伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

映画「いのちの林檎」へのうれしい感想

2012-04-30 08:49:03 | 化学物質過敏症
映画「いのちの林檎」への感想をいただいた。
とてもうれしい感想だったので、この映画の藤澤監督、馬場プロデューサーへもお伝えした。
この方は職業柄、専門的な目でご覧になった感想をいただき、あらためてこの映画の素晴らしさに気がついた。

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先日は映画「いのちの林檎」見させて頂き、非常に打たれました。
よい映画を知る機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。
その場で走り書きしてしまうより、もっと落ち着いて感想をお書きしたかったので、
アンケートお出しせずに帰って来てしまいかえってご迷惑かとは思いますが、お許し下さい。

私が心打たれたのは、被害の深刻さを初めて知らされた驚きにも増して、映像作品としての質の高さです。
どうしても職業柄ビジュアルから入っていくので、不謹慎にとられるかも知れませんが、早苗さんとお母さんの美しさ、容姿を含め、オーガニックなものしか身につけられない故の身の回りの品々の素朴さ。
余儀なくして向かったとはいえ、身を置く信州の自然の飾らない美しさ。
木村さんの人間味の滲み出る魅力、りんご園の美しさ、今の農法に辿り付くまでのエピソード。
また、本物のTV中継でも、あれほど真に痛みまで伝わってくる迫力のあるプロレスの実況映像は見たことがありません。
シンプルな編成のジャズのバックグラウンドもひとりひとりのひたむきさを裏打ちする様で胸に迫ってくるものでした。

作品全体が、タルコフスキーの「サクリファイス」の続編もかくやと思えるクォリティの高さがあります。

社会運動を核として問題提起を目的とし制作された映像にありがちな押し付けがましさはなく、事象をより俯瞰から捉えた視点が感じられ、そこに、制作に当たられた方々の「伝えよう」という強い決意がうかがえます。
ビデオカメラを回す時間もギリギリに制限された極限の状況で、根気づよく何年にも渡って一切そのクィリティを落とすこと無く撮影を続けられたことを思うと、それだけで深い感動を覚えます。

間違いなくこの映画は、こういった問題につきまとう偏見の壁を突き抜けることのできる存在です。
ドキュメンタリーフィルムとしては、マイケル・ムーアやアル・ゴアがなし得た域に達していると思います。
この映画が、もっと広く配給され、多くの人の目に触れる機会はないものでしょうか?
なにしろ問題そのものが多くのスポンサーになりうる企業、団体にとってまさに「不都合な真実」なだけに簡単なことではないでしょう。

映画上映に尽力される皆様、病気の存在の周知に尽力される皆様のさらなるご努力にエールをおくりつつ、非力ながら、映画と被害者の存在を出来るだけ多くの方々に知ってもらえる様な方法を探って参りたいと思います。

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「いのちの林檎」を理解してもらったばかりか、制作者の意図をくんでいただき、とてもうれしい。

専門的な視点からの感想で、私も「なるほど、そうなのか」とあらためて理解できたところがある。

私は今回の2回とその前に1回、この映画を観たけれど、何回観ても心に響いてくる。

プロレスの部分に関しては、強い自分にならねばとひたむきにプロレスに挑戦する入江 弟君。
彼の痛々しいまでの姿は、心の痛みをプロレスの映像であぶり出し、彼が挑戦し続ける限り、彼は心の安らぎを得られないだろうと思えてくる。

早苗さん道子さんも、あの映像をとる段階で、かなり体に影響があっただろうと推察できる。
それでも多くの人に知ってもらいたいと、カメラの前にいたはず。

彼女たちの素材としての美しさもあるけれど、それを映像にする段階での制作者の視点が映像に反映してくることがあらためて理解できた。

今回の上映会では170名の方に観ていただいた。
少しでも多くの方に知っていただき、できるだけ発症を防ぐ生活をしていただきたいとのメッセージをくみ取ってもらえたら、うれしい。




