衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

雷様のおでまし

2013-07-14 21:31:46 | 
ちょうど夕飯時間支度の頃に久しぶりに轟いた雷鳴。

雷を異常に怖がるヴァレンシアは飛び上がってから玄関ドア隅に移動した。このタイミングで誰かが扉を開けたら外に飛び出してしまうに違いない。

ヴァレンシアをキッチンに呼び入れると、震えながら、触り続けてと催促の嵐。

夕飯の支度を一時中断し、大丈夫だよと声掛けしてあげたが怖い気持ちは収まらない。リビングへ移動すると、ノートPCが置いてある小さな丸テーブルの下に潜り込んだ。


あなたの今の顔の方がよっぽど怖いと思うよ

再び声をかけるが、イヤイヤをしているかのように落ち着きなく安心する場所を探り続けている。



動いている間に関連するケーブル類を身体に巻きつけてしまったため、それらを解きながら「大丈夫だよ」と声をかけ続けた。


雨は降りだしていないものの、まだ雷鳴は止まず。

おそらくパニックになっているだろうヴァレンシアは、ノートPCの下は安全ではないと思ったのか、突然、物凄いスピードで二階へ上がって行った。

ワンズの夕飯時に呼ぶと、ちゃんと戻ってきてしっかりとフードを平らげた。しかしその後、すぐ二階へ戻っていった。


人間の夕飯の準備を終えるころにもまだ階下へ降りてこない。雷は既に遠くへ移動、雷鳴はもう聞こえなくなって暫く経つ。

何か悪戯しているのではと気になり、二階へ上がると....



気温の高い場所で寝ている。

声をかけると...



私を触っての合図。「おいで」と再び声掛けすると、拒否の姿勢。それほどまでに怖いのだね。

だけどそろそろ寝る前散歩の時間だよ、ヴァレンシア。さぁ、どうする?


コメント (4)
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土曜日は「山科」で犬散歩 2013年7月13日 伴侶動物達それぞれ

2013-07-14 16:37:21 | 
衣笠山で今年初めてヒグラシの鳴き声を聞いたこの日....


まずは山科に来てからなかなか懐かないようである、猫のアマちゃんとクロちゃん兄妹の様子からお伝えしましょう。


猫ユニットのエレベーターホールを出ると、ゲートの向こう側で部屋から出てしまっていたタイガちゃんが寛いでいました。



すぐに職員さんへ伝えると、タイガちゃんは扉から出てしまってもすぐ戻ってくると聞き一安心。エレベーターに乗ってしまったら外へ出てしまう可能性が無きにしも非ずの心配は不要のようでした。

アマちゃん達兄妹のいる扉を開けると、すぐにタロウちゃんがすり寄って歓迎してくれました。訪問回数を重ねるごとに、猫達が私達を覚えて受け入れてくれることを嬉しく思います。

アマちゃんも早く慣れることを祈りつつ覗いてみると...


ケージを覆っていたカバーはめくられたまま

少しは慣れたのでしょうか?

職員さんに様子を伺ってみると...、入居者のお一人の女性にしか心を開いていないとのこと。その入居者の女性に話を伺うと、突然声を出したりせず、静かにそーっと近づき、存在に慣れた頃に声がけをすることを重ねることで、猫達が触らせてくれるようになったとのこと。

そのおばあさまの言葉には、猫を愛し、無理強いすることなく、猫を理解しようとする優しさが溢れていました。



近づいてもシャーッとは言わないものの...


コンデジ望遠にて

まだ緊張しており、強い警戒心を持った目で見ています。入居者のおばあ様にアドバイスを頂きながら、焦らず、脅すことなく、猫の変化を可能な限り観察していきたいと思っています。


さて、ワンズユニットでは...


猛暑というより酷暑に近い、強い日差しが降り注いだ日中。ワンズの負担を配慮し、午後15時半を回ってから散歩に繰り出しました。

外散歩犬メンバーは若くて体力のあるブンちゃんとダイちゃん組。身体が大きくてハイパワーなのにスタミナの無いアミちゃんと、身体は小さいけれど忍びのように建物に沿って小回り効かせ、マイペースで歩くぷーにゃん組との二回に分けての散歩となった。

この日のハンドラーはりりまむさんと私。

ラッキーなことに、散歩に出る頃は太陽が一旦雲に隠れ、南風も吹き始めたため思ったほどの暑さでは無い。ブンちゃん達はいつものコースを公園まで、アミちゃん達は職員駐車場までの道のりをそれぞれ往復。

てんかん発作が心配されるあらし君、アスファルトの蓄熱による熱中症が心配されるミニチュアダックスジロー君、療養中のむっちゃんは職員さんと山科ドッグランでトイレを兼ね、外の空気を楽しむことになっている。たいてい、日中の気温が下がるまでは犬ユニットで寛いで過ごしているようです。


この日の様子を画像でまとめて紹介いたします。


【あらし君】

 山科へ来てから現在までに6回ほどてんかん発作を起こしているようです。
 この日も調子が出ないようで、あらし君をとても可愛がって下さる入居者のお部屋に置いてあるベッドで寝たり、老人のベッドで寛いだりしていました。

 



 近づいてみると、とても可愛い表情で寛いでいました。





 畠職員さんが名前を呼ぶと...



