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8月4日(木)ミョウガ田楽

2011-08-04 10:50:40 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
8月4日(木)ミョウガ田楽

菜園のトマトが一つ二つと色づいて収穫できるようになった。苗を買って植えたのが5月半ばころだったろうか。菜園の一角を長いこと占領している割には効率の悪い作物である。それでも毎年植えるのは取り立てのトマトが市販のものより断然うまいからである。

スーパーで売られているものは、輸送の途中で傷つかないように、実が硬い段階で収穫・箱詰めして出荷しているのではなかろうか。それが市場を経て消費者の手に渡るころ、赤く熟してうまそうに見える。だから大型店に並ぶトマトの大部分は、完熟トマトではないと思う。

それとわが家の完熟トマトを食べ比べてみると、味の違いは明らかである。市販のものは味が薄いのである。ミニトマトも栽培したことがあるが、こちらは市販のものと味は変わらない。輸送で傷む事が少ないから十分熟してから収穫するせいだろう。

トマトと同時にミョウガの子がニョキニョキ出てきた、ミョウガの子といっているのはミョウガの花である。地上に出て暫くするとクリーム色の花を開く。その花が開く前の蕾の状態で収穫しないと、中がスカスカになって使い物にならない。

新鮮なうちに使い切れない場合は、刻んで保存袋に入れ冷凍しておくと何時でも使える。去年冷凍したものがまだ残っているので、それを先ず消化して今年のものと交換しよう。

ミョウガは日本でもっとも古くから栽培されていた野菜の一つで、その利用法は多岐にわたっている。今では刺身のツマや薬味など脇役的なものになってしまったが、江戸時代までは海苔巻き寿司の中のカンピョウの煮物のように味付けして巻き込んだり、ご飯と刻んだミョウガを交互に桶に詰め、重石をして慣れ寿司にしたり多様な食べ方をしていたようである。

その中の一つにミョウガの子の田楽と言うのがある。洗ったミョウガの子を熱湯にくぐらせて発色させてから水を切る。それを何個か串刺しにしてトウガラシ味噌を塗って焼くという簡単なものだ。まだ試したことはないが、酒のつまみになりそうである。