りんりんブロ具

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マクドナルドの誕生会

2006-03-30 | こども関係
日本ではどうなのかわからないが、香港の幼稚園生にとっての楽しいイベントは、友人を誕生会に呼び合うこと。
 
2~3000sft(約56~84坪)もあるような広さのお家に住んでる人は自宅でやる場合も多いけれど、一般的な香港のこども達(というか親)に人気の場所は、簡単・リーズナブル・とりあえずみんな好き・アレンジが楽ということでマクドナルドやKFC,ピザハットなどだ。
 
一番多いのはマック(関東出身なのでこの呼び方)。
幼稚園も年長ともなると親も子ももれなくマックでの誕生会のエキスパートになれる。
 
うちでもやっぱりマック。3歳の時から毎年同じ場所。今年はもう5年目だった。
もう幼稚園生じゃないし去年でマックは卒業、と思っていたが意外と小1でもお呼ばれが結構あり、こどもの希望もありやっぱり今年もやることにした。
 
必然的に日程は土・日に集中する。
特に住宅地の中にある店の場合、早め(数ヶ月前)くらいに予約をして日時を抑えておかないと希望日が取れない。
ケーキ持込や、プレゼントを持ち帰ることを考えるとたいがい皆自宅近くでやる場合が多いが、会場の広さや雰囲気もあらかじめチェックしておくといい。
(場所によってはパーティーコーナーが狭くてぎゅうぎゅう詰めな雰囲気になってしまう場合もある)
 
アレンジが楽でいい点は、実際に食べ物飲み物は招待された人が自分の好きな物をオーダーするシステムだから、多少人数が上下しても大丈夫ということ。これがKFCやピザハットだと、あらかじめ用意されたケータリングフード+αになる。
 
ひとしきり招待客がマックメニューを食べた後、店員である「お姉さん」(お兄さんはまだまれ)が子供たちとゲームをしてくれる。
ゲームに勝つとメモ帳などのマックグッズをもらえる。
それが落ち着いた頃、バースデーケーキカットとなる。
 
しばらくケーキと共に写真撮影会の後、皆でハッピーバースデーを歌って、ロウソクの火を吹き消す、というのがお決まりのパターン。
 
バースデーケーキは持ち込み制。
マックで提携ケーキショップの割引券ももらえるが、私はずっと手作りケーキだった。
デコレーションもオリジナル。
はっきり言ってこどもの為というより私自身の自己満足の世界だ。
こどもが幼稚園の時は半年以上も前から構想を練って張り切った。
おととしは巨大キティ顔ケーキ。ひげはポッキーチョコレート。
去年などスカートに見立てたドーム型ケーキに本物のバービー人形立ててしまった。
今年はこども自身がもうすでに可愛いキャラに興味がなくなってしまったのだが、これで有終の美を飾ろうと親は強引にキャラ物(シナモロール)で通した。(写真…名前部分は消してあります。ハッピーバースデーの字はマシュマロを半分に切ったものにチョコレートで書いたもの。)
  
手作りとはいっても、4~50人分くらいの大きさだったので、初めて(3歳)の時はスポンジを焼くのに一晩かかってしまい(あの時はオーブンも小さかったし電動泡だて器もなかった。ひえ~)、一睡もできず大変だったので、翌年からスポンジだけはケーキ屋で購入。
 
スポンジは長四角のレンガみたいな形。それを12~16個くらい使う。
それを組み立て、横に2つに切りフィリングを詰め、デザイン通りにカットし、シロップをたっぷりしみこませた後、生クリームでデコレーションして形作る。
(今年はクリームを水色で着色する必要があったため上の部分だけWilton社のアイシング使用)
 
皿はIKEAで売っている大きなプラスチックトレイを使う。(サイズ内寸36センチ×26センチ)ケーキもほぼこのサイズと同じ。
ケーキ、フルーツ、シロップそして生クリーム1~2リットルくらい使うと、もう運ぶ手がしびれるほど重くなる。
トレイごとこれまたIKEAの紙製衣装ケースに入れて(これがまたどんぴしゃりのちょうどいい大きさなのだ!)、上にラップをしてそろそろと持ち運ぶ。
マックは大型冷蔵庫があるので、そんな巨大ケーキでもケーキカットの時間まで冷蔵保存してくれるのでとても便利だ。
 
香港で手に入る生クリームは固く泡立たないので、泡立ての時は大さじ1~2杯のジャムを入れる。
いちごジャムを使うとちょっとピンクでいちごの種なんかも多少混じってしまうが、ペクチンの作用で固く、だれない仕上がりになる。
それでもアラザンなど重い飾りつけをするとだれるので、仕上げの飾りつけは直前にやる。
 
おみやげはマックが用意してくれる(これはパーティーセットにいくつか盛り込み済み。多めに必要な場合は別途購入する)のだが、通常主催者からのおみやげも別にあるのが当たり前なので、それも用意する。
これも前は張り切って招待したこども達の名前を入れたビーズのキーホルダーなんて数日夜なべして作ってしまったりした。
後はお菓子を数種類と、小さいおもちゃと女の子には髪飾りなど。手さげ袋に詰め合わせる。
今年はもう全然気力体力残ってなく、手作りものは挫折。
おもちゃという年でもなくなったので簡素になった。
 
スケジュール1時間半。おみやげが出てきたあたりから、「お開き~」の雰囲気になり、お客は三々五々帰路につく。
過去カラオケでの二次会などもやってみたことがあったが、あまり盛り上がらなかった(日本人と香港人と西洋人のミックスじゃあ無理)ので、それ以降は近くの公園での「勝手にお遊び二次会」になった。
今年は天気が悪いのと時間的に遅かったこと、そしてテスト直前ということで二次会はやらなかった。
 
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実は今年、こんなことがあった。
毎年誕生会の予約は2ヶ月くらい前にするのだが、今年ははじめに書いたがやるつもりはなかったので1ヶ月ほど前にした。
だからいつも予約するランチタイムは取れず、ティータイム(3:30~5:00)になってしまった。←はずなのに!!
 
誕生会当日の一週間前に、マックから夫に電話がかかってきた。
 
「誕生会の会場を変えるか、時間をずらして欲しい」
不思議に思った夫が訳をたずねると、うちの予約人数よりもかなり多い、90人の団体がこの時間帯にパーティーをやりたいと言ってきたんだそうだ!!!
 
もう招待状はとっくの昔に出してしまったし、前後のスケジュールだって決まっている。
それはできないと言ってもマック側は「強気」だったらしい。
 
憤慨した夫、クオリーベイにある香港マクドナルドの本社に電話で抗議。
相手平身低頭、それで問題解決…と思いきや当日

全然直ってなかった
 
うちの開始10分前には、大勢さん(一週間前に予約入れたところ!)の団体がまだゲームをしていた(まだケーキも出してない!)
そこの入り口のボードの予定時間が…。2:30~4:00になっている!!無理やりやったなマック…。
それでもなんとか予定開始時間の3:30にほんのちょっと席を作ってもらったが周りからキツーイ目で見られてなんか悪いことをしたような気分にさせられる。
それももう一件入れちゃってたらしく同時に3団体がひしめき合う状態に。
知らない人が見たらまあなんという大パーティーだと思っただろう。
 
まあ一番悪いのは3件もオーバーブッキングしてしまった誰かだ。謝りまくっていたマックのおねえさんが気の毒になった。
 
まーこどもももう小学生だし、マックでのバースデーはこれで終わりだね。来年はどうしようかな。

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