「脱原発をめざす首長会議」発足

2012-04-29 17:13:39 | 原発問題
1月に横浜で「脱原発世界会議」が行われ、そこで「脱原発をめざす首長会議」の提案がなされた。
昨日、立役者の方々が参集し、設立総会が行われた。
すでに70名の首長さん(うち元職6名)が会員として名前を連ねている。
他にも200名以上の方々が賛同されているということで、地方自治体の首長さん達が「これ以上の放射能汚染、原発事故は許さない」と立ち上がったことは大きな力となり、心強い。



今回、「自治体議員政策情報センター」からお手伝いを頼まれた大野博美さんと一緒に三宅桂子さん三鷹市議の野村羊子さんと参加した。
脱原発の大きな一歩となる会議に、ピースボートのスタッフ、大勢のボランティアとともに参加できたことはとても有意義なことだった。
設立総会前の重要な打ち合わせ会議の書記を野村さん三宅さんと一緒にさせていただいた。

会場は城南信用金庫。
休日の金融機関の中で行われる首長会議ということで、城南信用金庫の方々は一日中会議場に控えていらっしゃった。
大勢のセキュリティを配備して、万難を排した準備をされていた。


   設立総会で元国立市長の上原公子さんは事務局長に就任。
   1月の横浜「脱原発世界会議」の席上で「脱原発首長会議」を三上湖西市長とともに提案された。
   
総会議長は静岡県吉田町 田村町長。
総会で、世話人として福島県南相馬市 桜井市長、静岡県湖西市 三上市長、茨城県東海村 村上村長が就任。

また、国に対して、
「大飯原発など原発再稼働について地元自治体、住民の合意形成を求める決議」
「新しいエネルギー基本計画で原発ゼロとなる決定を求める決議」
を全会一致で可決した   


   『脱原発社会~地方自治体の可能性と役割~』
   飯田哲也さんの記念講演(ISEP/環境エネルギー政策研究所所長)




   記者会見

(設立趣旨)
 3.11東日本大震災からはや1年が経ちます。
あまりにも多くの犠牲を生んでしまった震災は、全国民のみならず世界中に深い悲しみと同時に恐怖を与えました。
特に福島第一原発のメルトダウン事故は、放射能汚染による広範で長期的な健康、環境被害をもたらし、原発の安全神話は完全に崩壊しました。
さらに、これまで原発を推進してきた理由である「クリーンなエネルギー」、「経済的なエネルギー」は全く根拠のないものであり、むしろ地域経済を破壊しただけでなく信頼の上に成り立ってきた日本の経済をも揺るがしかねないものであることも分かってきました。
 3.11以後頻発する地震により、大震災予測は前倒しの可能性ありと報告もある中、原発立地自治体は言うに及ばず、近隣自治体も一刻も早く原発依存のエネルギー政策について、決断をせざるを得ない事態に至っています。
 
 何より、自治体首長の第一の責任は「住民の生命財産を守る」ことです。
今回の福島第一原発事故で学んだことは、たとえ経済効果が期待されるとしても、リスクの大きい政策は大きな犠牲を払う可能性の覚悟がいるということです。
しかし、住民の犠牲の上に経済が優先されていいわけがありません。
 そして、子どもの生涯にわたる健康不安をもたらすようなものは、決して取り扱ってはいけないということです。
なぜなら、子ども達は私たちの未来であり、全ての子どもは、健やかに生きる権利を持っています。
私たち大人は、自治体は、子ども達の生存権を保障する義務があるからです。
 現状救済のため、市民が立ち上がり、地方議員もそれぞれネットワークを作りながら活発な活動が始まっています。
 自治体の首長も自らの責任として、この事態に黙することなく、原発に依存しない社会「脱原発社会」をめざし、すみやかに再生可能なエネルギーを地域政策として実現することを積極的に進めていかなければなりません。
 また、福島原発事故による放射能汚染の問題は、日本全体が負わなければならない問題です。
特に、放射能汚染にさらされた子ども達、汚染の中で生き続けなければならない子ども達を支え続けることも日本全体の責任です。

