ロイドベンチャーシステム雑記<ロイドの日記>

弊社「株式会社ロイドベンチャーシステム」は、千葉県(主に南房総地域)でパソコンの何でも屋をしています。

WindowsUpdate[KB4461627]で、Excel2010がダメになる問題。

2019-01-07 13:24:24 | 技術部屋より

またもやMicrosoftがやってくれました。

2019/1/3からWindowsUpdateで配布された修正プログラム[KB4461627]が適用されると、Excel2010が使用不能になります。


2019年の仕事始めの日、
1/4(金)もしくは、1/7(月)

あちこちの企業や官公庁でいきなり業務に支障がでてパニックです。

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対応方法は、WindowsUpdateによりインストールされたパッチの中から[KB4461627]を探しアンインストールすること。

例えば、Windows7なら、

 コントロールパネル - プログラム
 [インストールされた更新プログラムを表示]で、

 「Update for Microsoft Excel 2010(KB4461627) ~略~」

 をクリックし、アンインストールです。


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Microsoft社 サポートページでの公式情報は下記

 Excel 2010 (KB4461627)、2019 年 1 月 2日の更新プログラム
 https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4461627/january-2-2019-update-for-excel-2010-kb4461627


最近のいつものことですが、WindowsUpdateが原因による不具合にたいして、記事の文内に謝罪はありません。
(少なくとも1/5~1/7時点では)
ただ「アンインストールの手順」が書いてあるだけです。


業務が止まったお客様の損失は?

そのお客様の為に、対処を行わねばならなかった業者の手間はどうなるのでしょう。
コレに関しては、多分弊社のように、お客様への作業費請求を諦めるケースも多いはず。


Microsoftは、2016年~2017年に押しつけた勝手なWin10 アップグレード実行の問題の責任もとっていません。
(アメリカなどでほんの数例の訴訟だけ、賠償金事例が成立したようですが)

 弊社過去記事例
 ・Windows10 強制アップデート被害が多発! その2:事例編
 

困ったもんです。

iPAD IOS12にしたら、イントラネットでAppStore/iCloudがダメ?(原因不明)

2018-10-23 09:54:34 | 技術部屋より
確定情報ではありませんが IPAD等 IOS12にアップすると、
地方自治体イントラネット経由(自治体SSL証明書、PROXY設定)での下記がダメになるかもしれません。

 ・AppleID認証
 ・AppStore
 ・iCloud機能を使うもの


そもそも設定で下記が行えませんので、前述がダメなのも当然かも。



これは弊社が訪問する複数の小中学校複数のIPADで発生しています。

その地方自治体イントラは当然ファイアウォールあり。

I-Filterでの有害情報ブロックもあり。

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IOS11.4の機体は問題なくAppStore等を使える。
 これによりイントラ通過時のフィルタリングによる可能性は減りました。


しかし、IOS12.0及び12.01にしてしまった機体はダメ

 ・SafariでのWEB閲覧はできるのでイントラ経由でのインターネットは繋がっている。

 ・IOS12/12.01の機体を1機づつ預かり、弊社WiFiに繋いだら問題なくAppStore等を使える。




IOS12の仕様変更による問題が濃厚なんですが、確定まではできません。

学校職員がAppleサポートに電話したそうですが、解決策は不明。

是非情報が欲しいところです。

2018年3月からのWindowsUpdateで再起動を繰り返すトラブルは今後も発生

2018-05-28 11:12:06 | 技術部屋より

2018年3月からのWindowsUpdateを行ったWindows7 32bitのパソコンが再起動を繰り返すようになる問題、どうやら6月も発生しそうです。

 弊社関連記事
  3/15、 4/12、 5/9



5/24発表のMicrosoft Technetの記事
・2018年3月以降の月例更新プログラムの適用後、Windows 7 の 32 ビット (x86) 端末で再起動を繰り返す場合の対応


これによると、
「CPU 脆弱性 (Meltdown) の緩和策の導入のための修正に関連し、サード パーティ製ドライバーの互換性の問題が発生」
だそうですが、
その対象のサードパーティ製ドライバがこれ。

・HASP カーネル デバイス ドライバー (別名 Haspnt.sys)
・ハード ロック キー ドライバー (別名 hardlock.sys)

HASPって、建築やら病院やら保険やら、いろいろな業務ソフトで不正操作防止/不正利用防止に使われるUSBキー(ハードウェアキー/プロテクトキー などと表記されることも)だったと思います。

