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2011年8月29日(月)愚かな争い

2011-08-29 10:16:38 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
2011年8月29日(月)愚かな争い

8月も残り少なになった。夏に別れを惜しむかのように太陽が顔を出した。朝からミンミンゼミが鳴いている。彼らが鳴くのは気温が高くなる前触れのようなものである。それでも吹く風はすでに秋風であり、朝夕はめっきり涼しくなった。

昨日玄関先にエゾゼミの死骸が落ちていた。夜のうちに門灯にひかれてやって来て寿命が尽きたのであろうか。地中で暮らす幼虫の期間が長く、地上で成虫になって飛び回るのはせいぜい1週間ぐらいのものだという。その間に急いで子孫を残しひっそりと生を終える。

「はかなさ」を感じさせるセミの生涯であるが、宇宙の営みから見れば人間の一生だって瞬時に過ぎない。その一瞬に過ぎない生を授かった人間が戦争と言う愚かな争いをして殺しあう。でも人類が誕生してから現在までの歩みの中では、戦争をするようになったのはごく新しいことなのである。

何が人間を戦争に駆り立てるのだろうか。簡単に言えば根源にあるのは欲望であろう。豊かな土地を手に入れたい。そのためには先住者を追い払わなければならない。古くはヨーロッパのゲルマン民族の大移動がそうだったし、より近くはヨーロッパ人のアメリカ進出もそうだった。

近代になると、欲望のほかに縄張り争い、イデオロギー、覇権思想という余計なものまで付きまとうようになった。そして第二次世界大戦後アメリカが世界を牛耳って、意に沿わぬものはやっつけろとばかりに世界各地で戦争を起こしてきた。

さすがのアメリカも手を広げすぎて財政が破綻しそうになり戦線縮小に向かっている。代わって台頭してきたのが中国である。中国が今後どのように振舞うか分からないけれども、民主党の代表選びというコップの中の嵐とは比べものにならない影響を世界中に及ぼすから目が離せない。