 皆がいる方へとやってきます。少しでも元気になって、ご飯をたくさん食べられると良いね。




【むっちゃんとジローちゃん】

 むっちゃんは食欲旺盛、酸素テントにこの日も入っていませんでした。見る限りは体調も良さそう。ジローちゃんは、誰かがくると吠えて歓迎。前回、私が抱っこで散歩に連れていってあげた恩を感じているのか、吠えながら寄ってきたものの、ダイちゃんを撫でていた私の手に自分の顔を押し付け、触れと催促してきました。
 


ジローちゃん、亭主関白なのね(笑)。






むっちゃんは「寛ぐイコール寝る」ことのよう


【ダイちゃんとブンちゃん】

 この二頭はとても良いコンビ。一緒に遊ぶことができるほどの仲良しです。ブンちゃんは小さな子供にとても優しい。ハンサムボーイのダイちゃんはやはり憶病なのか、散歩途中で聞こえてきた草刈り機の音に驚いていました。



子供には唸ったりすることなく触らせてくれるブンちゃん





草刈り機のエンジン音が気になり、何度も振り向くダイちゃん




ブンちゃんは歩く速度の速いりりまむさんに、ちゃんと歩調を合わせています。


「マダカァ、ダイキ」


「イソグベカラズ」

この日のダイちゃんはとても穏やかな表情


そして山科の公園でもカブトムシがカラスに食べられた残骸が目立ちました。



ホームに戻ると...



職員さんに優しく歓迎され照れるフタリ


なんと優しい手



この二頭はその持ち前のキャラでモテモテの人気ぶりなのかもしれません。
 
手足を拭く際は機嫌悪くなるブンちゃん。


「ウゥゥ~」

だけど褒められると...


「キレイニナッタカ?」とにっこり


散歩のあとはすぐオネムになるワンズ。

「オイラダケヲ...、オイラダケヲ....。」

自分だけたくさんたくさん可愛がってもらいたい気持ちで夢見るブンちゃん

最初は眠いのを我慢していたダイちゃんも...



コックリ...



ウトウト....



ウトウトウト.....


一丁上がりー!


【ぷーにゃん&アミちゃん】

私達がフロアへ入ると...



走ってきて歓迎してくれるぷーにゃんとアミちゃん。



アミちゃんは嬉しさから興奮し、カラーに装着しているショートリードを自ら咥えて振りまわして歓喜。その後...


りりまむさんにhug&kiss!

あら~、りりまむさん。勝負キスの相手は違いますよね?(笑)



忍びの使命であると、建物の端を歩きたいとゴネるぷーにゃんをどうにか連れ出したものの...



出すもの出したら、とっとと帰りたがるアミちゃん。


建物内で撫でてくれる職員さんに気もそぞろ。

なぜなら、アミちゃんは真っ先に飼主の側へ飛んでいきたいのです。そう、アミちゃんは老人が入居時に連れてきた伴侶動物。生涯に渡り、家族として暮らすことができます。



「オトーサン、サビシカッタ?」



「オトーサン、ダイスキ」



このようにアミちゃんは飼主が乗っている車いすを、居室の中に誘導するかのような動きを見せるのです。驚きでしょう?








従順なアミちゃんに飼主であるお父さんも満足そう。





こうして山科ワンズの豊かな時間は流れていきます。


さて、このあとで再びりりまむさんに収穫のお誘いを受けた私。その記事はまた後日に...
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お見送り

2013-07-14 11:16:56 | 
めまいのような症状で体調がすぐれないジェッシー。

現在の状況は、食欲だけは変わらず旺盛であるのに、痩せてきていることが気になる。たいてい、キッチンかリビングで寝て過ごす。今までのように調子に乗って甘噛みして遊ぶことをしなくなり、耳の聞こえも悪いように感じる。

なのにストーカーとしての使命を果たすべく、私が移動するたびに起き上がってヨロヨロと一生懸命ついてくる。私がすぐそばに立っていることに気付かず、探しまわったりもしている。

トイレはシートを使えるが、排便は今まで同様、外で済ませたい様子。


そのため一日二回ほど、しばらくテラスに出してから家の周りをゆっくりと一周させている。すぐに歩かなくなるため、抱き上げたり下ろしたりしながら排便を促す。


そして今朝は...


マルコを見つけて吠えるジェッシー

夜散歩に同行しているマルコちゃんの散歩時間のタイミングであった。呼んでいるのか、吠えて自分の存在を示すジェッシー。


気付いたマルコちゃんは尾を振りながら立ち止っている。




よろけているはずのジェッシーは、吠え続けながらマルコちゃんのそばまで力強く私を引っ張っていった。

その後お見送り。


一緒に行かれなくて少し寂しそうではあったけど、マルコちゃんにエネルギーを分けてもらったようでもあった。

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