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ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

トランセンデンス

2014年12月03日 | 洋画

ジョニー・デップが主演、クリストファー・ノーランが製作総指揮を務め、「ダークナイト」「インセプション」などノーラン作品の撮影監督を務めてきたウォーリー・フィスターが長編初メガホンをとったSF大作。人類の未来のため、意識をもったスーパーコンピューターを研究開発している科学者ウィルは、反テクノロジーを掲げる過激派組織の凶弾に倒れるが、妻のエヴリンによってウィルの脳はスーパーコンピューターにアップロードされる。消滅するはずだったウィルの意識はコンピューターの中で生き続け、やがてネットワークの力によって地球上のあらゆる知識を手に入れ、予想もしない進化を始める。

環境汚染も戦争も病気も無い理想のユートピアを創ろうとするウィル。片や、独裁を懸念して破壊しようとする過激派や元同僚たち。近未来の設定だが、現実でもありそうな話だ。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2014年

上映時間:119分

監督:ウォーリー・フィスター

キャスト:ジョニー・デップモーガン・フリーマン、レベッカ・ホール



それでも夜は明ける

2014年11月18日 | 洋画

第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。

奴隷制度の理不尽な光景がいやという程、延々と描かれる。ほっとするのは、最後の5分間だけだ。世の中の不条理を正すのは、政治の力だという事が思い知らされる作品でもある。日本の政治を観て、情けなく思うのは私だけか。政治は弱者の為にある。金持ち優遇の自民党政治に憤りを感じる。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題:12 Years a Slave

製作年:2013年

上映時間:134分

監督:スティーブ・マックイーン

キャスト:キウェテル・イジョフォーマイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ



8月の家族たち

2014年11月18日 | 洋画

オスカー女優メリル・ストリープとジュリア・ロバーツが母娘役で初共演し、ピュリッツァー賞とトニー賞をダブル受賞したトレイシー・レッツの戯曲を映画化。オクラホマの片田舎。父親が突然失踪したことをきっかけに、病気のため毎日薬漬けの日々を送る毒舌家の母ヴァイオレットの下に、娘たちが久しぶりに集まる。長女バーバラは浮気した夫と別居中で、反抗期の娘にも手を焼いている。一方、次女カレンは婚約者を連れてきて、三女アイヴィーも恋に夢中。自分勝手な母親とそれぞれの人生を歩む娘たち、そして彼女らを取り巻く男たちの本音が次第に明らかとなり、家族の秘密が暴かれていく。母ヴァイオレット役のストリープ、長女バーバラ役のロバーツほか、ユアン・マクレガー、クリス・クーパー、アビゲイル・ブレスリン、ベネディクト・カンバーバッチ、ジュリエット・ルイスら豪華キャストが共演。原作者が自らが脚本を手がけ、「カンパニー・メン」のジョン・ウェルズ監督がメガホンをとった。

大物女優の共演作品。メリル・ストリープ演じる母親は、薬中毒の毒舌家、3人の娘たちもそれぞれに問題を抱え、それが徐々に暴かれる。面白いような、面白くないような。

おすすめ度  ☆☆☆

原題:August: Osage County

製作年:2013年

上映時間:121分

監督:ジョン・ウェルズ

キャスト:メリル・ストリープジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー



オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014年11月13日 | 洋画

桜坂洋のSFライトノベル「All You Need Is Kill」(集英社スーパーダッシュ文庫刊)を、トム・クルーズ主演でハリウッド実写化。「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者と人類の戦いが続く近未来を舞台に、同じ時間を何度も繰り返すはめになった兵士が、幾度もの死を経験し、成長していく姿を描く。戦闘に対して逃げ腰な軍の広報担当官ウィリアム・ケイジ少佐は、戦闘経験が全くないにもかかわらず最前線に送り込まれてしまい、あえなく戦死。しかし、死んだはずのケイジが意識を取り戻すと、周囲の時間は戦闘が始まる前に戻っていた。再び戦死するとまた同じ時間に巻き戻り、不可解なタイムループから抜け出せなくなったケイジは、同様にタイムループの経験を持つ軍最強の女性兵士リタ・ヴラタスキに訓練を施され、次第に戦士として成長していく。戦いと死を何度も繰り返し、経験を積んで戦闘技術を磨きあげていくケイジは、やがてギタイを滅ぼす方法の糸口をつかみはじめる。リタ役でエミリー・ブラントが共演。監督は「ボーン・アイデンティティー」「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン。

観たかった映画だ。やっとDVDレンタルが開始されたので、早速観賞。期待どうリでとても面白い。今年一番かも。リタ役のエミリー・ブラントもいい感じ。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題:Edge of Tomorrow

