極楽とんぼは風まかせ

東は東、西は西。交わることなき二つとはいえ、
広い太平洋、東の風が吹き、西の風が吹き・・・

ダサいファッション世界ワースト10

2011年09月16日 | 今日の風の吹きまわし
金曜日。曇り空。眠い。涼しい。そろそろもう少し厚いブランケットに取り替えなくちゃ・・・と、つら
つら考えながら正午に起床。ポーチの温度計は13度。なんだか眠くてやる気が出ない・・・。

それでも、朝食を済ませてオフィスに下りてきて、奥の小部屋に行ったら、ああ、ウォータークー
ラーがまた水漏れ。水のボトルに欠陥があったのかなあ。クーラーの上に約19リットルのボトル
を逆さまにセットして下の方にある栓から水を出すと、その分だけ中の冷蔵タンクに水が補充さ
れて、ボトルには空気が送り込まれるしくみ。タンク内の水の量は気密状態での圧力の釣り合
いで溢れないようになっているんだけど、ボトルに小さなひびが入っていると、そこから空気が
入って気密性が破れ、ボトルの水がどんどんタンクの中に流れ出て、タンクから溢れた水がクー
ラーの下から床に流れ出して来る。ボトルは何度も再利用されるから、2、30本に1本は事故が
起きる。気がつけば使わずに取り替えてもらえば良いけど、知らずにクーラーにセットしてしまっ
たら洪水が起きてしまうからやっかい。

ま、何度かそういう事故があった経験から、クーラーの下にビニールシートを敷いてあったので、
床の被害はごく微少で済んだけど、それでも4センチくらいの深さに水がたまっていたから、いっ
たい何リットル溢れたのか。眠いな~なんていってる場合じゃない。電源プラグを抜いて、まだ
水が残っているボトルを外して、タンクの水をボウルに出し切って、軽くなったクーラーを床に敷
いたタオルの上に移して、まずは溢れ水の処理。そばにあったプラスチックのコップですくっては
バケツに空ける。すくえなくなったら、残った水をシートの四隅をまとめて持ち上げて園芸ルーム
の流しへバシャッ。シートが劣化していたので、去年のバスルームの改装で使った残りの内装
用の分厚い防湿シートのロールからはさみで適当な大きさを切り出して、四隅をステープラーで
止めて新しい水受けを作った。ついでに、酢を持って来てタンクの中を掃除して、部屋の隅にお
いてあったテーブルの天板を置き台にして、水受けを置いて、クーラーを設置。新しいボトルを
よっこらしょっと載せて、電源プラグを差し込んで、事故の後始末とメインテナンスの作業は完了。
あ~あ、くたびれた~。

おかげで眠気はすっかり吹っ飛んだけど、思わぬ「大仕事」でやる気の方がちょっとあやしい。
でも、日本は三連休だから、とりあえず日本時間の火曜日朝が期限のものは土曜日と日曜日で
やっつければ十分間に合うと(またまた)高を括って、洪水騒動で読み損ねたニュースを読んで
回る。どこかのメディアのファッショニスタがバンクーバーを「ダサいファッションのワースト10」
に上げたということで、ああだこうだ。バンクーバーっ子のファッションがダサいのは、スパンデッ
クスのヨガパンツをはいて街を闊歩しているからだとか、新聞サイトに載った写真はぴちぴちに
締まったヨガパンツのお尻の大写し。う~ん、小さくて全然ふくよかじゃないワタシのお尻と比べ
たら、ウェストから逆さハート型に形が整ったお尻はセクシーで女らしくて羨ましいんだけど、そ
れを見せるのはダサいの?ま、好き勝手にカジュアルで、他人のファッションにいちいちケチを
つけないのがバンクーバーっ子の気風で、それがウェストコースト文化のいいところ。

この「ワースト10」にはカナダの首都オタワが「保守的過ぎる」という理由で8位に入っているか
ら笑ってしまう。対照的なのがバンクーバーに次いで第4位だった「原宿」。世界のサイバーパン
ク・フュージョンのファッションのメッカである原宿が選ばれたのは、「みんなが人と違って見える
ようにがんばった結果みんな同じに見える」から。写真には水玉模様のピンクのふりふりドレス
を着て茶髪の頭にピンクのおリボンをつけた「カワイイ」ファッションの(20代後半っぽい)オンナ
ノコ。そういえば、日本国政府はアニメやカワイイ・ファッションを「クール・ジャパン」とか言って、
車やエレクトロニクスに次ぐ日本が誇る輸出品として世界に広める方針だとか。じゃあ、ランキン
グ大好きの日本でも「ダサいファッション」ランキング上位入賞は新聞に載らないだろうな。お披
露目をしたばかりのロゴマークはちょっとダサいと思うけど。

原宿の下、第5位に入ったボストンは「プリーツのカーキで、ソックスを履いてボートシューズ」と
いう悪趣味ぶりが認められたらしい。あはは、それってもろにLLビーンのカタログのイメージじゃ
ないの。第7位になったサンフランシスコ/シリコンバレーは、Facebook創始者のマーク・ザッ
カーバーグを引き合いに出してひと言、「スタイル(品格)の欠如」。そうか。彼はいつもTシャツ
にジーンズだもんな。改まった服装をさせたらまるで案山子みたいに見えてしまう。でも、そうい
うカジュアルなところが学生気分の抜けない若者が億の財を成せるシリコンバレーの文化なん
だと思うけど。ちなみに、ランキングのトップは「デニムの短パン、Tシャツにビーサン」のフロリダ
州オーランド、2位は「アロハシャツ」でハワイのマウイ島。まあ、どっちもバケーションで行く観光
地なんだから、気を許してダサいファッションでもいいんじゃないのかなあ。

まったくもって、ファッショニスタは「うるせ~な」。人さまの服装にいちいちチェックを入れてイケ
てないの何のと言っている方がよっぽどダサいと思うけど、あ、「ダサい」もそろそろダサい言葉
かな。ファッション(流行)の移り変わりは加速度的に速くなるから、目が回りそう・・・。