 これらの自治体に課せられた重い課題を、効果的かつ実行力ある政策に変えていくため、首長がゆるやかなネットワークを組みながら、力を合わせて自立した地域づくりを進めるために、「脱原発をめざす首長会議」を設立します。
 
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(活動目的と取り組むテーマ)
・新しい原発はつくらない
・出来るだけ早期に原発をゼロにする
 (1)原発の実態を把握する(福島原発事故の実態を把握、原価、核燃料サイクル、最終処分場等)
 (2)原発ゼロに至るまでのプログラムを明確にする
 (3)地域での再生可能なエネルギーを推進する具体政策を作る
 (4)世界との連携による情報を共有する
 (5)子どもや食品など家庭生活に直結する問題について積極的に支援を行う
 (6)福島の支援を行う
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(呼びかけ人)
石井俊雄(長生村長) 石井直樹(下田市長)  上原公子(元国立市長)
加藤憲一(小田原市長)桜井勝延(南相馬市長) 笹口孝明(元巻町長)
鈴木健一(伊勢市長) 鈴木望(元磐田市長)  田中勝已(木曽町長)
田村典彦(吉田町長) 根本良一(元矢祭町長) 保坂展人(世田谷区長)
松本昭夫(北栄町長) 三上元(湖西市長)   村上達也(東海村長)

(顧問)
石田三示(新党きづな 衆議院議員) 江田憲司(みんなの党 衆議院議員)
河野太郎(自民党 衆議院議員) 佐藤栄佐久(前福島県知事)
志位和夫(日本共産党 衆議院議員) 篠原孝(民主党 衆議院議員)
田中康夫(新党日本 衆議院議員) 福島瑞穂 (社民党 参議院議員)



ISEP      :http://www.ustream.tv/channel/isep
IWJチャンネル4 :http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi4

               

化学物質過敏症のドキュメンタリー映画「いのちの林檎」

2012-04-28 01:27:15 | 化学物質過敏症
4月26日、昨日生活環境を健康にする会主催で「いのちの林檎」上映会を行った。
朝、夜の2回上映で170人の方々に観ていただいた。
ありがとうございました。

また、患者さんにも来ていただいた。
正直途中で気分が悪くなったらどうしようか、倒れたらどうしようかと、本当に心配だった。
会場の後全体を囲って患者さん専用席を設けて対応させていただいた。
患者ではない方々には窮屈な思いをさせてしまいました。
御協力いただきまして本当にありがとうございました。

私たちは、化学物質過敏症の患者、支援者の会だが、皆今までそれぞれいろいろな取り組みをしてきた。

たとえば、代表の木村さんは、化学物質過敏症の病名登録された時の国との交渉を行ってきた人物で、
私が議会で化学物質の健康被害対策を取り上げるきっかけになった岐阜市の小澤祐子さんに引き合わせてくれた。

現在、佐倉市では公共施設を農薬や化学物質をできるだけ使用せず管理する「総合防除」を取り入れ、マニュアルを作って対応している。

他のメンバーも、千葉県の「学校における化学物質対応マニュアル」策定時患者の立場から意見を述べ、盛り込ませたり、
それぞれ居住地の自治体に積極的に働きかけて、対応を求めたりしている。

各地の先進的な取り組みを行っている自治体には、積極的に声をあげて対応を求める患者の方たちがいる。



    長野県の標高千メートルの山の中でのテント生活。
    足元は竹で組み、風が通り抜ける。
    寒そうなのは見ていて痛々しい。
    それでも皮膚を覆ってしまうより出している方が楽だという。
    上空を飛ぶ飛行機の電磁波に昏倒し、遠くの草刈り機の稼働に反応する。
    
「いのちの林檎」を初めて観た時、早苗さん、道子さん母子の真摯に生きる姿に感動した。
早苗さんが、体が硬直し、息ができず、昏倒する程の酷い状況の中、車で化学物質、電磁波から逃れるための放浪を繰り返す中で、前向きに日々生きていくことを感謝している姿に、あらためて私たちも何かしなければと、背中を押された気がした。

