りんりんブロ具

更新は不定期です。書きたくなったらぼちぼち書きます。

スネ夫

2006-10-23 | こども関係

こどもは日本の漫画デビューする前に、広東語の漫画をもう読み始めていた。

なかでも一番のお気に入りは、老夫子

私から見るとなんでこんな古臭いマンガが受けるのかと思うんだけど。
夫いわく、
日本のサザエさんと同じで、これは香港の昔からの日常が描かれているからかも」。
ホントかなあ??(って思ってたらなんと同じ事を考えていた方がいた!!!

こどもの日本漫画デビューは遅くて今年の夏休み。
実家にとっておいた、「どらえもん」だ。
この本はなんと私が小さい時に読んでいた年代物。
のび太の生年月日がすごく昔で驚いた。

実家には確か10巻くらいあるのだが、今回は1,2巻を香港に持って帰ってきた。
こどもはたまに読みながら笑っている。
でもまだ読む順序がわからなくて、たまに「こっちからこっちに読むの?」と聞いてくる。

昨日の話。

こども「ママー、ママはのび太好き~?」

私「うーん、好きっていうか、どらえもんの漫画は好きだから好きといえば好きだけど」

こども「じゃあ、スネフは~?」

スネフ??ドラえもんに外国人の登場人物なんていたっけ?

こども「ねえ、スネフは~~?」

あっ!漢字だ!スネ夫か!

一瞬夫という漢字を訓読みしたのかと思ったがそこまでこどもは日本語の漢字に精通していない。

そっか、老夫子の夫ね…。

こども、しっかり香港人の子供として育っている…。


一個人的第一次

2006-09-26 | こども関係

こどもと地元の本屋さんへ行った。
今やすでに日本語より中文の本の方がすんなり読めるこどもである。
(嬉しいやら悲しいやら複雑な気分です

可愛い絵につられて、親子してこの本を立ち読みしはじめた。

「一個人的第一次」 高木直子 

日本版のタイトルは「はじめてだったころ」
漢字名で検索したら全然ヒットしなかったのでおかしいなと思っていたら、日本でのペンネームはひらがなのたかぎなおこさんだった。

一番はじめにある話は、表紙にもあるが
第一次的麥當勞」。
今の子供達は生まれた時からマックがあって当たり前だが小学校の時に初めていった、それも行きたかったけどずっと行けなかった、という話はこどもにとってすごく新鮮に写るらしい。

私もマックに生まれて初めて行ったのはちょうど今のうちのこどもくらいの時だったので(年がばれますね~)、その時の話などもしてみた。
私はマックシェイクのストロベリーがお気に入りだったのだが、絶対に全部飲みきれなくて、家に持って帰って冷凍庫へ入れて凍らせて後で食べたっけ。

絵がとても可愛くて、どちらかというと日本語より中国語で読むと可愛さ倍増な感じがして、立ち読みで全部読んでしまったにもかかわらずお買い上げ。

この著者の本は他にもいろいろ出ていた。
詳しくは著者のたかぎなおこさんのHPを見てみてね。
(余談ですが「おまけ」のコーナーに、こどもが大大大のお気に入りのトムとジェリーグッズの写真が載っていて、こどもはそれを見て大騒ぎでした!

タイ語でも出ているみたい。


 


思い違い

2006-05-16 | こども関係
夫が長期出張に出かけていた時のこと。
 
いつも週末には家族で車で出かけているのだが、その日の外出は私が電車かバスに乗せて引率。(私はペーパードライバー
 
こども、
 「ママー、今日はわたし、今まで一度も行った事のないところへお買い物に行きたいなあ
 
と言う。
 
一度も行った事のないショッピングモール…香港内でそんなところあったかなあ。
ランガムプレイスはまだだったかな…わたしも1度しか行った事ないし…。
でも香港のショッピングモールって、どこもかしこも同じテナントばっかりで全く変わり映えしないんだけど。
 
こども続けて
「ほらー。テンナメンスクエアとかさーあるじゃなーい」
 
テンナメンスクエア?
 
・・・?
 
・・・?
 
