リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

誕生日は太陽の周りを76周したお祝い

2024年04月26日 | 日々の風の吹くまま
4月25日(木曜日)。🌧。よく降ってるなあ。これから1週間は雨模様だって。でも、今日はワタシの76歳の誕生日。へその緒を巻いていていたために難産の末に仮死状態で生まれたので、いつも冗談半分に「半分死んで生まれたの」と言っていたけど、思春期のあたりからずっと漠然と何かが欠けているような気持があったな。それでも大人になってがむしゃらに働いて燃え尽きそうになったときに「生まれた時に生きなかった半分」と再会してやっと自分が完成した気がして、そんなこんなで頑張っているうちに76年も生きたと思うと、何か不思議な力が働いているのかもしれないと思ってしまう。やっぱり春に生まれた子には新しい命が芽吹く春の生命力のようなものがあるのかな。

雨の中をウォーキングに行って来て、夜のご馳走に備えてランチはちょっと軽め。午後にシャワーをして、よそ行きのしたくをして、カレシのしたくができたら時間を見計らってウーバーを呼ぶ時間。夕方のラッシュだから走っている車が多いのか、ずらりと並んでいる車はどれも到着まで「あと2分」。リストのトップをクリックして手配、ピックアップの場所(マンションの前)を確認。エレベーターを待ちながらスマホを見いていたら、地図の上で車のアイコンが7番ストリートを上がって来て「あと1分」。あと100メートルになって、ロビーに下りたところで「あと0分」になって、間もなく玄関前にサイトの写真と同じ白い車が横付け。今日はトヨタのEVプリウス。ウーバーは個人が所有する車だから実に多種多彩で、いろいろと違う車を試して見られるのがボーナスかな。バンクーバー市内に入ったところでかなりの渋滞。雨の中を家路を急ぐラッシュアワーだからしょうがない。それでもレストランの前に着いたのは予約の10分前で、所要時間56分。カレシが運転していたらこうは行かなかなかったな。渋滞でイライラして2人ともストレスいっぱいで、間に合ってもせっかくの誕生日に水を差された感じになりそう。

カレシがオンラインでBlue Water Caféに予約を入れたときに、「特別の日ですか」という欄に事前に「誕生祝い」と入れたので、テーブルに着いたら、担当のサーバーさんが突き出しのパンと2種類のパテと一緒に手書きのカードを持って来た。(このために予約の時に前もって聞いておくわけ。)このレストランはシーフードがメインだから、ワインはニュージーランドのソヴィニョンブランをカラフで注文。前菜はお二人様シーフードサンプル。ホタテのセヴィチェが一番下で、次にカニとエビのサラダ、白まぐろのタルタル、スモークサーモンのテリーヌと小皿がタワーに積み上がっていて、なかなかの趣向。メインは、カレシはホタテ、ワタシはギンダラの酒味噌焼き。ごまとシイタケの入った「ダシ」がおいしかった。(このレストランには日本人のシェフが担当する寿司バーがある。)






サーバーさんに写真を撮ってもらって、冗談をかましながらの軽いやりとりを楽しんで、おいしいディナーに感激して、デザートはサーバーさんおススメのチョコレートラヴァケーキ。ラヴァ(lava)というのは溶岩のことで、こんもりとした温かなケーキに穴を開けるとチョコレートがとろぉ~っと流れ出て来る。カロリーが高そうだなあと言いながらも2人とも大いに満足。エスプレッソで仕上げたら、いつも出て来るひと口スィーツが今夜は「シェフが作った」2品。お皿にチョコレートでハッピーバースデイと書いてあって、火の点ったろうそくが1本。「お願い事してね」とサーバーさんに促されて、ムニョムニョと考えてろうそくの火を吹き消したけど、お願い事はヒ・ミ・ツ。支払いをして、ウーバーを呼んで、雨を避けてオーニングの下でスマホを見ながら待機。車はキア(起亜)フォルテ。行きと打って変わって我が家まではすいすいと33分。うん、気分もおなかもハッピー。ワタシにとって誕生日はまた1年生きたこと(Arts Club流では「太陽の周りを1周したこと」を祝う日。よぉし、あと24周してやるぞぉ。




誕生日前夜~後期高齢者の自分観察

2024年04月26日 | 日々の風の吹くまま
4月24日(水曜日)。🌧☁。予報通りの雨。ワタシの「バースデイ・イヴ」なんだけど何か寒々として風景。もっとも、ワタシが生まれた日には雪がちらついていたそうなので、雨がしょぼついているくらい何てことはないか。誕生日のメッセージがいくつか届いていて、本番は明日だというのにもうハッピーバースデイの気分。

毎年手作りのEカードを送ってくれる妹が今年は「シンプル・イズ・ベスト」と言ってうきうきしてしまうようなすてきなカード。ワタシがねずみ年なので、いつもかわいいねずみのイラストが入っているのがご愛敬。ほんとに、ねずみのようにいつもちょこまかちょろちょろなところは、この年になってもちっとも変わってない気がする。まあ、年令的には少しは落ち着きが出て来たんじゃないかなあとは思うけど、傍目には今どきの日本語でいう「天然」ということになるのかな。でも、この(日本では「後期高齢者」と呼ばれる)年になったら、ありのままのワタシでいるのが一番疲れなくていいの。いつもいつも周りから振り当てられた「役」を演じていては神経をすり減らすばかりだから・・・。



でも、「天然」とは何なんだとググってみた限りでは、空気を読まないとか話や行動が周りからズレているとか、果ては天然ボケなんて言葉も出て来て、どうもほめ言葉ではないみたい。それでも、「天然だけど頭がいい人」という表現があって、天然なのは問題だけど頭が良ければそれで相殺してもらえるらしいので、必ずしも悲劇的な性格ということでもなさそう。もっとも、「頭がいい」の定義そのものがあやふやだから、どれだけ頭がいいと天然でもオッケーなのかもわからないわけで、人を仕分けするのは至難の業。そう言えば、小学校5年生のときに通知表について来た紙切れのグラフは衝撃的だったなあ。テストの点はクラス上位だったから、ワタシの評価を示す×印が釣り鐘カーブのてっぺんになくて、「坂を転がり落ちたどん底のさらに先の端っこ」にあったことがすごいショックで泣いてしまったっけ。今でいう「偏差値」を表す図らしいけど、親も偏差値なんて言葉さえ聞いたことがなかった時代の話。