それがこの映画の上映会をするきっかけだった。

それぞれ化学物質過敏症の発症のきっかけは違う。
新築の住宅やリフォームでシックハウスがきっかけになる割合は大きいが、排気ガスや、アスファルト工事、受動喫煙、教科書のインクが原因だったり、書道の墨汁がきっかけだったりする。

映画の中で頭を押さえながらインタビューに答えていた男性は、
「自動ドアを感知する光に反応して、職場の化学薬品が原因かもしれない。
けいれんやめまい、しびれがあるから、精神的な物ではないと思う」
と言っている。
化学物質過敏症で電磁波過敏症にもなっているのに、原因が分からず悩んでいる姿は多くの患者に共通するのではないだろうか。

また、「現代社会で私たちは化学物質の海の中で暮らしている。
毎年新しい化学物質が作りだされ、数千万種類の化学物質がある。
日常でよく使用されているのは十万種類」
という説明があった。

これで健康被害が起こらないほうが、おかしいだろう。

同じく農薬被害に苦しんでいた奥さんの姿に、何とかしなければと木村秋則さんは無農薬、無施肥で林檎づくりに挑戦した。
現在は木村さんは「命の林檎」として有名だが、無農薬に転換したら虫が大発生。
花も咲かず、無収入で生活にも困り、雑草まで食べてしのぐ生活。
自殺しようとして山をさまよい、失敗した時に、山のドングリはなぜ無農薬、無施肥で立派な実を付けるのだろうと、ヒントを得るきっかけになったことをドラマティックに話された。

山の木の生態と同じ状態にしたら、無農薬、無施肥で林檎ができるんじゃないだろうか。
山のタンポポは背が高い、林檎畑のタンポポも同じ状態にしたら林檎はなるんじゃないだろうか。

花が咲くまで9年、やっとテニスボールの大きさの林檎が実った。
現在の大きなリンゴになるまで、そのあとまた9年かかった。

早苗さんが水も飲めなくなって4日間。
もちろん点滴などできないし、薬も一切使えない状況は、死を意味していただろう。
本当に怖かったと話している。
意識がもうろうとしていた時、母道子さんが何とか手に入れた木村さんの林檎。
口に入れた時のみずみずしさ。
水分を摂取できなかった身体に生きる力を注ぎ込んだ林檎の力。

早苗さんから「木村さんの林檎でいのちを繋ぐことができてから8年がたった」と、木村さんへのお礼のメッセージが伝えられる。
早苗さん、道子さんは長野の標高千メートルの山の中で小さな山小屋で生活をしているところで映画は終わる。

原発事故も早苗さんの体には大きな影響を与えていると思うが、私たちも同じ状況であいかわらず「化学物質の海の中」で暮らしている。

原因が分かれば、対処もできる。
特に妊婦さんや子どもへの影響ははかり知れないので、化学物質過敏症を知ってもらい、健康被害を少しでも防いで欲しいと願っている。



【拡散歓迎】明日(4/26)映画会「いのちの林檎」@船橋市勤労市民センター

2012-04-25 00:41:23 | 化学物質過敏症
「いのちの林檎」の上映会のおしらせです。
とうとう明日になりました。

世界で初めて化学物質過敏症を描いたドキュメンタリー映画です。

予告編

多くの方に観ていただいて、身の回りの化学物質、農薬の影響を知って欲しいと思います。

私も煙草の煙や香水などに反応する化学物質過敏症。
現在、化学物質過敏症患者は70万人から100万人いるといわれ、2年前に病名登録されました。
病名登録されるほど大勢の人が罹っているわけで、何だか具合が悪いのが、身近な化学物質が原因かもしれません。
人それぞれ反応するものが違うので、どんなもの?と聞かれても表現するのが難しいが。