どおりで、建築関連のお客さん、保険代理店のお客さんなどから相談がきたわけだ。



Microsoftが提示する対処案は、
「HASP等のドライバの修正版がでるまでは、ドライバをアンインストール」
ですが....
USBキーを採用している業務ソフト開発メーカーがそうそう対処できるとは思えません。


従って、いつ解決するかわからない問題の為に業務を停止できないお客さんは、
 ・ドライバーのアンインストールはできなない
 ・WindowsUpdateもできない。
になるのです。


確かにMicrosoftがサードパーティ製ドライバに全部合わせて動く必要はないでしょう。
しかし、セキュリティの為とはいえ、Windows7 32bit版という長年使われてきたOSを大きく変更したのが原因なんです。

少なくともWindowsUpdateではトラブルが発生しないように回避ルーチンを組み込むのはMicrosoft側で行うべきと思うのですが。


ともかく多数のお客さんが困っているんですから。




=== 2018/06/18 追記 ====

この件に関し、詳細を記載されていますブログをご紹介します。

 ニッチなPCゲーマーの環境構築
 【アプデ】 WU適用後、Win7 32bit環境で再起動ループになる原因がやっと判明
 http://blog.livedoor.jp/nichepcgamer/archives/1071361845.html


まずはお使いの業務ソフトのメーカーにご相談されるべきなのですが...
それが困難な場合には、記載記事を参考にされると解決できるかもしれません。

<先々月、先月に続いて今月も>2018年5月のWindowsUpdateで再起動を繰り返すトラブル[KB4103718]

2018-05-09 18:10:28 | 技術部屋より


もういいかげんにしてください、Microsoft
反省がないのか、それとも、Win7 32bitを廃止に誘導するためにわざと放置なのか。


お客さんPC

Windows7 32bit
今月のWindowsUpdate [KB4103718]

再起動ループです。



4月の記事
https://blog.goo.ne.jp/lloyd_vs/e/3d0ea72c8bf940cb7e6efa182295cb1f

3月の記事
https://blog.goo.ne.jp/lloyd_vs/e/b3ae104b407a307b457fbcd90cfd83b2





--参考になる記事を掲載されているブログ-----------

ニッチなPCゲーマーの環境構築
http://blog.livedoor.jp/nichepcgamer/archives/1070430334.html



<先月に続いて今月も>2018年4月のWindowsUpdateで再起動を繰り返すトラブルを対処[KB4093118]

2018-04-12 10:16:29 | 技術部屋より

今朝、自宅で出勤の準備中、
南房総市内のお客様からTELが。

「今朝電源を入れてログインすると、デスクトップ画面が表示される直後に
 電源が勝手にプツンと切れて、勝手に再起動するようになった。
 先月と同じだよ。



昨日(4/11)は、月例WindowsUpdate配信日。(2018年 4月分)

昨日の時点で
先月みたいなことがないといいなぁ、Microsoft、勘弁してくれよ...」
なんて思っていた。

願っていたと言ってもいい。

しかし、やはりMicrosoftはMicrosoftだった。




お客様の機体情報の概略

 ・富士通製ビジネス用デスクトップPC ESPRIMO(2014年秋モデル)
   Windows7 32bit版
   CPU:Core-i3
   メモリ:4GB
 

 ・ウイルスバスタークラウド利用。

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朝、直行し、確認。

 電源On
 Windows7(32bit版)起動
 ユーザアイコンをクリックしログイン

 デスクトップ画面が表示された,,,プツンと電源が落ちて再起動。


 試しに別途作ってあった管理者権限のユーザでログインしてみたが、、、
 現象は同じ。


はい、先月と同じ同じ。


セーフモードで起動。

4/11に自動インストールされた[KB4093118]ついでに[KB2952664]をアンインストール。


[KB4093118]と[KB2952664]が勝手に適用されないように「更新プログラムの非表示」に。


そして、今までは
「更新プログラムを自動的にインストールする」
であったが、
「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」
に変更。

セキュリティ云々の前に毎月OSに異常が発生し業務が止まるぐらいなら、自動更新はないほうがいい。



ほんと
Microsoft!いい加減にしてくれ!
今回もお客様にはなんの落ち度もないので、出張作業費を請求できない!

Microsoft、これを見たなら、出張作業費をウチに振り込んで下さい!




=== 追記 ===

 やはり今回もTwitterでこの件は話題になっていますね。

 https://twitter.com/search?q=KB4093118&src=typd&lang=ja