製作年:2014年

上映時間:113分

監督:ダグ・リーマン

キャスト:トム・クルーズエミリー・ブラント、ビル・パクストン



ゲーム・オブ・ウォー 最終戦争

2014年10月22日 | 洋画

モスクワに越してきたばかりの若き天才プログラマー、アレックス。彼は巨額の賞金を目当てに、謎の大金持ちが主催する「スパイラル」という高級クラブのゲームに参加する。それは実弾が飛び交い、警察車両さえ巻き込むカーチェイスや、軍用ヘリまでも動員される、違法な命がけのサバイバルゲームだった。アレックスは、超人的な運動神経と天性の明晰な頭脳を駆使して、次々とゲームに勝利。順調に賞金を手にしていく。ある日、ゲームのミッションで銀行へ侵入したアレックス。しかし、ただのゲームだったはずが、彼は強盗犯として警察に追われるハメになり、さらにはロシア政府からも命を狙われることになってしまう。一体、このゲームの背後で何が起こっているのか。正体不明の敵と、知る由もない巨大な陰謀に巻き込まれ、アレックスは今、真のサバイバルに挑むことになる。 

めずらしくお洒落なロシア映画。「スパイラル」というゲームの意味が希薄だが、モスクワの街がお洒落に見えるのは意外。

おすすめ度  ☆☆☆

原題:Spiral

製作年:2013年

上映時間:102分

監督:アンドレイ・ボールギン

キャスト:コンスタンチン・クルコフ、アナトリー・ルデンコ



ザ・マシーン

2014年10月20日 | 洋画

アンドロイドが次第に感情を芽生えさせていく姿を描き、人間と機械の融合といったテーマやその世界観が話題を呼んだ近未来SFアクション。中国と西側諸国が冷戦状態に陥った近未来。科学者のヴィンセントと助手のアヴァは、英国国防省の依頼を受け、人間を凌駕するパワーと情報処理能力をもつアンドロイドの研究をしていた。ある日、中国側の暗殺者によってアヴァは瀕死の重傷を負ってしまい、ヴィンセントは彼女の命を救うため、アヴァの脳のデータをアンドロイドに移植する。すると、アンドロイドは次第に人間の感情を学び、アヴァが抱いていたヴィンセントへの愛に目覚め始める。しかし、アンドロイドを完全な殺人兵器にしたい国防省はヴィンセントを監禁し、アンドロイドのデータを書き換えようとするが……。

展開がまどろっこしくてイライラ。病気の娘を直したいからアンドロイドを開発するという主人公の思いも同調できないし、ラストのアンドロイドたちの反乱も納得がいく説明がつかない。アクション映画ならすかっとしたストーリーにしてほしい。

おすすめ度  ☆☆☆

原題:The Machine

製作年:2014年

上映時間:90分

監督:カラドッグ・W・ジェームズ

キャスト:トビー・スティーブンスケイティ・ロッツ、デニス・ローソン



バチカンで逢いましょう

2014年10月20日 | 洋画

「バグダッド・カフェ」のマリアンネ・ゼーゲブレヒトが主演を務めたハートウォーミングドラマ。夫に先立たれたドイツ人女性マルガレーテは、ローマ法王に面会するため単身バチカンへと向かう。彼女は敬虔なカトリック教徒だったが、法王に懺悔しなければならないことがひとつだけあった。初めてローマを訪れたマルガレーテは、自分と同じく人生の秘密を抱える老詐欺師ロレンツォと出会う。やがて、ひょんなことから廃業寸前のドイツ料理店のシェフとなったマルガレーテは、美味しい料理で店を建て直すことに成功。その評判は法王のもとにも届き……。監督は「飛ぶ教室」のトミー・ビガント。

ストーリーは面白いはずなのに、もう一つは入り込めなかった。料理を描く部分や店が評判になる過程をもっと描くべきでは。親子三代のドタバタ劇だが、ローマが舞台なのが救い。

おすすめ度  ☆☆☆

原題:Omamamia

製作年:2012年

上映時間:105分

監督:トミー・ビガント

キャスト:マリアンネ・ゼーゲブレヒトジャンカルロ・ジャンニーニア、ネット・フィラー



鑑定士と顔のない依頼人

2014年10月17日 | 洋画

「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」の名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、ジェフリー・ラッシュを主演に迎えて描くミステリー。天才的な審美眼を誇る鑑定士バージル・オドマンは、資産家の両親が残した絵画や家具を査定してほしいという依頼を受け、ある屋敷にやってくる。しかし、依頼人の女性クレアは屋敷内のどこかにある隠し部屋にこもったまま姿を現さない。その場所を突き止めたバージルは我慢できずに部屋をのぞき見し、クレアの美しさに心を奪われる。さらにバージルは、美術品の中に歴史的発見ともいえる美術品を見つけるが……。音楽はトルナトーレ作品常連のエンニオ・モリコーネ。イタリアのアカデミー賞と言われるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、監督賞、音楽賞をはじめ6部門を受賞。