この「いのちの林檎」に出てくる早苗さんは重症患者。
もっと重症な患者さんは、寝たきりで外出などできない人もいる、という事です。

化学物質過敏症が重症化すると電磁波過敏症になるといいます。

私も放射線量測定を行っていると、具合が悪くなるが、測定器からかなり高い電磁波が出ているようです。

日時 4月26日(木) 
   1回目 10:30~12:30
   2回目 18:30~20:30

その間に「みつばちからのメッセージ」を無料上映。14:00~15:00

場所 船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6)
   JR、京成船橋から徒歩5分

協力金 千円

主催:生活環境を健康にする会

~会からのメッセージ~
私たちは化学物質過敏症患者が住みやすい環境を実現するために、患者、家族や支援者が参加しています。
これ以上、化学物質過敏症患者を増やさないため、未来を担う子どもたちの健康を守るため、また理解する社会にするため活動をしています。
毎月定例会を船橋市フェイスビル5階市民活動センターで話し合っています。
参加歓迎です。
ご連絡ください。
ブログ: 生活環境を健康にする会
連絡先: seikatukankyo@gmail.com

「震災ガレキの広域処理」だれのため?何のため?

2012-04-24 15:19:59 | ガレキ広域処理問題
がれきってホントに安全??~そこが知りたかった!がれきの真実勉強会~

4月20日川崎までガレキの広域処理問題の学習会に言ってきた。
何と言ってもガレキ処理問題といったらこのお3人。
池田こみちさん(環境総合研究所副所長)、奈須りえさん(大田区議 生活者ネットワーク)そして山本節子さん(調査報道ジャーナリストと紹介されていた)。

山本節子さんの法律的な問題点は大野博美が分かりやすくブログで紹介している。
久しぶりにお会いした山本節子さんはすこぶるパワフルだった。
山本節健在!!

何と言っても「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃掃法)
定義 第2条 この法律において「廃棄物」とはゴミ、粗大ごみ、燃えがら、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによって汚染されたものを除く)をいう。
⇒つまり「ゴミとみなさない」わけで、地方自治体、民間事業者問わず放射能を含むガレキ(災害廃棄物)は廃棄物として処理できないのである。 

放射能で汚染されたものを廃棄物として処理する法律はない。

地方自治体で一般廃棄物(私たちのゴミ)を焼却処理しているが、本来は放射能で汚染されたものであるから焼却処分してはいけないのである。

3.11以降すぐに、環境省は法律を変えられないので、ガイドラインを出している。
うやむやのうちに災害がれきの中には一般廃棄物だけでなく、産業廃棄物もあるのに一般廃棄物扱いされている。
無法状態、という事だ。

結論「がれき(広域)処理は違法、不法、違憲」



  奈須理恵さんには市民ネットワーク千葉で学習会の予定




池田こみちさん
ガレキは遮水して覆ってその上に盛り土して防災林を海岸線に造ることを提案。

IWJで配信があるという事なのでもう一度聞いてみたい。






畔田新聞4月号から

2012-04-23 00:23:07 | (仮)佐倉西部自然公園
畔田谷津の生命を考える会 坂本さんの畔田新聞から

4月21日のミニ観察会の様子を畔田新聞として、すぐにメーリングリストで報告いただいている。

国の緊急雇用対策事業の補助金事業で下草刈りが精力的に行われているが、その影響として、ウグイスの営巣が少なくなっていることにつながっていると以前に書いた。
ウグイスにとっては災難だったけれど、またちがった命の営みがある。

以下 了承を得て転載します。***************

4月の定例ミニ観察会から

21日は朝方の風は少し冷たかったものの、雨の心配のない週末は久しぶりでもあり、花の期待のあって35名の参加がありました。
今回は少し遠くまで歩きましたので、時間の関係で途中にあった何種類かの花は横目で見ながらパスせざるを得ませんでした。



