1回目に観てから、すぐにでももう1度観たくて堪らなかった
劇場版「進撃の巨人」後編 ~自由の翼~
というのも、「自由の代償」と映像のリンクを確かめたかったのです
前編の「紅蓮の座標」の時はそこまで強い欲求ではなかったので
2度目を観に行ったのは上映期間が終わるギリギリだったのですが
「自由の代償」は聴いていると、おのずと映像が浮かんでくるので
もう1度、観たくて観たくて堪らなくなるのです
そして、初回とは異なり、歌詞をきちんと把握して臨みました
漫画で読んで、テレビで観て、劇場版を1度観て
話の展開は十分に知っているので
今回は、「自由の代償」が流れる直前
壁外調査に出るところが一番ドキドキしました
パンフレットで小野大輔さんが語っておられた
エルヴィン団長の迫力の声と表情を合図に始まり
斬撃や舌噛み等のシーンとも調和しながら展開する曲に
改めて驚きました
それも馴染みの既存のメロディーを使って合わせてあって…
一方で既存のメロディーと流れるシーンの両方に合うよう
細かく歌詞は調整されていることに驚嘆
しれっと遣って退けられていますが
どう考えても、新しいメロディーと歌詞で合わせる方が簡単な筈ですよね…
その歌詞の方ですが
「自由の翼」が描かれたマントをはためかせて騎馬を駆る姿
「敵と味方を別つ…」の所のライナー
壁外を飛ぶ鳥のところで「鳥は飛ぶために…」に続いての
「死地の只中に活路を見出せる」アルミンの翼
「冷徹な意思」はエルヴィン団長そのものですし
「迫り来る」巨人の「巨大な影」
サシャにぴったりな「貪る」の言葉、「走れ」の檄
「両手には≪鋼刃≫…」の所で構えるネス班長
「弧を描く旋風」の様な立体機動と回転運動の斬撃
「大地を揺らして」倒れる巨人
自由を求める代償として「屠り屠られる」壁の外の世界へ身を投じる
そして、勝利の歓び
ただし、「自由の翼」は凱歌の余韻に浸る間もなく、次なる戦いへ
「自由の代償」は凱歌の後、女型の巨人が姿を現す
この安堵する間もない緊迫感の連続が
「進撃の巨人」の大きな魅力だと感じています
そして、大好きな「進撃の巨人」において
作品とRevoさんの音楽の新たなリンクの形を感じることができて
本当に嬉しいです
そんな風に大好きなRevoさんの音楽を堪能しまして
お次は映像美を堪能
巨大樹の森での戦いの所が大好きなのです
一瞬で姿を現し、追ってくる女型の巨人
とっても怖いのですが、ゾクゾクと高揚する光景でもあって
大画面で観られて本当に幸せ
また、巨人vs巨人の戦いも迫力があっていいのですが
一番好きなのは巨人vs立体機動なのです
空中を舞うアクションや、煌めくワイヤーの軌跡もさることながら
映画館の音響で聴く立体機動の音が堪らなく好きです
そんな激しい戦いの一方で、頭脳戦もあり
選択の葛藤や、怒り・悲しみ・狂気といった繊細な心の動きもあり…
多くのシーンが削られているとはいえ
盛りだくさんで贅沢なストーリーだなと思います
2度目なのにたくさん感動しました
Blu-rayが発売される日も楽しみです