伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

10/27「竹信三恵子さんと語る ~震災とジェンダー~」講演会のお知らせ

2011-10-26 22:10:05 | ネット活動
ジェンダー部会の金田由紀さんから、次のようなお知らせが届きました。
多くの方のご参加をお待ちしています。

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先日お知らせした「竹信三恵子さん講演会@市民ネットワーク千葉県」が明日に迫りました。

【日時】 10月27日(木)18時~20時
【場所】 市民ネットワーク千葉県4F会議室
【講師】 竹信三恵子さん
【参加費】 500円

資料準備のため、一足早く竹信さんのレジュメや資料など拝見させて頂きましたが、「もう、是非多くの方に聞いていただきたい!」とおもう充実した内容です。
被災地での実際の取材に基づく内容で、説得力があります。

被災地で「女性」に求められた役割や困難、そして女性への暴力(警察の公式発表と実際の体験の違い)や雇用や労働の場での問題。
地域特有の問題や原発事故の影響、そして女性支援が果たした役割と課題等々盛りだくさんな内容です。

普段からあるジェンダー格差が、被災状況になったらさらに拡大するわけですが、震災は避けられないことである限り、普段からいかに格差をなくしていくかが結局重要です。

今回の震災によって可視化されたさまざまな問題を元に、多くの方と議論し、発信できたら良いなと思いますので、ぜひ、お時間のある方はいらしてください。

【主催】 市民ネットワーク千葉県(担当 ジェンダー部会)


有害ゴミゼロの会「放射能学習会」盛況でした

2011-10-26 06:28:00 | 放射能問題

   坂本さんより  
     アキアカネの産卵
     赤とんぼには何種類かある。
     トンボに詳しい仲間に見てもらってアキアカネと確認。


有害ゴミゼロをめざす市民の会主催「放射能学習会」が西志津ふれあいセンターで日曜日行われた。

 講師は市民ネットの政策室 吉沢弘志さん
チェルノブイリ原発事故後すぐに現地に入り、対応してきた実績がある。
会場も満席となり、志津公民館祭での関心の高さがあらわれていた。

学習会の内容は、

 チェルノブイリでも情報が公開されず、事故が起こっても市民は長い間知らずに放射線を浴び続けていた。
今の日本でも、情報が正しく流されているかというと、かつてのソビエト連邦と同じ状態に置かれている。

 食品の暫定基準値500ベクレル/kgというのは高すぎる。
事故前、世界の食品に含まれるセシウムの平均は0.2ベクレル/kg。
土壌のセシウムは1ベクレル/kgだった。
人類はかろうじて自然被ばくに耐えられるように進化してきたが、原発事故での放射能被ばくが上積みされることになる。
これをどう考えるか・・・だが、

 ICPRは上積みの放射線量を年間1ミリシーベルト以下に抑えるよう勧告しているが、ICRPはただの民間団体で、お墨付きを与えるような立場ではないはず。
ICRPは内部被ばくについては一切考慮していない。

 放射能の被害はガン死を引き起こす事とされているが、それだけではなく、いろいろな病気を引き起こす原因になっている。
ベラルーシではバス停で待っている人が、公園のベンチに座っている人が、心臓まひで死んでいっている現状がある。

 放射線の本当の恐ろしさは、活性酸素を出して細胞のDNAを傷つけることで、DNAが復元されず、変異していく。
特に子どもは細胞分裂が早いため、傷ついても復元できず、変異していく頻度が高い事。
影響のピークは5年後と10年後にやってくる。
大人は、特に60歳以上の人は大丈夫などと巷では言われているが、子どもへの影響より少ないと言うだけで、決して大丈夫ではない。
高齢では何が原因かは定かでないので、ガン死に数えられず放射能の影響がないと言われるが、各臓器にセシウムはたまっていくことは確かである。

 子どもたちを守るためには、
被ばくを少なくすること。
 それには、高汚染の場所に近づけない。
 外遊びはクリームを塗って、帰ってきたら洗い流す。
 マスクをする。
 可能な限り汚染の少ない食材を用いる。

リスクを少なくすること。
 電磁波、化学物質、食品添加物、ストレス、喫煙、紫外線など出来るだけ体に害のある事を遠ざける。

免疫力を付ける。
 食生活を正しくする。
 ストレスを減らす。(山下某氏が言っている「笑ってすごす」、そこだけは当たっている)


「食品の放射能をとる調理方法は?」など具体的に聞いてみたいと質問が次から次に手が上がるが、時間切れ。
「あとは会場外で講師を差し出しますので、質問してください」という事にして、会場を撤収。

 私と大野ひろみさんは、そのあと富里で行われていた、「太陽の市」へ。
詳細は「大野ひろみのクラクラさくら」で。
長生村の石井村長さんの平和へかける思い、原発を止める1000万人署名が今すごい勢いで集まっている、というお話しが聞け、とても元気になった。

 それにしても、何にも打ち合わせなく、ぶっつけ本番、結構スリリングでした。
石井村長も、「そうきたか!」と呟きながら、答えていた。

また高尾で自然保護活動をしている「環境NGO 虔十の会」坂田昌子さんの話も、とっても分かりやすく、素敵な方だった。

福島の林檎農家の人が、千葉市で農業を始めることにした、と言っていた。
林檎を作っても売れないので、移住してきたという事だ。
日本には耕作放棄地が大問題になっている。
西の方にもたくさん後継者のいない農地がある。
放射能を心配せず、集落ごと移民できたらいいのにと思う。
しかし、そう簡単に割り切れないのが、コミュニティ。
成田市の若い農家の人が、自分の育ったコミュニティが大切で、大事にしたいと言っていた。
福島でも、それでみんなが苦しんでいる。悩んでいる。