山桜が満開の斜面林を見ていると、サシバ(鷹の一種)がいました。
更にもう一羽が飛来して交尾のシーンも見られ、幸運でした。

ガンバレ!!樹木の赤ちゃん

(仮称)佐倉西部自然公園予定地では斜面林の灌木と篠竹が徹底的に刈り払われ、地面が剥き出しになってしまいました。
草が生えるまで、痛ましい姿を晒しますが、この時を待っていたのは樹木の種子です。
一斉に芽吹いて苗床の様相を呈していました。
昨年の秋に実った種ばかりでなく、土の中で何年も待機していた種子も芽生えた可能性があります。
しかし、これから厳しい生存競争が始まるのです。
幸運と生命力に恵まれたものだけが生き残り、次世代に命を繋ぎます。
ガンバレ!ガンバレ!樹木の赤ちゃん。
尚、千葉市の県立中央博物館では芽生えをテーマにした企画展が開催されています。
会期は5月27日までです。



  エノキ



  ミツバアケビ

【拡散歓迎】4/29「矢ケ崎克馬先生講演会in三鷹沙羅舎」

2012-04-22 10:29:51 | 放射能問題
つながろう!放射能から避難したママネット@東京 からのお知らせです。

ママネット@東京とふくしま集団疎開裁判の共催で矢ケ崎先生の講演会を開催します。

疎開裁判は4月が決戦です。
科学裁判としてみたとき、仙台高裁(二審)の行方は、2月末に提出した矢ヶ崎克馬さんの意見書(4)の評価で決まります。
低線量被曝による健康被害について、「チェルノブイリからの警告」ではなく「ふくしま自身からの警告」が始まったことを明らかにしたものだからです。

そこで、この重要な矢ヶ崎意見書(4)の意義について、矢ヶ崎さん自身の口から解説してもらおうと、急遽、矢ヶ崎講演会を4/29日に以下の要領で開催することに決めました。

『つながろう!放射能から避難したママネット@東京』は、福島から主に東京に避難したお母さんのネットワークです。
ふくしま集団疎開裁判の行方は、私たち避難者の問題と表裏一体であると感じています。
ふくしま集団疎開裁判に尽力を注いでおられる柳原弁護士との連携により、避難できた私たちが、避難困難な子どもたちを助ける力になれれば嬉しいと思っています
急な開催ではありますが、皆様お誘い合わせの上、ご来場ください!

また、午前の部では、避難者の賠償に関わる問題と向き合う会を開催します。
東電の主導の書面に捺印するのか、、、避難に伴う実費と精神的慰謝料を請求するのか、、、

私たち避難者にはよく分かりません。その選択ができるのかも、よく説明されていないままなのです。
今回は、ADR(訴訟ではありません。原子力賠償紛争解決センターの仲介委員が間に入って行う東電との和解のこと)に詳しい弁護士さんをお呼びして、避難者の疑問や質問に寄り添った形で説明をしていただけるようお願いしています。
小さな輪を作りお話会形式で進めたいと思っています。
避難者の皆様は、緊張せずにご参加いただけますよう、お気軽にご参加ください。
当日、ADRをするかのご判断をしていただく必要はありません。


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緊急開催!! 4月29日 矢ケ崎克馬先生 講演会 in 三鷹沙羅舎

【午前の部】どうする?避難者の賠償請求べんきょう会

時間 10時から12時
会場 三鷹沙羅舎 地下ホール
東京都三鷹市下連雀3丁目1-24
>http://www.sarasya.com/
参加対象 避難者なら誰でも
参加費 無料
主催 つながろう!放射能から避難したママネット@東京
協力 三多摩法律事務所
※保育の予定有り。
※終了後、会場一階でランチ交流を予定しています。(酵素玄米ランチ1050円。酵素玄米おにぎり400円。)


