ホントに久しぶりとなったフレンチディナーの夕べ。
私がリクエストを出して、元ボスがごちそうしてくれるという、なんともありがたい(?)企画。
今回の昨年2月にオープンした『Ryuzu』。
フレンチの巨匠ジョエル・ロブションの元、長きにわたり修行を積んだ飯塚隆太シェフのお店。
地下へとつづく階段を降りて、重厚な扉を開けると、
ほどよいモダンな空間。
オープンキッチンでカウンターになっているのですが、
席に座ると手元がギリギリ見えないくらいの高さ。
ある意味、絶妙!
コースは3種あるのですが、欲張りなので皿数の多いコースにしました。
★「MENU DEGUSTATION」 12,600円
料理5皿、デザート2皿のテイスティングメニュー
■アミューズ
■パン
■「オマール海老のティエドをエスカベッシュに 雪下人参のエキュームを乗せて」
“ティエド”とは生温かいという意味。
“エスカベッシュ”は、マリネのようなもの。
“エキューム”は、泡。
つまり、オマール海老と生温かいマリネ、雪下人参の泡状のエッセンスをのせた前菜。
エビそのものがおいしい。
雪下人参のほんわかした甘さがいい。
■「フォアグラのソテー リュバーブのコンポートと共に フランボワーズの香りで」
説明は要らない料理ですが。
フォアグラの焼き方が絶妙でした。
表面はキャラメリゼしたかのようにカリッと、中はとろっと。
香りもよくて、組合せもいいなぁと思った。
今までのフォアグラ料理で一番好きかも。
■「徳島産 あおり烏賊と山菜のソテー 軽やかなハーブソースで」
プリップリの烏賊と、こごみなどの山菜の春らしい苦味。
フレンチに山菜って、無理やり感がある場合が多いけど、すごくバランスがよかった。
ソラマメもおいしい。
■「熊本産 平目のポワレ フレゴラのリゾット バジル風味のフルーツトマトを添えて」
“フレゴラ”とは、小さい粒状のパスタ。
お米よりは大きいけど、小豆よりは小さいくらいの大きさ。
ヒラメもおいしいけど、このパスタがいいわ~。
フルーツトマトはなくてもいいと思いました。
■「鶉のロースト 根菜とのアンサンブル」
ウズラもふっくらジューシーな焼き上がり。
これも絶品。
シェフは火の入れ方が上手ですね。
■「苺とピスタチオの柔らかなガトー ヴェルベ—ヌのジュレと練乳のグラスと共に」
“ヴェルベ—ヌ”とは、バーベナの名で知られるハーブのこと。
一瞬、「どらやき仕立て?」と思ってしまうスタイル。
イチゴ×ピスタチオなので相性はいい。
んー、デセールは普通。
■「柑橘フルーツとカンパリ・フロマージュブラン・コーヒーのブリュレ」
こういう、小さなグラスデザートをいただけるのはいい演出。
コーヒーのブリュレの苦味がよい。
■「食後のお飲み物とミニャルディーズ」
…お腹一杯で写真取らず…。
全体的にとてもおいしかったです。
最近いただいたフレンチの中でも突出しているかも。
古典的でなく、でも斬新過ぎない。
和の素材の使い方も、素材のバランスもとてもいいし
いい意味で想定外。
また来たいな。
ごちそうさまでした♪
『Rrestaurant Ryuzu』
港区六本木4-2-35
03-5770-4236
http://restaurant-ryuzu.com/