DVDレンタルがいつも借りられててなかなか観られなかった映画。予想以上に面白かった。ラストは意外な展開でネタバレになるので言えないが、きっと衝撃が走るだろう。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題:La migliore offerta

製作年:2013年

上映時間:131分

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

キャスト:ジェフリー・ラッシュジム・スタージェス、シルビア・ホークス



アバター

2014年10月07日 | 洋画

巨匠ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」(97)以来12年ぶりに放つ、デジタル3DによるSF超大作。22世紀、地球から遠く離れた惑星パンドラへとやってきた元海兵隊員ジェイクは、自らの分身となる“アバター”を操り、先住民ナヴィと交流するが、やがて鉱物資源を巡って勃発する人類とナヴィとの戦争に巻き込まれていく。主人公ジェイクに「ターミネーター4」のサム・ワーシントン。共演にゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーほか。

テレビで再放送されていたので録画で観る。もう何回観ただろうか。たぶん5回はみている。公開されてもう5年が経つが、いまだに感動する。Avatarという設定も画期的だが、惑星パンドラの映像がすごい。生き物がリアルだし、細部まで丁寧に創られている。傑作だ。

 

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題:Avatar

製作年:2009年

上映時間:162分

監督:ジェームズ・キャメロン

キャスト:サム・ワーシントンゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー




 


アイス・ソルジャー

2014年10月02日 | 洋画

雪山を舞台に遺伝子改造の最強兵士に戦いを挑む最強のノンストップ・アクション! かつてソ連が合衆国テロ攻撃を目的として極秘開発した、究極の戦闘能力を持つ最強兵士が50年の時を経て蘇る。パワー、スピード、身長等あらゆる身体能力が極限化され、全ての感情を奪われた冷酷非情な3人の“人間兵器"と、哀しき過去を背負った1人の男の息詰まる対決を、ド迫力のアクションで鮮烈に描き出す! 

カナダ北部にある厳冬の地で、科学者が冷凍保存状態で3体のロシア人を発見。解凍を試みるが、やがて科学者の1人マルローは恐ろしい脅威を解放してしまったことに気づく。3体の男たちはかつてソ連がアメリカ合衆国テロ攻撃を目的とし極秘開発した、究極の戦闘能力を持った遺伝子改造の最強兵士だったのだ。
やがて目覚めた男たちは逃走し、科学者を次々と殺していく。唯一生き残ったマルローはひとり、男たちを追うのだが…。

遺伝子改造の兵士という設定でありながら、50年も氷の中で眠っていたという理由が意味不明。アメリカに渡ってテロをするのが目的と思っていたが、結局町を破壊しただけで終わっている。つまり、シナリオがB級、

おすすめ度  ☆☆

原題:Gaten Ragnarok

製作年:2013年

上映時間:90分

監督:ストゥーラ・ガンナーソン

キャスト:ドミニク・パーセルアダム・ビーチマイケル・アイアンサイド

 

 


ラグナロク オーディン神話伝説

2014年10月02日 | 洋画

北欧神話における世界の終末の日=ラグナロクの謎の解明に挑む考古学者の冒険を描き、ノルウェーで大ヒットを記録したアドベンチャー映画。2人の子どもを男手ひとつで育てる考古学者シーグルは、20世紀初頭に発見されたオーセベリのバイキング船内から、ラグナロクについて書かれたルーン文字を発見する。調査を進めていくうちに、ルーン文字は地図であったことが判明。その地図が示していたのは、ノルウェー最北の湖に浮かぶ島「オーディンの眼」だった。シーグルはラグナロクの謎を解き明かすべく、子どもたちを連れて「オーディンの眼」に足を踏みいれるが……。出演は「コン・ティキ」のポール・スベーレ・バルハイム・ハーゲン、「ナチスが最も恐れた男」のニコライ・クレーベ・ブロック。

宝探しの旅がはずが、太古の怪獣に襲われるとんでも旅となる。ガイドが裏切ったり、仲間の考古学者が怪獣の子供を隠したりとよくあるパターン。怪獣も巨大な蛇のようなそうでないような、中途半端。

