露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

Around 15周年記念祭 2月7日 Ⅰ

2021-02-11 16:23:21 | SH/LHイベント記憶留書


今日はプレミアムな神様として降臨

昨日よりもずっとスムーズに人が流れていて

するすると入場


プレミアムにしてもとっても良い席に着き

紗幕の下りた舞台を見つめながら

静かに開演を待ちました

するとですね

紗幕の向こうをそろりそろりと

前後連なって進む2つの人影

前を行くのは西山アニキ、後ろにつくのはあっちゃん

時折客席を向いて、紗幕越しに敬礼してたり

楽しそうにスタンバイに入っているのが見えました


そして今日の前説は佐久夜姫子ちゃん

「ほほ本日はお日柄も良く!、あ、足元も悪くなく!」

随分と力んだ、そしてどもりがちなご挨拶

やたらとお日柄を気にしておられましたが

本当に良い天気だったのです

神社関係者さんに連れてきてもらった東京ガーデンシアター

「とても壮麗な建物ですね」

Around 15周年を迎えるSound Horizonについて

「私とほぼ同い年」

それは丁寧な言葉でお話されていたのですが

シンクロライトリストバンドの説明のあたりからでしょうか

少し低い声、冷めた口調に変わり

返さないと神罰がある、と

大神解釈集計端末についても

罰が降り、当社から高額の請求もする

また、選択について

「母親の命を奪ってまで生まれたいと思うかしら?」

わたしなら望まない

「いえ、独り言です」

「言葉にしたことが本心とは限りませんので」

「皆様は自由です」

唐突にどもりがちな口調に戻り

やたらとお日柄を気にしながら

大役を終えた姫子ちゃんなのでした

人が変わった風なのが気になりますが……


ただ、大神解釈集計端末が紗幕に映し出されている時に

一徹アニキが紗幕の裏からジャンプして

ボタン押そうとしているのが見えて楽しかったです


徐々に暗闇に包まれ、拍手が鳴り響く中

「星空へと続く坂道」

駈け出す姫子ちゃん

不安に揺れる歌声もさることながら

迫る暗闇に怯える目が印象的でした

ダンサーさんも加わると何処を見たらよいのやら

迷うこと迷うこと

右腕が紫の袖、細木あゆさんと佐藤洋介さん

左腕が青の袖、渋谷亘宏さんと松島蘭さん

男性陣は腰を紐で締めて、袴もそれぞれ紫と青

女性陣は締めることなく、袴は双方とも赤

特に蘭さんが体操レベルのような

アクロバティックな動きをされるので目を奪われました

駈け上がった所で時が止まり

「そろり そろり」

歩みを止めたる時の中、参り仕るは我

神社関係者なり

「そこなる女、そんなポーズで止まって大丈夫か?」

「まぁ昨日が大丈夫なら今日も大丈夫だろう」

何だか今日はあっさり


集まった八百万の神々へ

雅な言葉遣いで口上

初めて近くから見る姿

黒字に金色の模様の狼面

白い衣も細かく漣だつような光沢があってとても綺麗

ところどころ覗く赤色も素敵

帯と袴は黒

ただし足元は草履ではなくヒールブーツ

打つ手の右の爪は紫、左の爪は青

襟の辺りでひとつに結った銀髪の先はゆるく巻いて

背に赤く染め出された狼の足形に垂れかかっていました

そんな優美な姿を間近に正面から見られて幸せ


今日は「時を戻そう」も大人しく

「狼欒神社」

禁忌を数え上げているように思える指

捌つは両手4本ずつ指を立てて表現

姫子ちゃんの問いへの答え

Yes, we can! の筈が背景の文字ごと変化

Yes, fall in love

何ですって?

とりまエレクトリカル神社スペクタクル

悲鳴を上げて蹲る姫ちゃんの背後で

便宜上R.E.V.O.を思わせる仕草で書き換える神社関係者さん

昨日の力強い歌い方から打って変わって穏やかな声

指先まで気の通った美しい舞

伸びた背筋の後ろ姿もかっこいい

ジャケット絵の再現に感動しました


「夜の因業が見せる夢」

佐藤さんの物悲しい表現に

流れて消える様が胸に迫ります

那美さんの表情の変化もよく見え

細木さんがすれ違いざまに渡した鞄

取り出した絵馬には文字がびっしり


いよいよ選択の時

昨日のダメージもあり

まだ舞台で聞いたことがないので

母を殺すことを選択しました

揃いもすれば、異なりもする

それぞれに優美な舞を見ながら

集計の時を待ち

結果

わたしの選択と同じ石碑が選ばれました


「贖罪と≪焔≫の息吹」

穏やかな、晴れやかな声と表情に和みます

つっこみも見事

夫役の渋谷さん、舞台袖へ下がりながら奥まで笑顔のままでした

そして手に汗握る出産の時

紫の光に包まれながら呟かれたのは

「おはよう……ミシェル」


嘘でしょう……と

衝撃でその後の選択がどうなったかの記憶が曖昧です

昨日の那美さんに引き続き

姫子ちゃんの言葉を裏切った神々への報いなのか

まぁ、落ち着きましょうローラン

死んで行った者はどうにもなりませんが

生まれて来た者には手の打ちようがありましょう


「……の生まれた地平線」

姫子ちゃんの巫女装束

左の袖の端に4弁の青い花、右の袖の端に5弁の紫の花

それぞれ小さく刺繍?されているのが見えました

自身の顔からも目を背けようとする悲しみ

他者から向けられる善意と悪意への恐怖

姫ちゃんの周りに不幸が多いのは

何かしらに過度に愛されているからでは

とぼんやり考えてもいます


「恋は果てまで止まらない」

宮比(みやび)ちゃんの明るさに元気づけられます

ブレザーから覗く萌え袖カーデが可愛い

踊っている姿がまさにアイドル

子役ちゃんたちも大活躍

ここでもスクールバックすれ違いざまパスが見事なあゆさん

神社へ駆け上がったところで


選択の時

あまり迷わず右側を選択して舞台を見上げておりました

正面階段の上に佇む神社関係者さん

腰のあたりが締まっているのが堪りません

神楽鈴を鳴らしながらの

あゆさんと蘭さんの舞もずっと見ていられます


選択された結果はわたしと同じ

なお、如月伍日の公演でも同じだったとか

男の子と女の子より、女の子2人を見ている方が嬉しい

そんな神様が多く集まっているのかもしれませんね

続きが楽しみです


あっという間に第一部

7.5th or 8.5th Story Concert 『絵馬に願ひを!』

大神降臨祭

終了の時

エンドロール流れる紗幕の向こう

お箏と弦一徹ストリングスのピチカートの協演

異なる美しい音色に彩られて

第一部 完

Around 15周年記念祭 2月7日 Ⅱ に続きます

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