伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

県職員 動員!! サツマイモ基腐(もとぐされ)病問題

2021-08-25 01:05:06 | 政治
千葉県はサツマイモの産地です。
その重要な農産物を脅かすカビ菌問題が発生しました。

サツマイモ基腐病に感染した可能性のあるベニアズマの苗 77,000本
(2.2ヘクタール相当)が、県内15市18販売店に出荷されました。
県が確認したところ、7月15日東葛地域と印旛地域の7か所の栽培苗
から感染したことが判明しました。

このサツマイモ基腐病とは、カビ菌でサツマイモの腐敗や葉・茎が枯
れる病気です。
カビ菌なので、発病した株で作られた胞子が雨水や畑にたまった水で、
周りの健康な株にも感染します。
発病した株の残さが畑に残ると、翌年も発生する恐れがあります。

平成30年に沖縄県で初めて確認されて以来、毎年発生地域が拡大して、
今年は鹿児島、宮崎、隈本、福岡、長崎、高知、静岡、群馬、茨城、
東京、そして千葉で発生が確認されました。
「疑わしい症状が出たら農業事務所に連絡してください」と警鐘を鳴
らしています。

そんな中、お盆休みに入る週、印旛地域の大規模観光農園(民間:
30~40a)で、感染したサツマイモの抜き取りが県職員を動員して行
なわれた、という事です。

今回は、千葉県がサツマイモ有数の産地で周辺の生産者の心配する声
もあり、また、観光農園のため不特定多数の人が来るので、カビ菌を
まき散らす可能性があるとして、県職員を動員して、全量撤去したと
いう事です。
国の指示は、症状が出た株を抜き取って、きちんと処分することにな
っていますが、念のため、全量抜き取り処分とは、思い切った措置で
す。
初動対応を今やらないと、あとあと大変だ、という判断なのでしょう。

でも、待ってください。
県職員を使って抜き取り作業を行った法的根拠はあるのでしょうか?

そこで、県内には他にも感染株を植えた生産地はあるはずで、今後、
同様の大規模感染地が見つかった場合、同じように県職員を派遣する
のか?と聞いたところ、今回は特別ケースで、通常はあくまでも生産
者の責任において行ってもらう、という事でした。

何か腑に落ちませんね。
生産者の責任のもと撤去すべきであると言うのなら、今回の法的根拠
のない県職員動員作業は、特定事業者への便宜供与になるのではない
でしょうか?
何か特殊事情があるように思われてなりません。





千葉県警「へそ出し・ミニスカ」キャラクター起用に問題意識なし!!

2021-08-23 21:50:56 | 政治
 バーチャル(仮想)ユーチューバー(VTuber)をご存じでしょうか?
新聞記事によると、仮想現実のキャラクターが動画配信を行っていて、
現在1万人を超えている、という事です。
「松戸市のご当地VTuberアイドル「戸定梨香(とじょう・りんか)」
を使って交通安全啓発活動を松戸警察、松戸東警察が行う」千葉日報オンライン(7月31日)
ということでしたが、「へそ出し・ミニスカート」のキャラクターを見てびっくりしました。

県警はこのことを知っていたのか?と確認すると、
「内容は問題なかったので」とすんなり決済した様子。

検索すると、千葉県警はSNSで情報発信をしており、千葉県警公式チャンネルには、
他の警察紹介と肩を並べて松戸警察、松戸東警察の「戸定梨香」の交通安全動画が載っています。

一番の問題は、県警がこの「へそ出し、ミニスカート」姿のキャラクターに対して
何も違和感を抱いていないことです。
問題とすら感じていません。
典型的な「萌え系美少女」キャラクターは、「女性を性的商品として扱っている」、
「子どもを性の対象とする風潮を助長する」など多くの批判があります。
図らずも今回、このような批判に対しなんら問題意識を抱いていない県警の見識
を露呈してしまいました。
人権感覚を疑うものです。

私は6月議会で、教員の児童生徒への性暴力問題を取り上げました。
若年者への性暴力事件が後を絶ちません。相談機関によると、性暴力の相談件数が
毎年増加しており、10歳未満~10代の相談が4割近くを占めています。
それも表に出るのはごく一部です。

