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8月2日(火)ののしり言葉 その1

2011-08-02 11:23:31 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
8月2日(火)ののしり言葉 その1

戦後間もないころ、それまで敵性語として使用禁止だった英語(米語)が街に溢れるようになった。FEN(ファー・イースト・ネットワーク)という占領軍向けのラジオ放送もあって、生の英語を覚えようと熱心に聴いた時期もあった。

ほとんど何を言っているのか理解できなかったけれども、しきりに「ジャノメカサー」と聞こえる単語が出てくる。何度も聞いているうちに、それが占領軍最高司令官・マッカーサー元帥であることが分かった。「ジェネラル・マッカーサー」が「ジャノメカサー」と聞こえたのである。印刷された単語からはとても「ジャノメカサー」という音は想像できなかった。

そのうち仙台にもアメリカ軍が駐留するようになる。戦時中、移民先のカナダからの引揚者として肩身の狭い思いで生活していたと思われる近所の一家に、ジープに乗ったアメリカの将兵が出入りするようになり異文化の匂いを漂わせた。

そのころ旧制中学4年生だった小生らは勉強そっちのけで占領軍に刈り出された。人手不足の折、曲りなりにも簡単な英語を理解できる労働力と思われたのかもしれない。現在陸上自衛隊の駐屯地になっている苦竹「キャンプ・ファウラー(?)」でのゴミ処理や、現在東北大学キャンパスになっている川内地区の瓦礫片付けに従事した。後者は米軍将校宿舎建設のためだった。

何で急にこんなことを思い出したかと言うと、昨日読んだ英文の笑い話の中に、GI(米軍兵士)がよく使っていた「ののしり言葉」が出てきて懐かしく思ったからである。それはカタカナで表記すれば「ガッデン・サナバヴィッチ」と聞こえる代物だった。(この項続く)