ワタシが小学校2年生だったときに知能テストと読書力診断テストがあって、ワタシとしてはちょっと変わったテストをするだけの1日が目新しくて楽しかったんだけど、開校以来最高のIQと読書年齢中学2年という結果で母が校長に呼び出される騒動に発展。「女の子なのが非常に残念。将来が思いやられるからあまり本を読ませないように」と忠告されたんだそうな。昭和31年の話で、ワタシがその話を聞いたのは小学校を卒業した後だったけど、中学高校を通して「規格外れ」と言うことでエライ目にあったから今でも恨めしい気持。高校時代にまじめにテスト勉強をやったのは英語だけで、他の赤点すれすれの教科の教師に呼び出されては「頭がいいのに何でできないんだ」と責められて、今でいう不登校すれすれの心境。うるさく進学を勧められたけど、さらに4年も学校に行くなんて耐えられないと断固拒否したしだい。それでも生きて来れたわけで、「人間」の頭の良し悪しというのは、生来の資質や性格、育った環境、社会文化や宗教などの影響が生まれつきの能力という「人生の種」を何重にも覆っているから、偏差値やテストの成績と言う無機質な物差しだけで判定できるものではないと思う。まあ、76回目のハッピー・バースデイイブってことで・・・。

友だちの東京見物と雲隠れしたクルミの話

2024年04月25日 | 日々の風の吹くまま
4月23日(火曜日)。⛅🌤⛅。わりと早く(といっても8時だけど)に目が覚めて、おなかが空いたのでそのまま起床。明日からは雨の連続という予報だけど、そのせいかな。今日は朝から肩から腕にかけて痛い。左手の親指の付け根も痛い。やっと治った右膝の擦り傷の痕もチクチクと針で突かれているように痛い。派手に転んで擦りむいてからもう2ヵ月になるけど、左は赤黒い痕が残っているだけになったのに、傷が大きかった右はまだでこぼこした大きな赤黒い痕の真ん中が白い薄皮になっていて、剥けそうだけど爪で引っ掻くと痛い。もしかして傷が深かったからケロイドになるのかな。膝小僧に不気味な目玉なんて、スカートをはけないなあ(なんて言いながらジャンパースカートで歩き回っているけど)。

朝ご飯を食べながら、ヴァレリーの引退祝いで今夫婦そろって日本を旅行中のトッドがFBに載せる観光日記を読みながらカレシとおしゃべり。日本は初めてで日本語はわからないけど、旅慣れた2人のこと、赤坂の「高級」ビジネスホテルの部屋の小ささに仰天したり、ホテルの朝食バフェのメニューに目を丸くしたりと、目いっぱいに楽しんでいる様子。東京滞在3日目は、最初の2日間あまりにも歩き回り過ぎたので足がくたびれたと、「スカイバス」という乗り降り自由の観光バスと電車で東京見物。バスの中から東京駅、東京タワー、スカイツリー、築地の寿司屋、かっぱ橋、皇居のお堀、お台場と写真満載。かっぱ橋のシェフの頭の写真には「・・・」となっていたので一帯の説明をコメントし、東京タワーの写真ではすぐそばに徳川将軍家の菩提寺があるから行ってみたら?とコメントし、三越の写真には「デパ地下」の探検を推奨し、お台場の写真はビルの向こうに国際クルーズターミナルがあって秋に行くのよとコメント。私たちもあと5ヵ月とちょっと。このバスで観光するのもおもしろいかも。

朝ご飯が終わって、うろうろしながらスマホで新聞を読んでいたら、何やら洒落が満載だけど笑うに笑えない記事。何でも大手スーパーの物流を担当している下請け会社が「消えたクルミ」に関連して運送会社3社を相手取って損害賠償訴訟を起こしたそうで、事の始まりは1年半前。原告がメトロバンクーバーにある倉庫からカルガリーの倉庫に向けて発送した袋詰めのクルミ約20トン(小売値で5千万円!)が下請けの運送業者の指示の誤りで孫請けの業者がカルガリーよりももっと東のサスカチュワン州のレジャイナの倉庫に運び、予定になかったのでスペースがないと拒否されために別の倉庫に転送して。そこで3週間保管。その後別の孫請け業者にさらに東のマニトバ州の牧場に配達するように指示があって、倉庫から出たクルミは配送先に向かったはずなんだけど、いったいどこへ行ってしまったのやら・・・。


こんなのが20トンも?

わりとのんきな1日が過ぎて、日が暮れてまだ薄明かりが残っている空に月の出。今夜は満月で、ずいぶん大きく見えるなあ。明日の天気予報は雨、木曜日も雨模様。金曜日も雨模様。週末も雨模様。旱魃の心配をしているところだから、文句は言えないけど・・・。


8時40分

9時15分

アイスホッケーのプレーオフは白いタオルを振って応援

2024年04月23日 | 日々の風の吹くまま
4月22日(月曜日)。☀。きのうのんびりしたせいか、よく眠った感じ。朝方の空気はまだちょっと冷っとしているけど、日が差せば気温は2桁。だって5月が目の前なんだから、そう来なくちゃ。そろそろ衣替えの時期だし、冬の室内着の七分袖のTシャツはみんな同じところに穴が開いちゃったから、もう半袖。寒いと思ったらチュニックを羽織ればいいもの。

ウォーキングに行く途中のエレベーターに20階で乗って来たヘルメットを手に持ったパパと黄色いヘルメットをかぶった男の子の2人連れ。おはようと声をかけたら、息子君はちゃんと「おはよう」。学校に行くところ?と聞いたら「保育園に行くところ」。じゃあ、友だちと遊べるのねえと言ったら「うん」。そこでカレシが「そのヘルメット、いいね」と言ったら、息子君はヘルメットをなでながら「これ、もう古いヤツなの。新しいのが欲しいんだけどね」とパパの方をちらりと見たので、笑って見ていたパパは爆笑。保育園児にしては大人びた話し方が何ともおかしかったけど、ご当人は真顔で「ちょっときつくなって来たから新しいのがいるんだ」と言うので、なるほど、頭が大きくなったからきついってことね。何たって頭の中も育ち盛りだもんね。ロビー階に着いて玄関から歩道に出たら、「Have a good day」、「You too」と挨拶を交わして右と左。マンションでは、エレベーターに乗り合わせたらちょっぴり世間話をするか、少なくとも降りるときにこういう軽い挨拶を交わすことがほとんど。アジア人はなぜかひたすら「話しかけんな」オーラを出しまくる人が多いのは対人文化の違いなのかなあ。

