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8月19日(金)電力ピンチは続く

2011-08-19 11:12:08 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
8月19日(金)電力ピンチは続く

暑さのピークが過ぎたらしい。今日の仙台は昨日に比べると気温が一気に6℃ほど下がって25℃前後になるらしい。綱渡りの電力事情も一息つくことができそうだ。でもそれはつかの間、冬には暖房需要などで再びピンチに陥りそうである。

震災の被害を受けず定期検査などで運転休止中の原発は条件が整えば運転再開できる。けれども原発不信の住民感情が運転再開を許さないかもしれない。そうなれば現在稼動中の火力発電所と水力発電所をフル稼働させるしかない。それても冬の電力需給は厳しいものになりそうだ。

この逼迫した電力事情は、震災被害が大きかった東北・東京電力管内でとくに著しく、短期間で供給力を回復する手立てがないとすれば、どうすればいいのだろうか。素人考えでは、大口電力需要者が従来の電力の使い方を変更することと、生産拠点を分散させることぐらいしか思いつかない。

電力は深夜には余っている。だから深夜電力は安い特別料金になっている。その時間帯に生産をシフトすればいいのではないかと単純な頭は考える。でもそのためには夕方出勤し明け方まで仕事をして朝帰りという昼夜逆転の生活を従業員に強いることになる。

小生も若いころ新聞の朝刊制作のため夕方出勤し午前帰宅と言う生活をしたことがあるけれども、昼間働いて夜は休息するようにできている人間のからだにはいいことではない。疲れが次第にたまってくるのである。

生産拠点が被災地以外にもある企業は、被害がなかったところを増強して生産を維持すればいい。しかしこれも単純なものではあるまい。被災した従業員を遠隔地の生産拠点へ配置換えすること一つ考えても容易なことではない。家族の生活、子どもの学校のこともある。

「下手の考え休むに似たり」でこれ以上のことは言わないが、日本の生産基盤は意外に脆弱なものだったと改めて思う。