【午後の部】ふくしま集団疎開裁判 矢ヶ崎克馬氏を迎えて緊急の裁判報告会
『仙台高裁(二審)の行方は矢ヶ崎意見書(4)の評価で決まる』
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html
疎開裁判は、福島地裁郡山支部(一審)で「チェルノブイリ事故による健康被害との具体的対比」からふくしまの未来を予測し、警告しました(矢ヶ崎意見書〔抜粋〕・松井意見書〔抜粋〕参照)。
しかし、私たちの予想を超えて、半年を経ずして、その予測・警告は現実のものとなりました。
すでに心筋梗塞で3名の高校生が亡くなったと言われています。
昨年10月の甲状腺検査の結果、南相馬市など4市町村の子供たちの約30%にしこりや嚢胞が見つかり、札幌に自主避難した郡山市の子供にも甲状腺のしこりが見つかりました。
もはや「チェルノブイリからの警告」ではなく「ふくしま自身からの警告」が始まりました。
ふくしまで始まったこれらの新たな事態を警告したのが2月末に仙台高裁(二 審)に提出した矢ヶ崎意見書(4)です。
4月23日の講演会では、作成者の矢ヶ崎克馬氏自身から矢ヶ崎意見書(4)が提起した重大な警告の意味について解説してもらいます。
そのあと、二審に係属中の疎開裁判は現在どうなっているのか、矢ヶ崎意見書 (4)はなぜ疎開裁判にとってそれほど重要なのか、二審で逆転判決を引き出すために主権者である私たち市民には何ができるかについて、弁護団の柳原敏夫弁護士が解説します。

日時 2012年4月29日 13時30分(開場13時00分)~16時
講師 矢ヶ崎克馬さん(琉球大学名誉教授)
演題「仙台高裁(二審)の行方の分かれ目となる矢ヶ崎意見書(4)について」
会場 舞遊空間 沙羅舎 地下ホール
東京都三鷹市下連雀3丁目1-24  http://www.sarasya.com
参加対象 どなたでも
参加費 資料代500円(避難者無料)
定員 先着80名
主催 ふくしま集団疎開裁判
   つながろう!放射能から避難したママネット@東京
※保育予定有り
※資料印刷や会場運営は、避難者のお母さんが中心に行っています。カンパをいただけると嬉しいです。
※入場料は、全額 ふくしま集団疎開裁判へカンパします。

問い合わせ
【午前の部】【午後の部】ともに
つながろう!放射能から避難したママネット@東京
代表 増子理香 rika mashiko
http://ameblo.jp/hinan-mama-net/
hinan_mamanet_tokyo@yahoo.co.jp


原発と「秘密保全法」 どっちが怖ろしい? 

2012-04-21 09:24:02 | 政治
昨夜は市民ネットワーク千葉県主催の「秘密保全法案の危険性」の学習会があった。
日本弁護士連合会の山下幸夫さんにお話しを伺った。

日弁連では秘密保全法対策本部を作って昨年夏ごろから「秘密保全法」の問題点を明らかにしてきた。

きっかけは、3年前の「尖閣ビデオ公開事件」とされている。
しかし、あの事件は軽微なもので、国家秘密と言われるものではない。
もともとは、1985年に自民党有志が議員立法で出してきたもの。
自民党政権末期から、アメリカの要請でひそかに進めていたもので、政権が代わっても、警察、防衛官僚主導で進められていた。

この問題点はかつての「国家秘密法案(スパイ防止法案)」と同じ。
それより問題なのは、「特別秘密の保護」が拡げられ、罰則規定を強化したこと。

国の安全、外交、公共の安全と秩序の3分野で秘匿すべき情報を「特別秘密」に指定し、
機密漏えいには「10年以下の懲役」に科すことを予定している。
公務員を罰則対象としながらも、安全保障に関わる民間事業者、大学にまで対象を拡大する厳罰規定があるのが 特徴。

国家機密や外交に適用されるのはある程度理解できる。
他の国も同様のはずだが、大きく違っているのは「公共の安全と秩序の維持」も適用されるようにしていること。

原発の安全性や原発事故の原因、放出された放射能の量、健康への影響や環境汚染の実態などの情報が、国民の不安をあおり、公共の秩序を害することを理由に秘密指定される可能性がある。

つまり、原発事故に関する取材や質問、かって毎日新聞の西山太吉記者が行った日米密約のスクープも厳罰の対象になってしまう。

日弁連は「秘密保全法制定に反対する会長声明」を今年1月に出している。


国会に上程されると反対する党はごく限られているため、ほぼ通ってしまう。
しかし、この法案が通ったら私たちの言論の自由、知る権利もなくなる問題点を東京新聞などごく一部マスコミが取り上げているが、大手メディアはほとんど口をつぐんでいる状況。