きのうはアイスホッケーのスタンレー杯プレーオフ第1ラウンドの第1戦で、久々にプレーオフに進出したバンクーバー・カナックスの対戦相手はナッシュヴィル・プレデターズ。プレーオフの定番になっているのが白いタオル。もう42年も昔の1982年、カナックスがプレーオフに進出できるかどうかというシカゴでの試合で審判の1人にノーゴールにされるやら、連続してペナルティを取られるやらで、腹を立てた当時のニールソン監督がスティックの先に降伏を示す白いタオルを付けて高々と差し上げ、同調した選手2人と共に退場になったのが事の始まり。シカゴから帰って来たチームをファンが白いタオルを振って迎え、その後の試合でもアリーナは白いタオルの波。勢いづいたカナックスは決勝まで進んでニューヨーク・アイランダースに負けたけど、そこからプレーオフの試合で白いタオルを振って応援する「タオル・パワー」と呼ばれる慣習が始まったのだった。今アリーナの外にはタオルを掲げたニールソン監督の銅像が立っている。で、きのうの第1戦で試合前にリンクの中央で白いタオルをかけたスティックを差し上げていたのは、今年の1月初めに試合に必ず付き添っていたお父さんを交通事故で亡くした14歳のホッケー選手。ホッケーを愛したお父さんへのトリビュートと少年への激励だそうな。未来のカナックスのスター選手になるかもしれない少年のタオル・パワーが全開したようで、試合はカナックスが4対2で初戦を飾って幸先の良いスタート。


(バンクーバー・カナックスがX(ツイッター)に載せた写真)

バンクーバーでのアイスホッケーについては他にもいろいろいろなエピソードがあって、未だに忘れられていないのが前回プレーオフで決勝に進出した2011年の「スタンレー杯暴動」。ホッケー関連の暴動は初めてのことじゃないんだけど、ボストン・ブルインズとの決勝最終戦で惜しくも負けてスタンレー杯を逃して、その直後にバンクーバーのダウンタウンで大規模な暴動が発生。放火や略奪で荒れ狂う中で、路上に横たわっている女性に男性がキスをしている1枚の写真が世界のメディアを駆け巡って大ヒット。(Getty Images所有になっているけど、Stanley Cup riot kissingで画像をググれば見られる。)たまたまバーからの帰り道に暴動に巻き込まれて警察隊に押し倒され、動転して半狂乱になっているガールフレンドを落ち着かせようとしたんだそうで、付き合って半年だったという2人はその後結婚して男性の母国のオーストラリアに移り、今では子供もできて西オーストラリアのパースで彼はクラフトビールのパブを営み、彼女はエンジニアになって仲良く暮らしているそうな。プレーオフ第2戦は明日。はて、どうなるかな。がんばれ、カナックス!

こういうのどかな日曜日もいいもんだ

2024年04月22日 | 日々の風の吹くまま
4月21日(日曜日)。⛅🌤。なぜかちょっと早く起きたので、朝ご飯の後で掃除を始めたのもいつもより早め。暖かくなって窓を開けたりバルコニーやデッキに出入りすることが増えたので、埃は少し多め。箒を持ってオフィスに入ったらカレシがPCの前に座っているので、掃除の日よぉ~と言ったら、「忘れてたっ」。はあ。ワタシがダスターをかえて回っているのに気付かなかったなんて、春の陽気でぼけちゃったのかな。

でもまあ、さっと立ち上がってごみ箱をつかんで出て行ったからエライ。自分でスプレーボトルに洗剤を注ぎ足したのもエライ。トイレとシンクとカウンターと鏡だけながら、旧居では何もやらなかった人が、9年前に越して来て以来ずっと自発的に2つのバスルームを掃除しているのはエライ。掃除機をかけた後でま新しいモップで先週できなかった床拭き。シュッシュと洗剤を吹き出すスプレーが小気味よくで、思わず気合を入れてごしごし。寝室とバスルーム、オフィス、ダイニング、リビング、キッチンと園芸ルーム、入口ドアとバスルームの順に拭いたら新品のパッドは真っ黒け・・・。



掃除が終わったらすぐにウォーキングに行って来て、帰って来たら11時40分。カレシが「ランチは何?」と聞くので、時間があるからちょっと考えてオニオンスープ。大きな玉ねぎ1個を丸々刻んでいたら目に染みて痛いったらないし、涙がボロボロで目がかすむし。でも、バターとオリーブ油で時間をかけてじっくりと炒めて、牛骨のブロスを入れて作ったスープは塩分控えめでシンプルだけど味はリッチ。おなかがいい気分になったところで、シャワーをしてから洗濯。洗濯機も乾燥機も大きいので、週一の洗濯でも2人だけなら1回で済んでしまうから、午後は洗い上がったのを乾燥機に移すだけで、キカイが回っている間はのんびり。晩ご飯はスペアリブを作るつもりだったけど、カレシの要望でプライムリブのハンバーグ。ヴィクターのお父さんがリブローストを挽いて作っているものなので、普通のひき肉のハンバーグよりも脂身が少なくてあっさりと肉そのものの味わい。ほんと、我が家はかなりの薄味が定番になったねえ。年のせいかしら?






午前中は曇りがちだったけど午後には晴れて、金魚鉢オフィスの窓の外は青空に白い雲、灰色の雲、黒い雲。やることは明日に回して、午後4時を過ぎたらカレシがマティニを作って、チーズを摘まみながら「バー」のスツールで2人の時間。夏時間の今は日の入りは8時過ぎ。食後のコーヒーを飲み終わってさぁてというところで、カレシがダイニングのパティオドアを指して「おい、見ろよ」。よく見たら、わっ、ハチドリ。パティオドアの外を忙しなく右に左に上に下に、リビングの窓の外を右に左にと飛び回って、入れてくれないやと諦めたのか上の方へ飛んで行ったけど、まだ花が咲いてなくてごめんね。どこに巣を作っているのか知らないけど、ハチドリも春なんだなあ。そのうちに太陽が傾いて、空の雲も何となく夕暮れがかった色・・・。




土曜日はのんびりする日と決めているんだけど

2024年04月21日 | 日々の風の吹くまま
4月20日(土曜日)。☀🌤⛅☁🌧☁。とっても晴れやかな朝。何かやたらと静かなのは、川向こうのサレーではシーク教の春の祭であるバイサキのパレードをやっているからかな。インド系の人口が多いこともあるけど、50万人以上の人がパレードを見に来ると予想されているとか。ウォーキングはカレシの10時のレッスンが終わってからで、どうみても暖かそうなのでTシャツ1枚で外に出たら、あは、風が強くてちょっと冷たい。雨の予報、当たるのかな。

