８月１３日(土)秋の風

８月１３日(土)秋の風

昨日街へ出るとき乗ったバスの車窓から、広瀬川に注ぐ掘割の土手にススキの穂が風にそよいでいるのを見た。何度も通る道なのに昨日まで気づかなかった。もう穂が開いていたから大分前に穂を出していたのだろう。

わが家の庭にも何株かのススキが生えていたが、南側の空き地に２階建ての家ができてから何年かして消えてしまった。日当たりを好む植物なので日陰を嫌ったのだろう。

まだ残暑が続きそうであるが、季節は着実に秋に向かって歩んでいる。ムクゲが花盛りになりハギも間もなく咲きそうだ。まだ青いがカキの実も大きくなってきた。

いつの間にかウグイスの声を聞かなくなった。毎年８月になるとウグイスは鳴きやむ。なぜなのか分からないが、これも季節の移り変わりを示す指標のひとつである。繁殖の季節が終わったのだろう。ウグイスが鳴かなくなるとほぼ同時に、ホトトギスも鳴かなくなった。もう南へ向かって移動を始めたのだろうか。

今日も暑くなりそうであるが部屋の中に居ると涼しい。秋の風なのか、吹き抜け空気が乾いている感じで、温度計が２８℃を指している割に暑さを感じない。暑い暑いとこぼしながらも、この夏はほとんど冷房を使わずに節電に努めながら夏をやり過ごせそうである。