それって、もしかしたら「天安門広場」 tiān ān mén guǎng chǎng )ですか?
どこかで聞いて、「タイムズスクエア」とかと同様のショッピングモールだと思ったらしい。
(ま~Times Squareってのもなかなか大胆なネーミングだが)
 
天安門広場は、どこをどう間違っても、どの国でも、おされなショッピングモールの名前には採用されないと思うなー。
 
「うーん…そこは、ちょっと遠いと思うし、お買い物はできないと思うよ…。」
 
 
…という訳で家から一番近いショッピングモールへこどもを引っ張っていく。飽き飽きしているこども、思いっきりブーたれる。
しかしごはんを食べて食後にアイスチョコレートを飲んだらすっかりご機嫌に。ちょろいちょろい。
 
 
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や、やめて…。

2006-04-24 | こども関係
先週水曜日の悲惨な寿司屋でのこと。
カウンター席に座っていたのだが、こども、自分のものを食べ終わってから、はっ!と気がつき、猛然と皿を片付けはじめた。
 
そして…
 
せっせと違う種類ごとに重ねている…。
 
そして、「ママ、そのお皿ちょうだい!こっち置くんだから!」と私をせかす。
 
あの…。ここは回転寿司じゃないんですが…。
 
よく考えたら日本でも香港でも、まだこどもを回転しないまともな(強調)すし屋へ連れて行ったことがなかった。
そして私が魚介類をやめようとしている今、魚介類を一切食べない夫こどもを連れて回転しないまともな(ここでまた強調)すし屋へ行くことはこれからもきっとないだろう…。
 
日本の回転寿司屋だったらかっぱ巻きや納豆巻きやカリフォルニアロールなど魚介類以外だけのオーダーだって堂々とできちゃうし、ソーメンとかスイカとかカキ氷とかチーズケーキが流れてくるから行く機会がたくさんあると思うけど。
日本ではいつも皿を色別にうず高く積み上げるのはこどもの役目だったんだっけ。
またそれを楽しそうにやってたこども。ついやっちゃうのも無理はない。
 
それでもやっぱりちょっと恥ずかしかった。
この店がちゃんとした日本の寿司屋じゃくて本当によかったとその時だけは思った。

ところでこの翌日夜はリベンジ!とばかりに寿司(もちろん魚介類抜き)をつくった。
いつもは手巻きで私は手抜きをしていたがその日はちゃんと巻物も自分で作った。
手作りの大きな平皿に盛り付け、どーだ!とばかりにこどもに見せ付けた。
まーそれでもこどもの食べるのって卵かお稲荷さんだけなんだけど…。
 
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アカペラで歌う

2006-04-22 | こども関係
今月、とっても面白いものに参加してきた。
 
親子向けの、「アカペラで歌おう」ワークショップ。
名前は「親子無伴奏清唱工作坊」。
英語のタイトルは"Parent-child Workshop on A Cappella by The Gay Singers"。
毎週土曜日4回連続開催で、場所はチェンワンTsuen Wanのシティホール。
 
親子向けとはいえ、参加者は子供だけが多く、全部で40人ほど。
参加者のリストを見たら7歳から15歳くらいまでいた。
 
まず楽譜を渡される。
アカペラだから、会場に楽器は全くない。
3つのパーツに別れ、各自練習して、それから一緒に歌う。
結構本格的な楽譜なのだが、香港では楽器を習っている子供が多いからか、みんな違和感なく歌っていた。
 
夫は低音部、私とこどもは高音部にいった。
家で一緒に歌うことを考えたら私は中音部に行くべきだったが、広東語の歌がありちょっと不安だったので、こどもと一緒にいたかったのだ。
(どっちが保護者なんだか…
 
歌はまず簡単なところでファンファーレ、(ぱっぱかぱ~、ぱっぱかぱ~、ぱっぱかぱ~、ぱぱぱぱ~~~ってやつ)
それから今や香港人なら誰でも歌える「大長今」(日本語タイトル「チャングムの誓い」)、キラキラ星、あと英語のタイトル忘れたけどスタンダードナンバーいくつか。
 
これがすご~~く楽しい
こどもは思いっきりはまってしまい、家に帰ってからも楽譜を手にして歌いまくり。
 
私も広東語の歌もありはじめは歌えない部分はラララ~♪で過ごしたが練習するうちに歌えるようになりこども気分でうきうき。
もっと練習して家族で歌えるようになったら楽しいな。
 
4回目の最終回は、お披露目会・ミニコンサートのような形になっていて、自分の選んだ曲を、皆の前で立って歌う
アカペラの指導員である「The Gay Singers」たちの合唱も数曲楽しめる。
この日はいつも来ていなかった父兄もたくさん参加していて、各々我が子の写真を撮ったりしていた。
 
これは次回あったらまた是非参加したいと思った。
 
ちなみに、「チャングムの誓い」の歌詞は韓国語のローマ字読みで習った。
このドラマは香港で大流行したので、ドラマを見ていなかったうちのこどもでも歌えるほどだ。
ずっとこどもは広東語で歌っていたので知らなかったが、これの韓国語タイトルは
 