土曜日はワタシの週末ということにしたので、ひたすらのんびり。と言っても、まずはバンクーバーのマーケットに出ているきのこ屋のマットに今日は何があるのかテキスト。返って来たメッセージは「何でも少しずつあるよ」。それじゃあ、帰りに少し荷物を軽くしない?手伝うよとテキスト。返事は「オッケー。届けるところが2、3ヵ所あるから、近づいたらテキストするよ」。うれしいね。今日は何があるのかな。先に寄るところがあるなら「もうすぐ」のテキストが来るのは5時近いかな。それではと道路向かいのLondon Drugsに走って新しいモップをゲット。ここは誕生日にギフトカードをくれるし、ポイントも貯まっていたのでえいっとまとめて使ったら半額になっちゃった。意気揚々と帰って来たら今度は来週の誕生日に行くレストラン選び。土曜日ごとににおしゃれなレストランで外食していたのは20年以上も昔。その間に廃業したところがいくつもあるし、新しく開店したところもいくつもあって、年月というものを感じるな。よく広告を見かける新しいイタリアンに興味があって調べてみたけど、ドレスコード`なんかがあっておしゃれを通り越して仰々しく気取り過ぎ(値段もすごっ)。結局は昔よく行ったフレンチのLe Crocodileに決定。近々オーナーシェフのミシェル・ジャコブが引退して、シェフの弟子で昔アメリカ版『料理の鉄人』で一躍有名になったロブ・フィーニーが引き継ぐそうなので、その前に食べ納め。

のんびりするはずがヘンに勢いづいて、エアコンの報告書をもう一度読み直して、ルーフデッキに出てコンサルタントが提案した設置場所を眺めて、「提案」ということは可能なところなら他の場所でもいいってことだと気付いて、だったら室外機をオフィスと寝室の間の外壁に置いて(電源もあるし、近いところに排水口もあるし)、室内機もすぐ内側の壁のオフィス側と寝室側に付ければ簡単じゃないの。ということで図面の印をつけ直し。配電盤は(なぜか)本来は寝室であるオフィスの中にあるからちょうど良さそう。広いルーフデッキのある我が家と隣はエアコン設置の条件では一番。まあ、専門家が見たらいろいろと問題点を見つけて来るだろうけど、提案してみて損はないな。あしたにでも業者に声をかけておこうっと。



マットが来たのは雨が降り出した5時近く。まだランプスとマイナーズレタス(Claytonia perfoliata)とユキザサとワタシが好きなコゴミが採れているのはうれしい。他に野生のカラシナがあって、マットは「サラダに入れてもいいけど、苦いからちょっと茹でて食べた方がいいよ」。きのこはモレルが出て来ているそうで、サンプルとして1個だけ。最後に小さいパフボール(日本ではホコリタケ)。ほとんどに切り目を入れてあるのは、中が黄色くなっていたら食べられないからなんだそうだけど、まだ子供だからどれもむっちりと白い。レシピを探さなくちゃ。何だかあっという間に1日が過ぎた感じだけど、おいしいものを見ると気持ちがリラックスするのは食いしんぼだからかな。うふふ・・・。






雲が切れた束の間にはかない虹


日本食の配達が来て、エアコン設置推奨のお知らせが来て・・・

2024年04月20日 | 日々の風の吹くまま
4月19日(金曜日)。☀。気温が上がって来て、日中にはもう少しで夏っぽくなりそうな陽気。いい気持で起きたのはもう9時近くで、朝ご飯が食べる頃には9時過ぎ。それでも最後にコーヒーを飲みながらスマホ片手にのんびりトーストをかじっていたら、あはは、何じゃいな、これ?



ランチのしたくを始めようという時に電話が鳴って、注文してあった日本食品が配達に出たとメールがあったので、着いたのかと思ってすぐに出たら「テキストメールが来ています」。ええ?着いたら電話をくれれば降りて行くからと注記してあったんだけど、これ、固定電話でテキストを受け取る設定にはなってないんだけどなあ。慌ててロビーに下りて行ったら、見慣れた袋を下げたお兄ちゃんが外のディレクトリから呼出しをかけているところ。玄関のドアを開けて袋を受け取って、電話番号は固定電話なのでテキストを受け取れないのと言ったら、「え、そうなんですか」とびっくり顔。今どきの若い人たちは固定電話を「持ち歩けない携帯」だとでも思っているんじゃないかな。(固定電話を持っていない人も増えているから、違いを知らないのかもしれない。)この次は携帯の番号を知らせた方がいいな。ずっしりと重い2つの袋を下げて戻って来たら、カレシが「電話が鳴ってたけど」。うん、そう、配達の人だったの。さっそく品物をカウンターに出したら、うは、店を始められそう・・・。



ランチができ上ったところで、携帯が(振動で)ズズズと鳴ったのでメールボックスを開いたら、マンションの管理会社からお知らせメール。食べながら読んでみたら、おおっ、いよいよ戸別のエアコン設置が認められるんだ。一昨々年のヒートドーム現象の酷暑で大勢の死者が出たのを教訓に、集合住宅でのエアコン設置を奨励するお達しが州政府から出て、我が家のマンションでも去年コンサルタントに設置の是非、適切な機種などの調査を依頼。その報告書に基づいて先週の理事会で許可の申請受付を始めることが決まったらしい。ランチの後でさっそく管理会社のサイトにログインして報告書を熟読。いろいろなエアコンタイプのそれぞれのプラスとマイナスが列挙されていて、別表Aにはそれぞれの写真。コンサルタントが推奨する小型のスプリットエアコンで、別表Bには各フロアの図面でそれぞれの部屋について室外機の設置場所まで提案。我が家の場合はルーフデッキのダイニングの端と突き出たオフィスの端にあたる隅っこ。