小児性愛を助長するようなアニメキャラクターを登用し、県警公式チャンネルに
載せている問題の根は深いものです。
また、犯罪防止が役目のはずの千葉県警の見識が疑われ、信用失墜です。

男女共同参画社会基本法施行(1999年)後「広報物が男女差につながる表現に
なっていないか、女性を飾り物とした表現になっていないか」などと、
内閣府は広報物の手引きを2003年に策定しています。

千葉県男女共同参画課には、千葉県として広報物のガイドラインを作るべきでは、
と提案しましたが、内閣府のガイドラインに沿って長年やってきて、
浸透しているので「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」が働かないよう
気を付けている、などとカタカナ言葉でお茶を濁していました。
残念ながら今回の県警「へそ出し・ミニスカ」キャラクター騒動は、
内閣府のガイドラインが形骸化しており、全く理解されていないことを露呈してしまいました。

千葉県も千葉県警も「男女共同参画社会基本法」を一から学びなおす必要があるようです。


パラリンピック 子どもたちの観戦は? 千葉県の場合

2021-08-22 09:11:13 | 政治
パラリンピックが8月25日から9月5日まで開催予定です。

6月県議会には、コロナ蔓延下で「オリンピック・パラリンピックの開催を中止すべき」
と意見書を出しましたが、残念ながら賛成はたったの4人であえなく却下されました。
(賛成:共産党、平和の党、市民ネット)

案の定、オリンピック開催中から感染拡大は勢いを増し、現在、デルタ株の蔓延は
パンデミックを引き起こし医療崩壊が起こっています。
妊婦さんが自宅で早産し、医療措置が出来ずに赤ちゃんが亡くなる痛ましい状況
まで引き起こしています。
現在、千葉県内の入院調整中は1600人にも上っており、為すすべがない状況です。

私のところにも「児童生徒のパラリンピック観戦は止めさせるべきでは?」という
ご意見が寄せられています。
6月議会で、この点も含め環境生活警察常任委員会で「本人、保護者が観戦を希望
しない場合は、認めること。また、学校行事を欠席扱いにしないこと」と確認しています。

8月20日に担当課に現状を確認しましたので、熊谷知事の記者会見の真意も含め、
ご報告します。
新聞記事によると、熊谷知事は「科学的根拠に基づいて感染リスクをコントロール
できる環境なら問題ない」と説明したそうです。
この「科学的根拠に基づいて」とは何なのか、説明を求めました。

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千葉県内のパラリンピック会場は幕張メッセで、4競技が開催されます。
駐車場があるので、希望校の9割が貸し切りバスで行きます。
無観客なので、学校にいるのと同じ状況です。
残り1割は、主に近場の高校生で、徒歩、もしくは電車で行きます。
電車利用も登校と同じなので、問題なし、と判断したそうです。

当初830校(105,000枚)が参加を希望していましたが、
6月の質問時で390校に減り、更に現段階では230校(36,000枚)です。
参加・不参加は学校長の判断で決定しています。

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果たして、学校にいるのと同じ状況でしょうか?
パラリンピック会場に1日に一体どれだけの子どもたちが集まるのでしょうか?
4会場で28の日程が組まれています。
単純に割り返しても1300人が1会場にいることになります。

また、現在、学校での感染者が拡大していますが、国も千葉県も社会的検査を
行おうとしていません。
夏休み中、子どもたちはそれぞれ個々に活動しており、症状は出ていなくても
感染している可能性があります。
保護者からは、学校が始まる前に検査をしてほしい、と心配する声も上がっています。

まずは、参加者全員の検査を行って、陰性を確認してから実施すべきです。
それが、まずは第一歩です。
さらに、参加しない子どもへの配慮が必要です。
参加を強制しない、子ども、保護者の意思を尊重することを周知すべきです。


熊谷知事は市長時代から子どもたちには、学校行事を取りやめるのではなく、
感染対策をして、できるだけ体験させたい、という方針だったと聞きました。
市長時代、修学旅行をどこの自治体も取りやめている中、部屋が密にならない
ようにするなど、工夫を凝らして実施した、ということでした。

