露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

ウァレンティヌス司祭の命日です。

2015-02-14 16:31:16 | 日記


先日、職場でせっせとチョコレートを配る上司を見て

「お返しを強要されて男性陣は不憫だな」と

「お義理な贈答に参加する、しないの選択権のある女で良かったな」と

ひねくれた考えを抱いていた露音でございます


また、その光景に中高生の頃のことも思い出しておりました

「友チョコ」という名の意味不明な儀式

「何で欲しくもないチョコを受け取らなければいけないために

こちらもチョコを買わなければならないのか…」

ひねくれた考えに心をどす黒く染めながら

しぶしぶ学校に向かう憂鬱な日でしたね


嫌なら受け取らなければ良かったじゃないか

そう思われるかもしれませんが

毎日の結構な時間を共に過ごさざるをえない

狭いコミュニティでしたからね

外れるわけにはいかないと思っていたのですよ


そんな気持ちの籠らないお義理なやりとりは心底面倒がる露音ですが

どうしても伝えたい気持ちがある時には手間暇を惜しみません

去年の仰せに従いまして

チョコの写真を添えて、お手紙を書きました



素敵なチョコを買ってきまして

チョコを手作りできなかった代わりに工夫して写真を撮って

毎日少しずつ手紙を完成形にしていって…

少し睡眠時間をも削ったりもしましたが、間に合って良かったです

美術が壊滅的だったわたしにしては

部分的とはいえ随分と可愛くできたのですよ、これでも…


何かが返ってくるのを期待しているのではなくて

いつも素敵なモノをいただいていることへの感謝を伝えたいのです


そのきっかけになってくれた、という点では

悪いコトばかりな風習とも言えませんね

陛下の代わりにチョコを頂くのも楽しみですし


せっかく年に1度

綺麗で美味しそうなチョコがお店にたくさん並ぶ時期ですから

それぞれの形で楽しめばいいのではないかと思います


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