ダイニングとリビングは午後に日陰になるのでエアコンなしでも大きなパティオドアの開閉でうまくしのげるし、キッチンとその後ろのレクルームはバルコニーの奥行きが深いおかげで、終日まったく直射日光が入らなくて涼し過ぎるくらいなので、エアコンが必要なのは一番奥の寝室と金魚鉢のオフィスだけ。特に2人が過ごす時間が一番長いオフィスはシーリングファンとポータブルのクーラーを使ってもまだ暑いので絶対に欲しいところ。オフィスだけと言うことも考えられるけど、ヒートドームの時は寝室もすごく暑くなったので、そんなに広くないから2カ所でも容量のごく小さい機種で十分だと思うから、この際2ヵ所に室内機を付けようということでカレシと意見が一致。さっそく管理会社が推奨する業者2社のどちらかを選んで下見に来てもらって、6週間くらい先の理事会までに許可申請に必要な書類を揃えようっと。エアコンをつけておけばいざ売りに出すという時に有利だし、何よりもオフィスが涼しくなるのはうれしいね。

ゆうべの芝居は笑いと感動がたっぷり

2024年04月19日 | 日々の風の吹くまま
4月18日(木曜日)。☀。ああ、よく寝たっ。いい天気で、今日の予想最高気温は何と18度。つい2、3日前まで寒いとか何とか言ってたのは何なんだろうね。明日とあさっては18度、19度と初夏の陽気で、日曜日だけは雨模様で12度まで急降下するけど、月曜日はまた16度、火曜日は21度。はて、当たるのかなあ、その予報。カナダのど真ん中のサスカチュワン州はマイナスの気温で雪が降っているんだそうだけど・・・。

ゆうべ観に行った芝居はとにかく最高だった。Arts Clubで20年前に初演した地元の劇作家ミシェル・リムル作の『Sexy Laundry』で、その後15ヵ国語に翻訳されて上演されて来たヒット作。今回はそれをアップデートして、2幕だったのを1幕にまとめて、キャストも演出もセットも刷新しての再演。登場するヘンリーとアリスは結婚25年で子供たちも親の手を離れ、倦怠期が行くところまで行き着いた50代の夫婦で、舞台は超モダンなおしゃれなホテルの一室でのある週末。日本で言うならさしずめ超高級ラブホかな(そういうのがあるのかどうかは知らないけど)。アリスは焼け木杭に火を付けようと懸命だけど、元々気乗り薄だったヘンリーはバスルームのタオルが薄っぺらだ、けしからんとフロントに支配人を出せと苦情の電話を入れる始末。


Sexy Laundryのセット

あまり想像力がなさそうで、建築事務所でのキャリアも後進に追い越されたりしてじり貧で、結婚生活どころか人生そのものが燃え尽き気味のヘンリーは、アリスがずっと昔テレビのトークショーの人気者だったセックスセラピストのルース先生の本『Sex for Dummies』を片手にあの手この手で挑発してもエンジンがかからず、しまいには互いに日頃の不満をぶちまけて大げんか。ヘンリーがアリスが何から何まで支配するから自分の居場所がないと怒れば、アリスはヘンリーにあなたは新しいことをやってみようとしない、だから出世し損ねたんだとやり返し、「離婚」の言葉まで飛び出してあわやの危機。その間、客席は笑いが絶えず、ルームサービスで注文したシャンペンが届いて、グラスを手に取ったヘンリーが「何だ、これ。プラスチックじゃないか」と文句を言うところで大爆笑。でも、ヘンリーが浜辺でのセクシーな若い女性との出会いをファンタジーとして語っていたのが実は2人の出会いだったというあたりでほのぼのしんみりとなり、そこからかってのロマンスが蘇って来て・・・。

キャストはヘンリーが白人、アリスは黒人なんだけど、多民族都市のバンクーバーでは異人種カップルなんかざらにいるせいもあるのか、違和感を持った人はいなかったみたい。ストーリーテリングの上でどうしても特定の民族でなければならない場合は別として、Arts Clubの異人種混在の配役はすばらしいと思う。生の舞台劇はストーリーを聞きに行くんであって、映画のように役者の風貌やリアルなセットを見に行くのとは違うもの。(日本では外国の芝居でも日本人の役者が(日本語で)演じているじゃないの。)幕間を省いたおかげで帰って来たらまだ10時前。ウーバーでリラックスして、行きは38分、帰りは31分。これだけでも観劇の楽しさ倍増というところだけど、いやあ、ほんとに久しぶりにおもしろい芝居を堪能したな。

忙しくはなさそうに見えても何となく忙しない日

2024年04月18日 | 日々の風の吹くまま
4月17日(水曜日)。🌤☀。何だかやたらと早くに目が覚めて、トイレに行ったついでに日の出直前の空をパチリ。午前6時10分。山並みの稜線はっきりしていて、へえ、こんなにきざぎざだったんだと感心。沿岸の山脈だけど、標高がかなりあるからかな。朝日が昇るのを待つのも何だからとベッドに戻って8時半までしっかり寝直し。




今日は夜にArts Clubの『Sexy Laundry』のオープニングがあって何となく忙しくなりそうな日。いつものようにウォーキング行って来て、ランチを作って食べてひと息入れたら、まずは晩ご飯にするチャーシュー風ポークローストの仕込み。ネギとランプスと生姜と醤油と日本酒。鍋でざっと煮立てて小さいスロークッカーに入れて、ときどき肉を転がしながら「高温」でとろとろ。次に青りんご5個と甘い赤りんご2個の芯を抜いて、皮をむいて、ざくざくと切って、生姜の高まりとシナモンスティック2本といっしょに吹きこぼれしないように気を付けながら弱火でとろとろ。

ひと息入れたら今度は酒屋とヴィクターの肉屋へ。ヴィクターの一家が道路向かいに精肉店を開いてから今日で満3周年で、記念にローカル産の肉類が全部30%オフの謝恩セール。まずは酒屋に行って、ワタシのムッシュ・ヘネシー(VSOP)2本とトバモリーのジンとサントリーのROKUジンを1本ずつ、そしてヴィクターの店ではときどきあれやこれやとおまけしてくれているから、お礼の気落ちも込めて開店祝いにイタリアのプロセッコを1本。酒瓶4本が入ったトートバッグとスペアリブと鶏の胸肉とステーキと冷凍の鶏の骨が入ったレジ袋を運ぶのは、道路を渡るだけでも顎が出そうな重さで、肩が外れるかと思ってしまった。空の雲が笑っていた・・・。