また、今夏、「緊急事態宣言中も夏休み中の部活動の大会等、子どもたちの
教育活動の機会を確保するため、県は子どもの活動に関わる参加者にPCR検査
の費用を全額負担することを決めた」と8月7日付千葉日報の記事にありました。
「教育活動を一律に中止せずに感染防止対策を取った上で実施に向けた判断を
行うように」と県教育委員会は各学校に呼びかけた、との事です。

最善の準備を行い、子どもたちの安全を最優先に、今後の感染状況を
見て、撤退も視野に入れた柔軟な対応を求めます。




気になる千葉県のコロナ対応状況

2021-08-19 00:03:02 | 政治
8月12日に知事あてに出した要望書
「大規模な臨時の医療施設を早急に開設するよう要望します」にご意見や、
たくさんの応援をいただきました。
ありがとうございます。

東京新聞も同様の内容を2日後の8月14日、こちら特報部で「野戦病院スタイル」
として取り上げています。
「家庭内感染を回避し、経過観察もしやすいとして、福井県では今月上旬、
体育館内に100床の病床を確保し、極力自宅療養とならないよう対策を取った。
首都圏にこそ必要な対策だ」という内容です。

千葉県は昨年6月、いち早く30億円予算を計上して臨時医療施設の整備を1000床
規模で、幕張メッセも視野に入れて準備しようとしました。
しかし、医師・看護師の確保が困難であること、代わりに各病院のベッドを融通
してコロナ病床用に1200床確保できたからと、臨時医療施設の計画は100~200床
程度に縮小されてしまったのです。
ちょうど、がんセンターの新病棟が完成して旧病棟が空いていたので、
66床を整備しましたが、看護師が集まらないため48床しか使えない、というのが現状です。



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ホテル療養は?
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8月18日の新規感染者数   1,692人
8月17日現在の感染者数   10,809人
入院者   1,051人(重症者 103人)
ホテル療養者   433人
自宅待機者 7,849人
調整中  1,366人

現在、軽症者用療養施設としてホテルを1,012室確保しています。
ところが調整中が1000人以上もいるのに、なぜホテルに入れないのでしょうか?

確認したところ、実際の稼働率を6割と見込んで1000室とした、との事。
部屋の消毒、メンテナンス等で稼働率6割がマックスという説明です。
(8月17 日現在の稼働率42.8%)
それなら600床しか利用できません。
最初から1600床を用意すべきです。

ホテルを増やすための交渉を更に重ねる必要があります。

また、東葛地区に療養ホテルが無くなってしまったのが心配、という声を聞きます。
実際に野田市から成田市のホテルは遠いため、自宅療養を選ぶ人も多いようで、
家族内感染の原因になっている可能性も大きいです。

陽性者となりホテル療養を保健所から指示された場合、
・行きは県が用意した移送車が自宅からホテルに連れて行ってくれます。
・荷物が多い場合など、家族が車で連れていく事もできます。
・自分の車で行きたい人は、駐車場の調整が付けば、自走で行けます。

帰りは自分で帰ってこなければならないので、東葛地区の人は、
やはり近くにホテルがほしいですよね。

※ 1月に感染した私の場合、熱も平熱で、自分では運転できると考えて、
PCR検査を受けるため病院に行くのに運転したところ、頭がフラフラしていました。
やはり酸素量が足りなくなっていたようです。SpO₂値は92。



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コールセンターはつながるか?
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コールセンターの応答率を調査しました。

1月時点の委託事業者(ティーベック)はお正月の連休中、システム障害を起こして
いたのに対応が遅れ、「繋がらないコールセンター」問題として、NHKのニュース
にも取り上げられました。
私も予算委員会で質問したり、継続して事業者と県の対応改善を求めてきました。

