上海中心(上海タワー、上海中心大厦)は上海市浦東新区に位置する超高層ビル。2008年11月29日に着工。2014年(予定)の完成後は、高さ632メートル、階数は128で延床面積は地上部分380,000平方メートル、地下部分170,000平方メートルとなる。2013年8月に最頂部に到達し、中国で最も高く、世界でもブルジュ・ハリファ(828m)、東京スカイツリー(634m)に次ぐ高さの超高層建築物となった。
このビルは浦東新区の陸家嘴金融貿易区の、東泰路・銀城中路・花園石橋路・陸家嘴環路に囲まれた街区に建てられる。1993年に作られた陸家嘴金融貿易区の完成予想図では、飛びぬけた高さの3本の超高層ビルが隣同士に描かれていた。うち一つは1998年に金茂大廈として完成し、もう一つは2008年に上海環球金融中心として完成した。残る一つが、この上海中心である。金茂大廈は上海中心の北隣に、上海環球金融中心は上海中心の東隣になる。
設計に当たり、発注主の陸家嘴集団は建築設計競技を行った。一次コンペではアメリカのスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル (SOM) やコーン・ペダーセン・フォックス (KPF)、中国の上海現代建築設計集団など名だたる設計事務所が参加した。2008年初頭の三次コンペにはアメリカのゲンスラー社による「龍型」のビル案と、イギリスのノーマン・フォスター率いるフォスター・アンド・パートナーズの「尖頂型」のビル案が残ったが、2008年6月にゲンスラー社の案が勝利した。
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