柔らかく仕上がったポークローストとアスパラガスと大豆もやしのごま油炒めと発芽玄米と押し麦と十穀米のご飯で晩ご飯。半分以上残ったローストはランチのチャーシューラーメンの材料になるし、煮汁もラーメンのスープの味付けに使えるので一石二鳥にも三鳥にもなって便利。晩ご飯が終わったら、あたふたと出かける支度。グランヴィルアイランド劇場までの所要時間をググったら45分。時計をチラ見しながら食洗機にタイマーをセットして、着替えをして、靴を履いて出るだけにしてから、ウーバーのアプリを開いて行き先を入力して、一番上に出て来た「5分」と言うのをクリック。今週は最高20%引きということでいつもより安く済むね。よし、画面の地図に表示される車が近づいているのを見ながら、いざ出発。

園芸センターに行ったり、眺めを楽しんだり・・・

2024年04月17日 | 日々の風の吹くまま
4月16日(火曜日)。🌤。気温は低めで、朝方はちょっと冷え込みがち。きのうはけっこうくたびれたので、今日はちょっぴり休養日。カレシの11時のレッスンがキャンセルになったので、午後には買い物に行くことでもあるしと、思い立って車のバッテリのメインテナンスを兼ねて園芸センターへ。着いてみたらそれほど大きくない駐車場はほとんど満杯でびっくり。平日の午前中で、天気は良くてもまだ風が冷たいというのにこのありさまじゃあ、週末は満員御礼だろうな。車がチビなおかげで図体の大きな車の間に空いていたスペースに駐車できてラッキー。

園芸シーズン早々だから、店の中にはいくつもの棚に花や野菜の種がずらり。その中のひとつの一番下に見つけたのが「Shiso」と書かれた袋。シソの種!とばかりにひと袋ピックアップ。カレシに見せたら、観葉植物でも買うかと言っていたのが「トマトを買おうかな」。大きなテーブルにはトマトの苗がずらり。見慣れた黒いペラペラのプラスチックのポットじゃなくて古紙のパルプを固めたような鉢になっていて、へえ、ここでも再利用できないプラスチック製品が使えなくなったのかと感心。カレシはオレンジ色の実がなるトマトの苗を2本選んで、ちょっと店の中を見て回って、今人気らしいエアプランツのテーブルをひやかして帰って来た。シソは3、4年プランターで種を落としては春に芽を出して来ているけど、何年も繰り返すと香りがなくなるという話を聞いたので、今年はカレシが使っていない小さいプランターで種から育ててみるつもり。ただし、土いじりは好きじゃないので、苗床つくりはカレシにお願いしよっと。

架け替え工事中のパタロ橋は、双眼鏡で見たら今日は主塔のニューウェスト側にもケーブルが張られて、ズームインするといよいよだなという感じ。さっそくカメラを持って来てズームでパチリ。斜張橋のケーブルは主塔の両側に橋桁を伸ばしながら内側から外側に向かって扇を広げるように張って行くんだそうで、完成したら窓からの眺望のど真ん中に陣取って、さぞかし壮観だろうな。窓際に立って「完成図」を創造していたら、上空を何やら派手な飛行機が空港に向かって飛んで行った。写真をちょっと拡大してみたら、何と四川航空のパンダ便。へえ、まだ飛んでいたんだ。モール側の道路向こうで売りに出ているマンションの広告にドローンで撮影したらしい写真があって、我が家がばっちり。マンション前のピンクとブルーのミニプラザも、毎日ウォーキングに行く長いモールも、フレーザー川にかかるクィーンズボロ橋も見えて、羽があって自由に空を飛べたらこんな感じなんだろうな。パンダ便の窓からもこんな風に見えるのかな。





晩ご飯が済んでのんびりクロスワードパズルをやっているうちに夕暮れ時。パタロ橋が完成して、夕日が当たるようになったらすてきな風景になるかな。夕暮れの空を見にルーフデッキに出てみたら、北西の空に不思議な夕焼け雲がかかっていた。明日はもっといい天気になるのかなあ。




運転免許証を更新するのに足は電車とバス

2024年04月16日 | 日々の風の吹くまま
4月15日(月曜日)。☁⛅☁。天気は下り坂の気配で、気温もちょっと低め。ま、雨が降るという予報ではないからいいか。今日は2時にワタシの運転免許証の更新の予約が入っていて、10分前までにメトロタウンにあるICBC(州の保険公社)の免許センターに出向かなければならないので、ウォーキングに行って来たら、ぐずぐずせずにランチのしたく。カレシが車の運動がてら一緒に来ると言ってくれたけど、予約して行っても待たされる可能性がある(と確認メールに書いてある)ので、最初の計画通りにひとり電車でおでかけ。

ニューウェストミンスター駅までは歩いて20分ほどで、8番ストリートの最後の300メートルは急な下り坂(6番ストリートはもっときつい)。そのせいで長い間売れないでいた空き地には道路を隔てたダグラス・カレッジが20階建ての新校舎を建設中で、低層の11フロアが学校の施設で、その上が368人収容の学生寮という計画。駅の改札を通ってエスカレーターでホームに上がったら、いつもは発車するのを見送ることが多い電車が今日は珍しく待っていてくれている。乗ってみたらほぼがら空きなので、もしや?と思ったけど無事に発車。





メトロタウン駅までは10分で、駅を出て道路を渡ればショッピングモールのメトロポリス。面積16万6千平方メートル、地下駐車場は8500台収容のカナダで3番目に大きいメガモールで、駅から来て入ると、免許センターまでは延々と15分の道のり。それでも予約の20分前に着いて、10分ほどうろついてからチェックインの列に並んで、2時ちょっと前にチェックインして「B621」の番号スリップをもらって、待合の椅子がいっぱいだったので壁際に立ったまま、受付番号と窓口の番号が表示されるスクリーンをチラ見しながら待機。予約は10分単位なんだけど、どこでもその通りに行かないのが常で、待つこと30分でやっとワタシの番号が表示されて8番の窓口へ。待っている間に運転免許証とフルネームとサインがあるクレジットカードを財布から出しておいたので、手続きはすいすいと進んで、クレジットカードでピッと支払いするのに4分、カメラのある窓口11番で写真を撮るのに1分。「これでいいですか」とモニターを見せられて、あ、いいです。(撮り直しする女性の多いこと!)新しい免許証が郵便で届くまでの暫定免許証である黄色い紙にサインして免許更新は終了。更新料は7500円のところ65歳以上のシニアはたったの1700円・・・。