結果、4月から別の事業者に変更。
「毎日県に報告書を上げ、応答率が下がれば速やかに人員を増やす契約にしたので、
様子を見てくれ」と報告を受けていました。

4月からの応答率を検証すると、概ね90%~100%。
ところが感染増加が始まった7月下旬休日の稼働率が60%台に下がったので、
7月22日から、土日の人員を5人増員して昼間19人、夜間9人に。
8月に入ると、休日の応答率が突然30%台に下がったので、
8月7日からは、平日も5人増員して昼間15人、夜間9人に。
土日も更に5人増員して昼間24人体制にしました。
加えて、夜間は本庁でも対応することになりました。
コールセンターから医療対応が必要なケースを回してもらい、
保健師2人事務員1人が対応しているそうです。
人員的に厳しい中での夜間対応ですが、臨機応変の対応に期待しています。




知事に要望書提出「大規模な臨時の医療施設を早急に開設するよう要望します」

2021-08-14 22:13:06 | 政治
コロナウイルスのデルタ株の感染者の急増が止まりません。
8月12日の熊谷知事の記者会見は緊迫感漂うものでした。

https://www.youtube.com/watch?v=RD_Z0MUGr3A&t=8s

「本日の新規感染者数1038人、療養者8369人のうち入院できているのは903人。
10人に一人しか入院できない状況です。
重症者76人。病床の稼働率63%。満床が近づいて来ています。
入院先の調整が困難になってきており、受け入れ先が見つからないのが常態化しています。

救急車がコロナ患者の受け入れ先を探している間、一般の救急搬送ができない事態も起きています。
コロナ重症患者の病床確保を優先するため、一般病床を制約している状況です。
見えにくい大災害です。災害医療という言葉も出てきています。

医療現場の危機的状況が一般の方に伝わらない状況だが、命に関わる状況です。
保健所では患者の医療対応を優先しているため、濃厚接触者の特定が実施困難な
状況なので、保健所から連絡がいかない場合もあるので、自分で濃厚接触者と
思えば2週間外出を控えるか、病院に相談してください。

マスクは不織布マスクを利用してください。
不要不急の外出が控えてください。
食品売り場、ショッピングモールの入場制限等もお願いしています。
買い物も混雑を避け、少人数で、短時間で回数を減らす等接触の機会を減らしてください。
自衛して乗り切ってください。」

ぜひ、熊谷知事のメッセージを聞いてみてください。

┃ 熊谷知事に 要望書を提出しました
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
災害医療と手をこまねいている訳にはいかないと、同日、熊谷知事へ次の要望書を提出しました。

「大規模な臨時の医療施設を早急に開設するよう要望します」

知事におかれましては、就任以来、新型コロナウイルス対策に連日ご奮闘され、
県民の命と暮らしを最優先する県政運営に敬意を表する次第です。

 さて、新型コロナウイルスの第5波の拡大が続き、千葉県の病床使用率が
8月10日には66.6%となり、急激にひっ迫してきました。
とりわけ、東葛南部は80%を超え、極めて深刻な状況です。早晩、中等症の
患者でも自宅療養を強いられる事態が想定される中、更なる病床の確保を急がねばなりません。

 昨年千葉県は、6月補正で、爆発的な感染拡大が発生した場合の病床不足に備え、
臨時の医療施設の整備を進めるとして30億円を計上しました。
しかし、その後この件は、医師・看護師確保が困難であること、
並びに既設の病床確保計画で1200床確保の見通しがついたため、
当初1000床規模とされた病床数は100~200床程度と縮小されました。
令和3年度当初予算に、再び臨時医療施設の開設として30億円が計上されましたが、
現状では、がんセンターの旧病棟を66床の臨時医療施設に転用することとなり、
現在48床の使用となっています。

 しかし、この程度の増床では、爆発的な感染拡大に対しては焼け石に水であり、
大規模な臨時医療施設を至急開設する必要があると考えます。
厚労省も2月15日付の通知「臨時の医療施設における医療の提供等に当たっての
留意事項について」で、県知事の権限でプレハブ等の臨時医療施設の設置が可能としています。

そこで、以下を要望します。

1.プレハブ等の新設や、体育館等既設の施設利用等で、数百~1,000床規模の
臨時の医療施設を整備開設すると共に、それに合わせた適切な医療供給体制を
早急に構築すること。

