19世紀から24世紀へと世紀を超えて、六つの時代と場所を舞台に人間の神秘を描く壮大なスペクタクル・ドラマ。兄が性転換を経て姉弟となったラリー改めラナ、アンディ・ウォシャウスキー監督と、『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァが共同でメガホンを取る。時代をまたいで存在する同じ魂を持つ複数の人物という難役に挑むのは、名優トム・ハンクスをはじめ、ハル・ベリーやスーザン・サランドンといった豪華キャストたち。過去や未来を映す迫力ある映像や、深いストーリーなど、ロマンあふれる世界観に圧倒される。
1849年、太平洋諸島。若き弁護士に治療を施すドクター・ヘンリー・グース(トム・ハンクス)だったが、その目は邪悪な光をたたえていた。1973年のサンフランシスコ。原子力発電所の従業員アイザック・スミス(トム・ハンクス)は、取材に来た記者のルイサ(ハル・ベリー)と恋に落ちる。そして、地球崩壊後106度目の冬。ザックリー(トム・ハンクス)の村に進化した人間コミュニティーのメロニム(ハル・ベリー)がやって来て……。
前半は、ややこしくてついて行けなかったが、中盤、後半になるとずんずん惹き込まれていく。トム・ハンクスは各時代で6役をこなしているが、他の俳優もたぶん4~6役をしていると思うのだが、うまく化けてて解らない。パンフレットをじっくり読むか、もう数回観なければ、理解できなさそう。個人的には、原始時代のような未来、近未来のネオソウルが好きだ。韓国の女優ペ・ドゥナ、中国の女優ジョウ・シュンもいい配役だ。
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
原題: CLOUD ATLAS
製作年度: 2012年
監督: ラナ・ウォシャウスキー 、トム・ティクヴァ 、アンディ・ウォシャウスキー
上映時間: 172分
キャスト:トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント、ペ・ドゥナ、ジョウ・シュン
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