原題: LIVE FREE OR DIE HARD
製作年度: 2007年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 129分
監督:レン・ワイズマン
製作:ジョン・マクティアナン
製作総指揮:マイケル・フォトレル、ウィリアム・ウィッシャー
原案:マーク・ボンバック、デヴィッド・マルコーニ
脚本:マーク・ボンバック
撮影:サイモン・ダガン
プロダクションデザイン:パトリック・タトポロス
衣装デザイン:デニス・ウィンゲイト
編集:ニコラス・デ・トス
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、マギー・Q、シリル・ラファエリ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ケヴィン・スミス、ジョナサン・サドウスキー、クリスティーナ・チャン、ジェリコ・イヴァネク、ヤンシー・アリアス、サン・カン
オススメ度:★★★★★
ストーリー:
アメリカ独立記念日の前夜。ワシントンDCのFBI本部に、何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入り、ブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始される。一方その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、久しく顔を見ていない娘ルーシーに会うため、ニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。しかし、意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちするマクレーン。おまけに、たまたまそこにいたばかりに、上司から、近くに住むマットというハッカーをFBI本部まで連行せよ、とのヤボ用まで仰せつかるハメに。不承不承マットのアパートへと向かうマクレーンだったが、それは、またもや始まる不運の序章にすぎなかった…。
コメント:
やっぱり『ダイ・ハード』シリーズはこうでなくちゃ!!
シリーズの型が壊されているとか、いつものジョン・マクレーンじゃないとか、何かと酷評の多いように見受けられる本作だが、個人的にはアクションのレベルアップ、そしてジョン・マクレーンの成長ぶりなどなど、とにかく見所満載の超ド級娯楽大作に仕上がった作品だと言える。
特にアクションの質には目を張るものがあった。なぜかなと思ったら監督はレン・ワイズマンではないか。そう、あの『アンダーワールド』を手掛けた監督である。どうやら僕はこの監督のアクションセンスが大好きらしい。『アンダーワールド』のときもあのアクションシーンの数々にノックアウトされたのを覚えている。とにかく先の読めない展開にテンポの良さが加わったシーンを作るのがとても巧い監督なのだ。正直あり得ない度120%の映像がほとんどだと言えるのだが、ジョン・マクレーンの不運な一日を描くにはこれくらい無謀な死闘の方が楽しめたに違いない。これを楽しめないなら初めからこのシリーズを見ること自体間違っている気がする。
今回はサイバーテロということで、アナログ人間のジョン・マクレーンがかなりの苦戦を強いられる。今までにはないスリルも詰め込まれ、頭脳戦あり肉体戦ありでバランスの良い展開が繰り広げられる。最初から最後まで緊張感は途切れることはないだろう。また黒幕が仕掛けるテロの規模も前作を遥かに上回るものである。過去のシリーズのように閉鎖的な空間だけでは終わってないため、爆破などで巻き込まれた人の数も計り知れない。まさに”巻き込み型アクション”の最高傑作と言えよう。実際にこのようなテロがあったらマジ恐ろしすぎるけど…。
今回のキーパーソンを演じたジャスティン・ロングもなかなかのはまり役だった。ジョン・マクレーンの気の強い娘を演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッドの演技、そしてルックスも最高である。鑑賞中、クリフ・カーティス演じるボウマンが実は本作の黒幕だと予想していたのだが違ったようだ。どうも彼は『コラテラル・ダメージ』で演じたテロリストのイメージが強過ぎてあまり良人には見えない(笑)
まあとにかく娯楽大作としては十分な出来の作品だったと言える。シリーズものとして見るかどうかは別として、何かスカッとさせたいときにこのアクションを観れば、嫌なことが全て吹き飛ばされるに違いないだろう。
製作年度: 2007年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 129分
監督:レン・ワイズマン
製作:ジョン・マクティアナン
製作総指揮:マイケル・フォトレル、ウィリアム・ウィッシャー
原案:マーク・ボンバック、デヴィッド・マルコーニ
脚本:マーク・ボンバック
撮影:サイモン・ダガン
プロダクションデザイン:パトリック・タトポロス
衣装デザイン:デニス・ウィンゲイト
編集:ニコラス・デ・トス
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、マギー・Q、シリル・ラファエリ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ケヴィン・スミス、ジョナサン・サドウスキー、クリスティーナ・チャン、ジェリコ・イヴァネク、ヤンシー・アリアス、サン・カン
オススメ度:★★★★★
ストーリー:
アメリカ独立記念日の前夜。ワシントンDCのFBI本部に、何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入り、ブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始される。一方その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、久しく顔を見ていない娘ルーシーに会うため、ニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。しかし、意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちするマクレーン。おまけに、たまたまそこにいたばかりに、上司から、近くに住むマットというハッカーをFBI本部まで連行せよ、とのヤボ用まで仰せつかるハメに。不承不承マットのアパートへと向かうマクレーンだったが、それは、またもや始まる不運の序章にすぎなかった…。
コメント:
やっぱり『ダイ・ハード』シリーズはこうでなくちゃ!!
シリーズの型が壊されているとか、いつものジョン・マクレーンじゃないとか、何かと酷評の多いように見受けられる本作だが、個人的にはアクションのレベルアップ、そしてジョン・マクレーンの成長ぶりなどなど、とにかく見所満載の超ド級娯楽大作に仕上がった作品だと言える。
特にアクションの質には目を張るものがあった。なぜかなと思ったら監督はレン・ワイズマンではないか。そう、あの『アンダーワールド』を手掛けた監督である。どうやら僕はこの監督のアクションセンスが大好きらしい。『アンダーワールド』のときもあのアクションシーンの数々にノックアウトされたのを覚えている。とにかく先の読めない展開にテンポの良さが加わったシーンを作るのがとても巧い監督なのだ。正直あり得ない度120%の映像がほとんどだと言えるのだが、ジョン・マクレーンの不運な一日を描くにはこれくらい無謀な死闘の方が楽しめたに違いない。これを楽しめないなら初めからこのシリーズを見ること自体間違っている気がする。
今回はサイバーテロということで、アナログ人間のジョン・マクレーンがかなりの苦戦を強いられる。今までにはないスリルも詰め込まれ、頭脳戦あり肉体戦ありでバランスの良い展開が繰り広げられる。最初から最後まで緊張感は途切れることはないだろう。また黒幕が仕掛けるテロの規模も前作を遥かに上回るものである。過去のシリーズのように閉鎖的な空間だけでは終わってないため、爆破などで巻き込まれた人の数も計り知れない。まさに”巻き込み型アクション”の最高傑作と言えよう。実際にこのようなテロがあったらマジ恐ろしすぎるけど…。
今回のキーパーソンを演じたジャスティン・ロングもなかなかのはまり役だった。ジョン・マクレーンの気の強い娘を演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッドの演技、そしてルックスも最高である。鑑賞中、クリフ・カーティス演じるボウマンが実は本作の黒幕だと予想していたのだが違ったようだ。どうも彼は『コラテラル・ダメージ』で演じたテロリストのイメージが強過ぎてあまり良人には見えない(笑)
まあとにかく娯楽大作としては十分な出来の作品だったと言える。シリーズものとして見るかどうかは別として、何かスカッとさせたいときにこのアクションを観れば、嫌なことが全て吹き飛ばされるに違いないだろう。