2021年8月12日





連日、市民ネットワーク千葉県の予算要望作成のため担当課とヒアリング中です

八街市の痛ましい飲酒運転事故を受けて

2021-08-04 09:46:02 | 政治
八街市の下校途中の小学生を襲った飲酒運転事故は、あまりにも痛ましく、
国の指示の下、通学路の安全一斉点検を行っています。
しかし、毎年通学路についての要望が、保護者、学校、地域から出されているのですが、
特に信号機、横断歩道等お金のかかるものは後回しにされ、実現されずにきました。
特に信号機設置はランニングコストが掛かるので、極力設置しない方向で動いています。





(現場に立って。センターラインもない、歩道を分ける側線もない。制限速度60㎞の直線道路。)

そのような中、昨年度酒々井小学校の危険な通学路(県道宗吾酒々井線)において
横断歩道、信号機設置を保護者が求めた要望に迅速に対応できたことは、
うれしいことです。(下宿地区の信号機)

更に、現在同じ通学路の別の箇所でも同様の声が上がっています。
(八坂神社前横断歩道への信号機設置)



(夕方にもかかわらず、また直前の呼びかけにもかかわらず、集まっていただき、お話を伺いました。)


大型トラックが走行する狭い県道に添え物のようにひかれた歩道を、毎日通学する子どもたち。
「毎朝、子どもたちを戦場に送り出す気持ちです」という保護者の心配の声は切実なものです。

6月議会の環境生活警察常任委員会の直前に保護者の要望を受け、現地を確認。
写真を添えて対応を求めました。
現在、信号機設置要望は提出済みです。
一刻も早い信号機設置の実現が待たれます。

また、大型車進入禁止であるにもかかわらず、なぜバンバン大型車がスピードを上げて
走行しているのでしょうか?



県道入り口に、違反トラックを停止させ引き込む場所がない、というのが県警の
「できない理由」です。
ところが現地を確認したところ、入り口にちょうど良い空き地があることを確認できました。
警察に情報を伝え、対処を求めます。

可搬式速度計測器(別名 オービス)も、6月緊急に出された補正予算で7台も追加購入〈1台約1000万円〉。
千葉県警は計10台も保有することになりました。
オービスを使ってしっかりと取り締まりをするように要望しています。


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:国も動いた
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八街市の事故の最大の原因は、トラック運転手の飲酒運転です。

トラックには営業用の緑ナンバーと自家用扱いの白色ナンバーの2種類があります。
緑ナンバーは乗車前のアルコール点検等厳しく事業者に求められますが、
白色ナンバー事業者は、全く行われていません。
大型トラックでも結構白ナンバーが走っています。
気を付けて見てください。

八街市の事故は、飲酒運転しながらあと少しで事業所に帰着する直前でした。
という事は、事業者はこの運転手が恒常的に飲酒運転していたことを知っていたのではないか、
と想像できます。
常任委員会ではこの白色ナンバーの出庫時のアルコールチェックについて、
事業者の責任も盛り込んだ法改正を求めるべき、と質問しました。

8月3日付朝日デジタルによると、法改正に向け警察庁が動き出した、とありました。

飲酒運転、交通事故死が「全国ワースト」の千葉県。
警察もネズミ捕りばかりに精を出さず、生死に関わる取り締まりこそ、しっかりと
取り組んでほしいものです。

== 朝日デジタル 8月3日より =============
千葉県八街(やちまた)市で6月、飲酒運転のトラックにはねられた小学生5人が
死傷した事故を受け、警察庁は、自分たちの荷物などを運ぶ「白ナンバー」の車
を業務で使う事業者が一定の基準を満たす場合、アルコール検知器による運転者
の飲酒検査を義務づける方針を固めた。

 事故を起こしたのは、資材を運ぶ白ナンバーのトラックだった。
現状では、飲酒していないか点呼で確認すると定められているが、その方法は
事業者任せになっている。
このため警察庁は、有償で人や荷物を運ぶ「緑ナンバー」と同じく、
検知器の使用を義務づけ、飲酒運転
対策の強化を図る。道路交通法施行規則の改正に向けて作業を進める。