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ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

夜の上海

2008年07月08日 | 邦画
 夜の上海で出会った、お互いに言葉の通じない男女の恋を描いたロマンティック・コメディ。最悪の出会い方をした2人が、次第に心を通わせていく過程をユーモラスに見せる。主演は『スパイ・ゾルゲ』の本木雅弘と、『少林サッカー』のヴィッキー・チャオ。共演者には西田尚美、塚本高史、竹中直人ら日本人キャストのほか、『ピンポン』のサム・リー、ディラン・クォなど多彩な顔ぶれが勢ぞろい。旅先での偶然の出会いが運んでくる楽しい一夜に、つい笑みがこぼれてしまう。

 まさに上海での一夜の出来事の話しだ。日本のカリスマ美容師と上海のタクシー運転手のヴィッキー・チャオの出逢いは交通事故だ。二人のドタバタが続くのが面白いが、お互いの事情が絡み合って、少しづつ理解しはじめる。日頃は髪も構わないヴィッキー・チャオを最後に美しく変身させるってのが見せ場だ。上海を知りたい人には絶好のガイドとなる映画だろう。

 ちなみに、上海のタクシーは日本の個人タクシーのシステムに近いようだ。道を知らないような不馴れな運転手も多いので要注意である。タクシーの下半分がグレーに塗られたツートンカラーのタクシーに乗るのが安全と良くいわれる。そして日本と比べるととっても安い。初乗りで11元(176円)だ。50元も乗れば上海が一周できるはずだ。

おすすめ度 ★★★★★


基本情報 原題: THE LONGEST NIGHT IN SHANGHAI
製作年度: 2007年
監督: チャン・イーバイ 上映時間: 110分
キャスト:本木雅弘、ヴィッキー・チャオ、西田尚美

風の谷のナウシカ

2008年06月07日 | 邦画
 昨夜、テレビで放映していたアニメ「風の谷のナウシカ」。単行本も持ってるし、今迄何回も読んでいる。たぶん10回は読んでいるはず。だから、ストーリーは完全に覚えてる。宮崎映画のベスト1は文句なしに「風の谷のナウシカ」だ。
 今回の映画は、絵もストーリーも新バージョンになっていた。鮮やかに彩色され、キャラクターも少しアレンジされている。ストーリーも大きな流れは一緒だが、変更されている箇所は少なく無い。
 もう一度見直し、分りやすくしたのだろう。それは大歓迎だが、欲をいえば、続編を創ってほしいもの。原作を読んだ人はわかると思うけれど、決して風の谷だけの物語りではない。壮大なスケールで描かれた大作なのだ。映画の部分は、全体の一割程にすぎない。映画だけを観た人は「風の谷のナウシカ」は、これだけのものを誤解するだろう。

シリーズで紹介すれば、少なくとも5本~7本になるだろう。日本が誇るアニメの最高傑作をぜひ、原作バージョンで創るべきだ。
 
【概要】
 宮崎駿オリジナルの原作漫画を映画化した劇場用アニメーション。地球壊滅後の近未来を舞台に、“腐海”と呼ばれる毒の森に生きる人々の闘いを描く。文化論を躍動感溢れる娯楽作に昇華させた宮崎駿の手腕はさすが。また、鬱蒼とした腐森や数々の巨大な虫たちを具現化した美術も素晴らしい。海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日、虫に襲われた輸送飛行船が風の谷に墜落する。船内には、“火の七日間”と呼ばれる最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が積まれていた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し、風の谷の王妃ナウシカも陰謀渦巻く戦乱に巻き込まれてゆく。

おすすめ度  ★★★★★

下記のデータは古いバージュン。

原題: NAUSICAA OF THE VALLEY OF WIND/WARRIORS OF THE WIND
製作年度: 1984年
監督: 宮崎駿
上映時間: 116分
キャスト・スタッフ:島本須美、辻村真人、京田尚子


「オペレッタ狸御殿」

2008年01月26日 | 邦画
 狸と人は恋に落ちてはならないといわれている中、唐の国から狸御殿に招かれた狸姫(チャン・ツィイー)とがらさ城城主の世継ぎ・雨千代(オダギリジョー)はひと目で恋に落ちてしまうが……。

 チャン・ツィイーとオダギリジョーが共演した、巨匠・鈴木清順監督によるオペレッタミュージカル映画。劇中に登場する美しい衣装の数々に目が奪われる。デジタル出演している美空ひばりも見逃せない。

 う~ん。なんと言ったらいいんだろう。オペレッタだから歌劇だけれど、映画としては・・・微妙です。チャン・ツィイーの日本語も・・・気になって、物語りに入れませんでした。

 でも一カ所、海辺に倒れているチャン・ツィイーの太ももがあらわなシーンが・・・その太ももが、肉感的なんです。すごく色っぽい。

 色っぽさでは、「女帝」の入浴シーン(後ろ姿)とこの太ももが、双璧です。はい。

おすすめ度(映画として)  ★★★☆☆

おすすめ度(チャン・ツィイーファンとして)  ★★★★★ 

製作年度: 2004年
製作国・地域: 日本
上映時間: 111分