モールの中にあるアジア食品の巨大なスーパーT&T(野菜類と魚介類が豊富)に寄って、太い大根と大豆もやしとカットしたごぼうと冷凍のホタテと蛤のむき身を買って駅に向かったら、ちょっとばかり迷子。案内板を見ながら何とかモールを出て、道路を渡って駅に戻って、ニューウェストミンスター駅まで10分。重い袋を下げて急な坂道を登るのは嫌だから、駅下のバスターミナルに降りてちょうど入って来た106番のバスで我が家の道路向かいのバス停まで10分、マンションの玄関まで道路を渡って1分。帰って来たら午後3時半を過ぎていて、カレシに「ウーバーを呼べばよかったのに」と言われて、電車とバスで車の運転免許証を更新しに行くという構図がおかしくなて笑っちゃった。それでも新しい免許証は5年間有効で次回は81歳だから、(買い物もしたけど)延々3時間の「旅」はこれが最後になるかもしれないな。ああ、今日はくたびれた・・・。




日差しが明るい日は心も軽くていいね

2024年04月15日 | 日々の風の吹くまま
4月14日(日曜日)。☀🌤。暖かくなって来た。日曜日が明るいのはうれしいけど、リンビングの床に日が当たって汚れが丸見え。でも、箒で掃こうとすると反射がまぶしくて汚れが見えない。ブラインドを下ろせばいいんだけど、せっかくの日差しを遮ってしまうのも何だかなあという気がして、ヘンに悩めるところだね。掃除の手を休めて架け替え工事中のパタロ橋を眺めて、汗を拭ってまた掃除。双眼鏡で観察したらどうやら最初のケーブルを取り付けたらしい。いよいよ佳境に入ったというところで、これからだんだん橋の形ができて来るのが楽しみ。



モップの洗剤スプレーが壊れてしまったので、最後の仕上げのモップかけは汚れが見えるキッチンのタイルの床だけ。洗剤の容器を外して割り箸で押しながら床にぼたぼたと垂らして、人間モップになってパッドを足で押してごしごしやって大汗。それでも掃除が早めに終わったので、洗い上がった洗濯物を乾燥機に移してから、ウォーキング。暖かなのでチュニックを羽織っただけで十分で、ガラス張りの屋根から日が差し込む2階を4周したら大汗。帰って来たらリビングの窓を開けて風を通して、カレシはルーフデッキのプランターに水遣り。いくつものプランターでたくさん芽が出ているんだけど、雑草かもしれないし、どこからか種が飛んで来て勝手に花を咲かせる金魚草かもしれないし、レタスやシソやマスタードのような食べられるものかもしれないしで、何が何なんだかどれも正体不明。今年は4つだけ花を咲かせたエゾヤマザクラに落ちずにぽちんと残っている丸いものは、花が終わったときに雄蕊と雌蕊をこちょこちょとくすぐってキューピッドをやっていたので、もしかしたら実がなるのかな。楽しみっ。



ひと息ついてランチのしたく。冷蔵庫から出した豚骨ブロスは表面に脂が白く固まっていて、へらでそうっとかき寄せたら、その下はみことにぷるんぷるんのブロス。豚骨は初めてだけどうまく行ったみたい。栄養たっぷり、コラーゲンたっぷりのボーンブロスは美肌効果があるとかで、女性の間ではそのまま飲むのが流行っているらしい。でも、飲み過ぎるとかえって害があるという話で、何でも多ければ多いほどご利益も大きいってわけじゃないんだけど、スーパーフードだの何だのとけしかけられると乗っちゃう人が多いんだろうな。かっては何か困りごとがあると「そのためのアプリがあるよ」と(冗談に)言われたもんだけど、今は美容と健康には「サプリがあるよ」ってことか。




豚骨ブロスを出汁にして、醤油と塩で味を付けて煮立てたスープで冷凍の餃子を茹でて、中華めん1把半を茹でて、ネギを刻んで、極楽とんぼ亭の「いわゆるとんこつラーメン」はあっさりした味ながらブロスのコクが効いていて、感激するほどおいしかった(と自画自賛)。美容はともかく健康維持に欠かせない栄養分はやっぱりおいしいものを楽しんで食べて摂取するのが一番いいと思うな。

晴れ上がった土曜日の1日は

2024年04月15日 | 日々の風の吹くまま

4月13日(土曜日)。☀。午前6時20分。日の出。右膝が痛くて目が覚めたので、ちょっと起き出して足馴らし。転んで両膝を盛大に擦りむいてから1ヵ月半で、ごっついかさぶたは取れたものの薄皮のような白いかさぶたが残っていて、ときどき針の先で突いたような軽い痛みがあるけど、膝蓋腱そのものは無傷だったのは幸いも幸い。でも、薄皮の周りが黒ずんでいるので、向かいに座ったら怖い目が睨んでいるように見えるかもね。

ベッドに戻ってひと眠りして、起床は8時半過ぎ。ゆうべ12時間のタイマーをセットしておいたスロークッカーの豚骨ブロスがちょうどでき上がったところで、蓋を取ったらたくさん入れたランプス(Allium tricoccum;行者にんにくの親戚)のにんにくの香りがふわぁ~っ。冷めるのを待って、ブロスを大きな容器に漉しとって、さらに冷ましてから冷蔵庫の奥へ。こうしてひと晩入れておくと脂が表面に浮いて固まるので、明日の朝に白くなった脂をすくい取れば「低脂肪」の骨ブロス。明日のランチは冷凍庫にある「日式」きょうざを焼いて、極楽とんぼ亭の新メニュー「とんこつラーメン」にしようっと。豚骨ラーメンは15、6年前だったか1人で東京に行ったときに新宿駅で食べたことがあるけど、ワタシの舌には合わなくて、その足で京王プラザに行く途中の横丁で見つけたラーメン屋で「中華そば」を食べて口直しをしたっけ。ラーメン屋をはしごするなんて、今では無理、無理。さて、我が家のとんこつラーメンはどんな味になるのか・・・。



午後は翻訳脚本の書き直しの下準備として、ワークショップで使った草稿を分解する作業。コミュニティの演劇集団が制作したものだから、登場人物の数がものすごくて、脚本と一緒にもらって来たポスターの裏のキャストを数えたら出演者の数は35人。主要な役(5人)以外は数人のアンサンブルが1人何役もかけもちする形をとることになるけど、そういう構成の芝居は見慣れてはいても、実際に割り振りするとなると話は別。さらに、それだけの数の役者がいたら衣装の数もすごい数になるから、芸術監督のアシュリーが「ベビー劇団」と呼んでいて常にいろんな筋からの寄付金や補助金が頼り(と言うか命綱)の零細(というよりも微細)な劇団には負担が大きすぎるな。アンサンブルの使い方は古代ギリシャ劇のコロスを参考にするから、視覚的には理解しているつもりだけど、主要人物以外の役が前面に出ているオリジナルの第2幕は完全に分解しなければならないだろうな。もしかしたら3つも4つもシーンを削って、新しい場をいくつか書かなければならないかも。

