたなぁと驚きを隠せなかった。これが人気の落ちた俳優の歩む道なのだろうか…。

また全体的な映像の手抜きにも驚いた。前作を観ている人にとっては、かなり物足りなさの残る作品だろう。なんたって観客が一番期待している透明人間の映像がほとんどないからだ。むしろこの作品に透明人間という設定なんかなくてもよかったんじゃないだろうか?

前作では透明化する人間のCGにかなり力を入れて作り上げていたが、今作ではすでに透明化している人間が襲ってくるという設定。まあ確かに前作と同じような映像を見せて観客を退屈させるというミスは犯したくなかったのだろう。それなら他の場面で驚きの映像を見せてくれるのだろうと期待していたのだが、最後まで前作を超える映像があるわけでもなかった。全体的に夜の場面が多く、敢えて透明人間を映したくないという演出がほとんどなのである。

そういった映像的な問題もあってか、ストーリー的な問題も浮上してくる。透明人間の体に光を通すと寿命が縮まるという設定は後付けされたものではないのだろうか?あまりにCGのレベルが下がったため明るい場所での登場を避けたとしか思えない。また国防総省と刑事の攻防が全面に出すぎて、そこらへんの在り来たりなサスペンスドラマを見せられている感じであった。

とにかく本作に期待できるものは何もないといってもいい。全くオススメできない作品である。


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