シネブログ

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『スネーク・フライト』

2007年06月03日 13時19分41秒 | 映画レビュー
原題:SNAKES ON A PLANE
製作年度:2006年
上映時間:107分
監督:デヴィッド・R・エリス
出演:サミュエル・L・ジャクソン 、ジュリアナ・マーグリーズ 、ネイサン・フィリップス 、ボビー・カナヴェイル 、フレックス・アレクサンダー 、トッド・ルイーソ
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
リゾート地ハワイで青年ショーン・ジョーンズは、偶然、ある殺人を目撃してしまう。それは、大物ギャング、エディ・キムが自らを刑務所に送ろうと腐心していたロサンジェルスの著名な検事を殺害する現場だった。唯一の目撃者ショーンをLAの大陪審で証言させるため、ベテランFBIエージェントのネヴィル・フリンが護衛につく。しかし、キムはショーンの口を封じるため、彼が乗り込んだLA行きの便に大量の毒ヘビを積荷として忍び込ませていた。やがて、飛行機が遥か上空に達するや、時限式の箱が開き、ありとあらゆる種類、サイズの毒ヘビたちが一斉に解き放たれるのだった。



コメント:
これは最高におもしろいおかしい映画だ!!
本格B級パニック・ムービーと銘打っているだけあって、まさにその道を徹底的に作り上げた作品である。飛行中のジャンボ機内で数千匹の毒ヘビが乗客たちに襲いかかるという、今まで観たことがありそうで意外となかったストーリー展開に存分と楽しませてもらうことができた。

本作はとにかく蛇が襲ってくるパニック映画。ツッコミどころ満載なので、鑑賞中にツコッミ入れながら観ると数倍楽しめること間違いなしだ。B級映画とはいっても、映像の出来はとてもよくできているし、また最後まで”蛇”ネタ満載で飽きることがなく気楽に楽しめる。まだ観てない人にはぜひ鑑賞して頂きたい作品だ。


-----以下、完全ネタバレなので鑑賞後に読んだほうがいいかも-----



個人的にオススメな、ツコッミどころというかおもしろネタをいくつか紹介しよう。

おもしろネタその①
なぜ機内に大量の蛇が搭乗することになったのか?それは殺人事件を目撃されたある組織のボスが、その証人を殺すべく飛行機ごと始末しようとしたからである。蛇は変温動物だから搭乗チェックに引っかからず乗せることができたらしい。いや…あり得ない。たとえ温度チェックを通過したからってその後箱の中身を確認するでしょ。ってか飛行機を落としたいなら爆弾しかけりゃいいじゃん(笑)

おもしろネタその②
ホラーではおきまりの機内エッチ。まさに『スクリーム』でもネタになっているホラー映画で生き残るための3つのルールの1つ”セックスはご法度”というのがピッタリの演出だ。機内のトイレに入ってエッチしまくりのカップル。おいおい、そんなに激しくやったらバレるだろ。ってやっぱり客室乗務員にはバレちゃったし(笑)しかもその乗務員のツッコミが「この男はなかなかやり手ね…」って言ってる場合かよ!実はカップルは中で蛇と格闘中なのでした。しかも蛇が噛み付いたところが女の乳首!?まさにパイオツなシーンであった(爆)

おもしろネタその③
でた!『グレムリン』以来の電子レンジ爆死シーン。見事に蛇が破裂してくれます。

おもしろネタその④
乗客が蛇に殺されるシーンはどれも見もの。トイレ中に急所を噛まれたり、丸呑みにされたり、ゾンビ映画さながらの集団攻撃だったり、あらゆるネタを出しつくしたと言ってもいいほどバラエティに富んでいるのだ。そして蛇に殺されたあとの死体がなんともグロテスクなこと。

おもしろネタその⑤
まあこれもおきまりな展開なのだが、パイロットは蛇に殺されてしまう。搭乗者の中で操縦できる人は?って展開になるのだが、意外とあっさり操縦の経験者を見つけることができる。だが、この人何か様子がおかしい。いざ、着陸態勢に入ったときその実務経験の詳細が判明。なんと操縦の経験はPS2(プレイステーション2)でのゲームだったというオチ。このときのサミュエル・L・ジャクソンとの会話のやりとりがおもしろい。

おもしろネタその⑥
蛇を一掃した方法は?機体に銃で穴を空け、全てを吸い出すというやり方。こんなことって可能なの?という疑問が残るが、この大胆なやり方には観ていてドキドキするものがあった。なかなか奇抜な発想でウケルこと間違いなし。

おもしろネタその⑦
エンドクレジットに流れるのは、コブラ・スターシップというバンドの『Snake on a plane』という曲のPV。個人的にはこれがなかなかお気に入り。いかにもバンドの宣伝って感じがしたが、映画のテーマに合った歌なので別に許してもよい。


僕が気に入ったネタはこれくらいかな。他にも随所におもしろネタがあるのでお気に入りのシーンが必ず見つかるはず。ま、ぶっちゃけ蛇が苦手な人はこの映画観れないだろうけど…。