おすすめ度  ☆☆☆

原題:Gaten Ragnarok

製作年:2013年

上映時間:94分

監督:ミケル・ブレネ・サンデモーセ

キャスト:ポール・スベーレ・バルハイム・ハーゲンニコライ・クリーベ・ブロック



メイジーの瞳

2014年10月02日 | 洋画

「綴り字のシーズン」のスコット・マクギー&デビッド・シーゲル監督が、離婚する両親に翻弄される少女の日常を描いたヒューマンドラマ。ロック歌手の母と美術商の父の間に生まれた少女メイジー。日頃から喧嘩してばかりの両親はついに離婚を決め、メイジーはそれぞれの家を行ったり来たりすることに。ところが、忙しい父はベビーシッターのマーゴに、母は新恋人リンカーンにメイジーを預けるようになり……。原作は「ある貴婦人の肖像」「鳩の翼」などで知られるヘンリー・ジェームズの小説。2012年・第25回東京国際映画祭コンペティション部門では、「メイジーの知ったこと」のタイトルで上映された。

両親が離婚し、10日ごとに行ったり来たりの生活をするメイジー。両親は互いに新しい恋人を見つけ、メイジーを任せっきりに。ラストは予想ができたものの、溜飲が下がる。 

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題:What Maisie Knew

製作年:2012年

上映時間:99分

監督:スコット・マクギー

キャスト:ジュリアン・ムーア、アレクサンダー・スカルスガルド、オナタ・アプリール



マチェーテ・キルズ

2014年10月02日 | 洋画

ロバート・ロドリゲス監督が手がけたB級アクション「マチェーテ」(2010)の続編。麻薬捜査官のマチェーテは、アメリカ大統領から、マッドマンと呼ばれるメキシコの麻薬王を倒してほしいとの依頼を受ける。しかし、マッドメンは自分の心臓が止まると同時にワシントンD.C.へミサイルが飛ぶように仕組んでいた。その仕掛けを解除できるのは、世界一の武器商人ヴォズだけだったが、ヴォズもまた、世界を混乱に陥れようと企んでいた。前作に続きダニー・トレホが主演。映画初出演となるレディー・ガガほか、ミシェル・ロドリゲス、チャーリー・シーン、アントニオ・バンデラス、ジェシカ・アルバ、メル・ギブソンらが共演。

まさにB級アクションだが、その割りにスケールが大きい。首が飛んだり、人間がまっぷたつになるなどアクションも馬鹿馬鹿しくて笑える。これは、二作目だが、三作目の部隊は宇宙だ。

おすすめ度  ☆☆☆

原題:Machete Kills

製作年:2013年

上映時間:120分

監督:ロバート・ロドリゲス

キャスト:ダニー・トレホミシェル・ロドリゲス、ソフィア・ベルガラ


 


フィルス

2014年09月03日 | 洋画

「トレインスポッティング」原作者として知られるアービン・ウェルシュの小説を映画化し、悪徳刑事の巻き起こす事件をジェームズ・マカボイ主演で描いたクライムコメディ。同僚や友人を陥れる裏工作や残業の不正申告が得意で、売春、不倫、アルコールやコカインにも手を出すスコットランド人刑事ブルース・ロバートソンは、ある日起こった日本人留学生殺人事件の捜査を担当することになる。初動捜査では目撃者が見つからかったその事件を解決してみせ、出世しようと目論むブルースだったが、捜査を進めるにつれて過去の自分と向き合うはめに。やがて目撃者とされる謎の女の存在が浮かび上がり……。

 スパイダーマン役のジェームズ・マカボイの主演作。刑事役という事だが、これがとんだダメ刑事で、事件の解決にはほど遠い。全体に暗い。後味も今一つだ。

おすすめ度  ☆☆

原題:Filth

製作年:2013年

上映時間:97分

監督:ジョン・S・ベアード

キャスト:ジェームズ・マカボイジェイミー・ベル、イモージェン・プーツ



キャリー

2014年09月03日 | 洋画

1976年にブライアン・デ・パルマ監督、シシー・スペイセク主演で映画化されたスティーブン・キングの同名小説を、クロエ・モレッツ主演で再映画化。超能力を秘めた内気な少女キャリーが引き起こす惨劇を描くサイコサスペンスで、「ボーイズ・ドント・クライ」のキンバリー・ピアース監督がメガホンをとった。地味で冴えない高校生のキャリーは、学校では笑い者にされ、家では狂信的な母親に厳しく監視され、孤独で鬱屈した日々を送っていた。やがて、学校の人気者トミーとプロムパーティに参加することになり、母親の反対を押し切ってパーティにでかけたキャリーだったが……。

 キック・アスで一躍有名になった官があるクロエ・グレース・モレッツ。彼女の代表作といえば、この映画だ。内気な少女が後半変貌する様は、ビックリだが、面白かった。
 
おすすめ度  ☆☆☆☆

原題:Carrie

製作年:2013年

上映時間:100分

監督:キンバリー・ピアース

キャスト:クロエ・グレース・モレッツジュリアン・ムーア、ジュディ・グリア