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8月24日(水)紳助さんの引退

2011-08-24 10:24:04 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
8月24日(水)紳助さんの引退

タレントの島田紳助さんが昨夜記者会見し突然引退を表明した。理由は暴力団と過去に親交があり、それは「ルール違反」であると気づいたからだという。その「親交」がどの程度のものであり、金銭がらみのことがあったのかどうかも分からないが、人気タレントが引退するというのはよほどの覚悟があってのことだろう。

芸能人が暴力団との関わりを指摘され、批判されたことは過去にも何件かあった。しかし、それを理由に引退したことはなかった。人気が高いタレントほど芸能生活を続けたいと思うのは当然だと思う。そして世間もそれを許してきた。

そうした過去の事例と今回の紳助さんの場合はどこが違うのだろうか。歌手の北島三郎さんと山本譲二さんが広域暴力団稲川会の新年会に出席したことが静岡県警の調査で発覚した事例(1986年)や俳優の勝新太郎さんが暴力団幹部の誕生パーティーに出席した事例(1987年)、近いところでは歌手の細川たかしさんや小林旭さんら5人が暴力団組長らとゴルフコンペをした事例(2008年)などでは、誰一人として引退していない。

上記の例はどれも外部の調査で発覚したにも関わらずである。それに対して紳助さんは誰に指摘されたわけでもない。黙っていれば分からなかったかもしれない。しかし彼自らの倫理感覚に照らして許されることではないと自覚し、暴力団との関わりを告白し仕事も辞めると宣言した。これは大きな違いである。

このことをどう評価するか。バレそうになったから先手を打った、傷つく前にさっさと身を引いたと見ることもできようし、いさぎよいと賛辞を送ることもできよう。小生はタレントが何をしようがほとんど関心がないけれども、紳助さんは人気絶大の芸能人らしく「幕引きの美学」を演出してみせたかったのではないかと見ている。