大手メディアは適用除外と特別扱いをちらつかされ、言論の自由、取材の自由の制限の問題に目をつむり、口を閉ざすマスコミは「マスゴミ」と揶揄されても仕方がないだろう。

国民が知らないうちに着々と進んでいて、今年の秋の臨時国会には間違いなく提出される。

声を上げられる時間は短い。

畔田の春 今年のウグイスはますます少なくなって

2012-04-20 01:54:00 | (仮)佐倉西部自然公園
畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんより



    ヘビイチゴ  
    土手に張り付くように咲いていました。
    蜂以外に蟻も花粉を媒介しているらしい。



    ウラシマソウ
    花から出ている鞭状のものを浦島太郎の釣り糸に見立てた名前。
    この時期は里山で目立ちます。



    ウグイス
    ヘリポート近くに僅かに残った藪で囀っていました。
    公園計画地の中では4年間で1/4になりました。
    写真の鳥はウグイス色はしていませんが、間違いではありません。


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はい。ウグイス色をしている鳥はメジロというのは分かるようになりました。

ウグイスの生息調査を毎年行っている坂本さんは、畔田谷津で営巣するウグイスが年々少なくなっていることを危惧している。
佐倉市は国の臨時雇用対策事業の補助金を受けて、(仮)佐倉西部自然公園の草刈りなどの整備を行っている。
きれいに整備されたけれど、ウグイスの営巣できる場所がすっかりなくなってしまった。
ただ刈りとればいいわけではなく、藪や萱など残して、小動物や鳥たちが逃げ込んだり営巣できる場所を作りながら整備する方法もあるのではないか、と提案したのだが、理解を得るのはなかなか難しいものです。

ウラシマソウはロマンティックな名前だが、それに似たものでマムシ草というのもある。
茎がマムシのうろこのようで苞もマムシの頭のようで、似て非なるものだけど、たぶん同じ分類なのでしょうか。

佐倉に来て初めてお目にかかったウラシマソウだけど、結構無造作に生えていると、ありがたみが少なくなる。
反省。




【拡散歓迎】4/26映画会「いのちの林檎」@船橋市勤労市民センター

2012-04-19 00:54:58 | 化学物質過敏症
「いのちの林檎」の上映会のおしらせです。

化学物質過敏症を描いたドキュメンタリー映画。

予告編

多くの方に観ていただいて、身の回りの化学物質、農薬の影響を知って欲しいと思う。

私も煙草の煙や香水などに反応する化学物質過敏症。
現在、化学物質過敏症患者は70万人から100万人いるといわれ、2年前に病名登録された。
病名登録されるほど大勢の人が罹っているわけで、何だか具合が悪いのが、身近な化学物質が原因かもしれない。
人それぞれ反応するものが違うので、どんなもの?と聞かれても表現するのが難しい。

この「いのちの林檎」に出てくる早苗さんは重症患者。
もっと重症な患者さんは、寝たきりで外出などできない人もいる、という事だ。

化学物質過敏症が重症化すると電磁波過敏症になるという。

私も放射線量測定を行っていると、具合が悪くなるが、測定器からかなり高い電磁波が出ているようだ。

日時 4月26日(木) 
   1回目 10:30~12:30
   2回目 18:30~20:30

その間に「みつばちからのメッセージ」を無料上映。14:00~15:00

場所 船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6)
   JR、京成船橋から徒歩5分

協力金 千円

主催:生活環境を健康にする会

~会からのメッセージ~
私たちは化学物質過敏症患者が住みやすい環境を実現するために、患者、家族や支援者が参加しています。
これ以上、化学物質過敏症患者を増やさないため、未来を担う子どもたちの健康を守るため、また理解する社会にするため活動をしています。
毎月定例会を船橋市フェイスビル5階市民活動センターで話し合っています。
参加歓迎です。
ご連絡ください。
ブログ: 生活環境を健康にする会
連絡先: seikatukankyo@gmail.com