今日はマットが息子の誕生日で自分でマーケットに出ていないそうで、新しい山菜はお預けだけど、まだ残っていたコゴミとランプスとカエデの花で「パスタ・プリマヴェーラ」。文字通り「春のパスタ」。カエデの花というのは北アメリカ西部沿岸地方が原産地のヒロハカエデの花で、生のままサラダに入れたり、軽く調理して食べると、あっさりした春らしい青臭さが何とも言えなくおいしい。先週はマットにきのこはどうなっているのか聞いたら、「モレルを1本見つけた」と言っていたので、そろそろシーズンだな。ワタシはモレルのアレルギーが出てしまって1度にせいぜい1本か2本しか食べられないけど、マットは他にもいろんなきのこを見つけて来るので、春はほんとに食べるのが楽しくなる季節。


ヒロハカエデの花

パスタ・プリマヴェーラ

というわけで全面的に書き直しということに

2024年04月14日 | 日々の風の吹くまま
4月12日(金曜日)。☁⛅☀。目を覚まさずに8時までぐっすり眠って、さっさと起床。曇っているけど、晴れて来るという予報。と言っても特別な予定はないので、週末は疲れ休めにしよう。(月曜日は運転免許証更新の予約があるから、忘れないようにしないとね。)けさはバナナがないのでアップルソースをスプーン2杯。火曜日に買い忘れたのかと思ったけど、あ、そうか、まだらに茶色くなったのばかりが残っていたから買わなかったんだ。

ゆうべの劇作ワークショップ最終回は楽しかったな。トフとミケイラとシドニーで読み上げてもらったワタシの台本はいいところを行っていたけど、もうちょっと感情が入った方がいいかなという感じ・・・なんて次のステップを考えながら達成感に浸ってやる気がもむくむく。ワークショップの途中で2幕ものよりも1幕ものにした方がいいかと悩んだりしたけど、ワークショップが終わってみたら、トフの提言もあって脚色よりも資料集とオリジナルの脚本をベースに全編を書き直すことに方向転換。すごい大仕事になった感じがして頭がくらくらするけど、ここまで来たらやるっきゃないし、やれるという気もする。

まずは200ページもある資料集を端から端までしっかり読み直すところからかな。大正時代のできごとだから、新聞記事などはお堅い文語調だし、お役所の文書と来たら旧漢字と片仮名のテフテフ調。しぃ~らないっ。資料集をざっと拾い読みしたところでは、ワタシが「テーマ」と考えることを劇化に反映しようという会話があるのに、でき上った脚本ではそれがバックストーリーでしかなくなっている。まあ、実話がベースだから登場人物も実在の人たちで、その子孫から聞き取りをしているから、劇化にあたってそいう点を配慮したのかもしれないけど、終わりの方では主人公が脇役になった感じで、最後は何の話なのかわからなくなっているのが難点。でも、脚本を手に入れたときに東京の先生に見せて「書き直さなきゃダメだ」とあっさり言われて以来、どこまで手を入れていいものかと悶々としていたのが、やっと霧が晴れたという気分。まずは翻訳したオリジナルの脚本をばらばらに分解するところから始めよう。

いやぁ、すでにプロの道を歩いている人たちに交じっての8週間はきつかったけど、ワタシには抱えきれないほどの大収穫だった。夢の実現に向かってまた一歩前進というところで、人生、何ごとも遅すぎることはないんだよね。さて、買い物に行って、ヴィクターの店で週末に食べる肉を買ったら、カウンターの後ろの大きなテーブルで豚肉をさばいてたお父さんが、切り取ったばかりの骨を袋にどっさり入れて「おまけだよ」とくれたので、新鮮なうちに骨ブロスを作ろう。晩ご飯の後で、セロリの代わりにネギを入れて、ニンニクの代わりにランプスをたっぷり。大きな生姜も入れて、スロークッカーでとろとろと12時間。明日のランチは「とんこつラーメン」かな。




今日はひたすらリラックスを心がけて・・・

2024年04月13日 | 日々の風の吹くまま
4月11日(木曜日)。☁🌧☁。夜になって曇って来てはいたけど、午前中のウォーキングはちょっと寒いし、雨がしょぼつくしで、きのうのいい天気が嘘だったみたいな天気。でも、買い物に行かなくてもいい日だからどうってことないか。

今日は劇作ワークショップの最終日で、喧々諤々でやって来た脚本の読み上げをする予定。ワタシのは、翻訳脚本を書き直しするにあたって焦点のテーマに関して主張するポイントを明確にするのに重要だと思う「場」に手を入れた4ページ。きのうのうちにみんなに送っておいたのを印刷して読み直し。ワタシは戯曲の本を立って歩き回りながら読むことが多いんだけど、それは舞台劇の脚本と小説では創作の形が違うという気がするからで、立っている方が舞台劇としてのストーリーを把握しやすいと感じるので、自分が書いたものも推敲の段階ではそうすることが多い。でも、立っていても座っていても、台詞を目で文字を追うのと声を出して読むのと他の人が読むのを聞くのとでは脳内でのイメージが微妙に違うからおもしろい。それ以上に、複数の人たちに役を振って読み上げてもらうと舞台上のイメージを想像できて手直しすべき点がはっきり見えて来る感じがする。

自分が書いたものを自分以外の人間の声を通して「鑑賞」するというのも刺激的だし、他の人の脚本を登場人物の1人になって読み上げるのは、視線が客席から舞台に移るので、台詞にこめられた感情をどう表現するかを考える上でいい勉強になる。だから、こういうワークショップに飛びつくわけで、まだ駆け出しの端くれにもなっていないワタシには厳しいものがあったけど、仲間として真剣に意見やアドバイスをしてくれたみんなには感謝感激。(新聞雑誌の編集者だったトフはコメントや質問、サジェスチョンなどのメモを6ページも送ってくれた!)さて、ラップトップをミニチュア工房に持って行って、充電器をつないだら準備完了。(セッション2時間でバッテリの消費はだいたい50%。)よし、あとは早めに晩ご飯を作って食べるだけ・・・。

☆☆ひたすらリラックス・・・☆☆