なんか朝から風が吹いて、嵐っぽい土曜日。やたらと寒くて、やっとこさ10度。木曜日に外食したことだし
ということで、 今日は引きこもりということにした。ツレアイ君が何とか赤くなりそうなトマトをみんなもいで
きたので、セカンドキッチンのカウンターは緑と赤のトマトがごろごろ。いったい何十個あるんだろう。
今年は、キュウリは種に混じっていたカボチャに圧倒されてしまって、ほんの数個しか育たなかったけど、
トマトはすごかった。ツレアイ君が育てた葉っぱものの野菜はみんな若葉を摘んでメスクランにしている。
このメスクランは南仏が発祥地だというサラダで、最近はスーパーでも売っているけど、葉を摘み取るのに
人手がかかるせいか、けっこう高い。だけど、家庭菜園なら手っ取り早い。レタスにほうれん草、タア菜に
ミズナ。マスタードから果てはビーツの葉まで、7、8センチくらいのうちに摘み取って混ぜるだけ。何日か
すればまた葉が出てくるから、水と少しばかり肥料をやっていれば、数株ずつ植えるだけで、夏中いつも
採れたてのミックスサラダが食べられて、すごく効率的なのだ。来年は大根やカブの葉も試してみるとか。
9月最後の週末。週明け早々に納期の仕事にかかる。きのうは魚の話だったけど、今度のは民事裁判の
訴状だの応答だのざっと50ページ。こういうのは野次馬的にやれておもしろい。何たって北米は訴訟社会
なもんで、ええ?というようなことで訴訟が起きるところなのだ。もっとも、弁護士の数も多いから、それだけ
弁護士も競争が激しいし、生活がかかっているわけだけど。ワシントンかどこかだったか、女性の判事が
お気に入りのコートを台なしにされたと、ドライクリーニング屋に何万ドルというとてつもない賠償請求して
話題になった。この判事女史、かなりのイジワルなのか、服代の弁償でいいじゃないかという声をよそに、
訴訟を起こした。かわいそうなのはクリーニング屋。零細ビジネスだから、そんなお金はないし、弁護士を
雇って戦うこともできない。その後どうなったか知らないけれど、たぶん裁判所は「アホくさ~」と訴えを却下
したんじゃないかな。Frivolous litigation(くだらない訴訟)の典型例だろう。
仕事の訴訟はもう少し切実な話だ。中立の裁判所で決めてもらうのが一番ということもたくさんあるのだ。
どこぞの国みたいに、言い分を聞くでもなく被害者に「おまえにも悪いところがある」と喧嘩両成敗の原則を
振りかざしていたら、倫理は地に落ちる。人を傷つけておいて、「おまえも悪い」と、他人を踏みつけたまま
逃げられる。双方の言い分は水洗トイレにジャーッと流し、モラルに反することをした方がやり逃げで勝ち、
傷ついた方は腹ふくるる思いを抱えたまま黙るしかない。
喧嘩両成敗を考え出したのは徳川幕府だったっけ。問題解決能力のなさを棚に上げて、有無を言わせず
両方とも処分してしまえなんて、なんともいい加減。どうりで「公正な大岡裁き」が伝説になっちゃうはずだ。
喧嘩両成敗は正義じゃない。でもまあ、ソープボックスは横においといて、仕事のピッチを上げなくちゃ・・・
ということで、 今日は引きこもりということにした。ツレアイ君が何とか赤くなりそうなトマトをみんなもいで
きたので、セカンドキッチンのカウンターは緑と赤のトマトがごろごろ。いったい何十個あるんだろう。
今年は、キュウリは種に混じっていたカボチャに圧倒されてしまって、ほんの数個しか育たなかったけど、
トマトはすごかった。ツレアイ君が育てた葉っぱものの野菜はみんな若葉を摘んでメスクランにしている。
このメスクランは南仏が発祥地だというサラダで、最近はスーパーでも売っているけど、葉を摘み取るのに
人手がかかるせいか、けっこう高い。だけど、家庭菜園なら手っ取り早い。レタスにほうれん草、タア菜に
ミズナ。マスタードから果てはビーツの葉まで、7、8センチくらいのうちに摘み取って混ぜるだけ。何日か
すればまた葉が出てくるから、水と少しばかり肥料をやっていれば、数株ずつ植えるだけで、夏中いつも
採れたてのミックスサラダが食べられて、すごく効率的なのだ。来年は大根やカブの葉も試してみるとか。
9月最後の週末。週明け早々に納期の仕事にかかる。きのうは魚の話だったけど、今度のは民事裁判の
訴状だの応答だのざっと50ページ。こういうのは野次馬的にやれておもしろい。何たって北米は訴訟社会
なもんで、ええ?というようなことで訴訟が起きるところなのだ。もっとも、弁護士の数も多いから、それだけ
弁護士も競争が激しいし、生活がかかっているわけだけど。ワシントンかどこかだったか、女性の判事が
お気に入りのコートを台なしにされたと、ドライクリーニング屋に何万ドルというとてつもない賠償請求して
話題になった。この判事女史、かなりのイジワルなのか、服代の弁償でいいじゃないかという声をよそに、
訴訟を起こした。かわいそうなのはクリーニング屋。零細ビジネスだから、そんなお金はないし、弁護士を
雇って戦うこともできない。その後どうなったか知らないけれど、たぶん裁判所は「アホくさ~」と訴えを却下
したんじゃないかな。Frivolous litigation(くだらない訴訟)の典型例だろう。
仕事の訴訟はもう少し切実な話だ。中立の裁判所で決めてもらうのが一番ということもたくさんあるのだ。
どこぞの国みたいに、言い分を聞くでもなく被害者に「おまえにも悪いところがある」と喧嘩両成敗の原則を
振りかざしていたら、倫理は地に落ちる。人を傷つけておいて、「おまえも悪い」と、他人を踏みつけたまま
逃げられる。双方の言い分は水洗トイレにジャーッと流し、モラルに反することをした方がやり逃げで勝ち、
傷ついた方は腹ふくるる思いを抱えたまま黙るしかない。
喧嘩両成敗を考え出したのは徳川幕府だったっけ。問題解決能力のなさを棚に上げて、有無を言わせず
両方とも処分してしまえなんて、なんともいい加減。どうりで「公正な大岡裁き」が伝説になっちゃうはずだ。
喧嘩両成敗は正義じゃない。でもまあ、ソープボックスは横においといて、仕事のピッチを上げなくちゃ・・・