テレビドラマ「美男(イケメン)ですね」などで俳優としても活躍する人気バンドFTISLANDのボーカル、イ・ホンギ主演によるドラマ。末期ガン患者のホスピスで社会奉仕活動をすることになったアイドルが、そこで出会った人々や出来事を通して成長する姿を見つめる。監督はBIGBANGのドキュメンタリーを撮り上げ、本作で劇映画デビューを果たしたナム・テクス。『痛み』のマ・ドンソク、『食客』などのイム・ウォニら実力派が脇を固める。劇中でイ・ホンギがアコースティクギターを片手に披露する歌声も魅力的。
人気アイドルであるのをいいことに、勝手気ままに生きるチュンイ(イ・ホンギ)。つまらないことで暴力事件を引き起こした彼は、末期ガン患者のためのホスピスで社会奉仕活動をするハメに。監視役としてつきまとうアンナ(ペク・ジニ)、施設を抜け出してまで酒場に行くボンシク(イム・ウォニ)、何かと腕の入れ墨を見せつけるムソン(マ・ドンソク)など、クセのある患者たちに振り回されるチュンイ。模範的な行動をして少しでも早く奉仕活動を終わらせようと、彼らが結成しているバンドのサポートをするが……。
イ・ホンギは、日本で言うと嵐の二宮和也といったところか。アイドルの主演というとつまらない映画が多いが、二宮和也は、役者としても評価が高い。韓国のイ・ホンギもそんな印象があり、そっくりだ。余命少ない人たちとバンドを組み、閉鎖寸前のホスピスの救うわけだが、ラストのコンサートは見応えがあった。
おすすめ度 ☆☆☆☆
原題: ROCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
製作年度: 2013年
監督: ナム・テクス
上映時間: 100分
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