夏の本

本屋さんに入って

よく目立つところ

出版社おすすめの文庫が並んでいる

そんな光景を見ると

夏を感じます


…外は否応なく夏を感じさせる天気でしたが、、


かつて

そんな夏の文庫フェアで

衝撃的な作品に出会いました

『ZOO1』『ZOO2』

以来

乙一さんの世界にのめり込みまして

『夏と花火と私の死体』

『暗黒童話』

『GOTH』

そんな暗い色調の作品を好んで読んでおりました


現実にはありえない出来事

それが違和感なく包み込まれている世界観が好きでして

特に

『夏と花火と私の死体』

幼馴染みの女の子が死んでいる

そんな情景を突然目にしても

まったく動じず

妹に優しく笑いかける

そんな恐るべき小学生

健くんがかなりお気に入りです


『暗黒童話』の作中作

鴉と少女の物語も凄く好みです


ただ

最近の作品『箱庭図書館』では

非道い出来事も平気で描く

そんな

わたしの大好きだったスタイルが感じられなくて

少し淋しかったです


あれこれ言いましても

時折

本棚に並ぶ乙一さん作品を見ると

無性に読みたくなりまして

昨日も午後の半分を

乙一さんワールドに浸って過ごしました


今日は『暗黒童話』を読もうかな