衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

老犬スノウの去勢手術

2017-12-24 06:28:26 | 

一昨日、スノウはおかまちゃんになりました。

保護され我家に来て2年が過ぎたスノウ。

栄養不良と肝臓数値がなかなか安定しないことから獣医からも去勢手術のgoが出ず、一時は見送りも考えてみました。

麻酔薬は肝臓に負担を与えるため、特に老犬にはリスクが高いのだそう。

加えて、処置中にスノウを保定して下さった他の獣医師に対する異常なまでの威嚇と攻撃態勢に、さらに不安感が増し...。

スノウの心理状態に伴う影響を考え、ようやくgoが出た11月の手術は一旦見送りとさせていただきました。

しかしまた、スノウは前立腺肥大ぎみであることや、近所のヒート中の雌の残臭に対する異常なまでの執着も気になり、特に前立腺肥大については手遅れにならぬうちに手術を受けた方が良いのではとも思っていました。

歳を重ねれば麻酔薬へのリスクもさらに上がります。

 

スノウはこのところに来て体重が僅かに増え、心身もすこぶる安定。

 

オトコだった最後の日

 

そこでスノウがお世話になっている動物病院の院長先生に再度相談、直前の血液検査結果に大きな問題は無かったための決行となりました。

 

スノウは恐怖を感じたときに瞬時に噛みつくことがあるため、当日は念のために口輪を装着。鎮静剤投入後に私が抱いてオペ室へ。

 

麻酔が利いて、私はこの直後にオペ室を退出

 

手術は肝臓数値が上がらぬよう点滴をしながら行なって下さいました。

また、途中で呼吸数が足りなくなり、一旦呼吸を止めてから人工呼吸器に変えたのだそう。しかし人工呼吸器の使用は、麻酔下において呼吸数が不足する患畜には念のために行なう措置なのだそうで特別なことではないようです。

この動物病院で一番の経験と腕があるという獣医が担当して下さいましたので、安心して覚醒の連絡を待つことが出来ました。

 

無事に手術を終え酸素室にて様子は安定という連絡を受け、一夜明けてお迎えに行くと...

 

 

広いケージの中でおとなしく点滴を受け、獣医師ばかりか動物看護士にも唸ったりせず世話をさせてくれたとの話にびっくり。

すぅちゃん、とてもイイコだったのね。

 

「お迎えに来たよ~

私を見て尾を振り続け

 

点滴をしていたにも関わらず、前日の14時から排尿もずーっとガマンしていました。ケージから出た途端に、じゃ~~と大量に。

犬はやはり自分の寝床を汚さぬものなのですね。

 

スノウの大切な身体の一部だからと院長先生に見せて頂いた、スノウの摘出した睾丸は、とても大きくてりっぱな物なのだそう。

我が夫にも見せてあげようと、ホルマリン漬けせずそのまま自宅へ持ち帰りました。

 

昨夜からスノウの姿が無く、「スノウは?」と言葉がけすると、このような反応のヴァレンシア。何かの異変をちゃんと感じ取っています。

 

心配顔

 

一方、ボブはのびのびと時間を過ごしていました。

 

動物病院から出てすぐ、植え込みの中にいるらしい猫に反応なスノウ。(笑)

 

さぁ、ヴァレンシアが待っているよ。お家に帰ろう!

 

お世話になった動物病院の皆さま、有難うございました。

コメント (4)
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