「オナラ」という。
 
♪オナラ、オーナラ、アジューオーナー♪
 
これをうちのこどもがまともに歌っているわけがない。
 
♪オナラ、オーナラ、プップップップ~♪
♪オナラ、オーナラ、でーちゃーったー♪
 
歌い放題。
…どなたか韓国語のオナラの意味を教えて下さい。こどもに教えてあげたいので。
 
 
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(追記)この間韓国の人と話す機会があったのでオナラの意味を聞いてみた。
韓国語でもかなり古い言い回しらしく、彼女はどう表現しようか迷っていたが、「おいで、いらっしゃい」というような意味らしい。
は~これですっきりした。

こどものはまったもの【マイブーム】

2006-04-21 | こども関係
こどもが今までにはまったお気に入りのもの。
主にテレビ関係だが。
映画はほとんどVCDかDVDで見ている。
うちのこどもはそれにはまるともうそればっかり一日中、毎日毎日飽きずに何度も見続ける。
もう「はまる」という言葉がぴったりなくらい。
 
以下親ばかの防備録。
 
0歳(1999年)
(ビデオ)しまじろう
しまじろう命はなんと4歳近くまで続く!
よく子供にビデオを見せすぎると弊害があると言われるが、うちのこどもはしまじろうで育ったようなものだ。
泣く子も黙るしまじろう。親にとってはありがたいと拝みたくなるようなものだった。
言葉もこれでずいぶん覚えた。
本も気に入り、本当にぼろぼろになるまで読みたおした。
ベネッセのHPは当時はしまじろうのゲームのページがあり、これもものすごく活用させてもらった。
 
1歳(2000年)
(テレビ)アンパンマンセサミストリート
セサミストリートはテレビよりもアメリカ版公式HPを見せたらはまった。
エルモをくすぐるゲームとFood Artが大好きだった。(今もまだある!)
アンパンマンとまだ言えなくて、「あんぱんなん!」と言っていたっけ。懐かしい~。
これもよくHPを見せていた。
 
2歳(2001年)
(キャラ)ハム太郎
(アニメ、絵本)マドレーヌ (英語ではマデラインと発音)ビデオ、本ほとんど全部
ハム太郎はまだ香港に入ってきていない頃で、キャラクターグッズは皆無だった。
アンパンマンと同じく、実家の母がせっせとビデオを送ってくれていた。
マドレーヌは当時日本語版がなかったので全部英語だった。
フランス語なまりの英語がとっても可愛かった。
当時の生徒達に黒人はいなかったが、さすがに今は多人種構成になっている。
 
3歳(2002年)
(キャラ)キティ、他のサンリオキャラクター
2歳の時は遠路はるばる連れて行ったサンリオピューロランドの巨大キティの着ぐるみにびびって泣き出し、たった20分しか園内にいられなかったのに、この年は一日中ピューロランドにいてにっこにこ。親はくったくた。
このあたりは親ばか爆発時代で、キティグッズを買いまくった。こども部屋はキティの城と化す。

4歳(2003年)
(キャラ)引き続きキティなどのサンリオキャラ、特にシナモロール。
バービー(人形遊びよりも公式HPのゲームにはまる。この頃はもう自分でPCをいじるようになった)
中国舞にはまり、中国で買ったVCDの子供が傘を使って舞う中国舞4分ほどの長いものを、すっかり丸暗記して覚えてしまい、いつもいつも踊っていた。
幼稚園の誕生会で披露し、独学だと言うと先生に驚かれる。(親ばか発言)
ビデオに撮っておかなかったのが悔やまれる。
その後こどもの希望で中国舞を習うことになる。
シナモンも新しいキャラだったので、当時は香港には全くなかった。
友人にいただいた初期のほっぺがピンクでないシナモンのぬいぐるみは今でも宝物。
ピューロランドのミュージカルがものすごく気に入り、これもいつも歌いまくり。ビデオやDVDをたくさん買わされた。
 
5歳(2004年)
(VCD)四千金(マレーシアの中華系の女の子4人組ユニットの歌)(文字化けてます)
とにかく好きで好きで、いつもVCDを見ては歌いまくり踊りまくりだった。
中国のスーパーで安売りしていたVCDを買ったのがきっかけ。
なぜか旧正月のめでたい歌が多かった。
歌はほとんど普通話(華語?)なのだが、意味がわからないなりに暗記していた。こどもってすごい。
 
6歳(2005年)
(DVD)トムとジェリー
(テレビ)将門人(毎週日曜日夜に広東語TVでやっていたエリック・ ツァン曾志偉が司会の バラエティー番組)
(洋画)リンジー・ローハン主演の映画全部、オルセン姉妹主演のDVD・映画ほとんど全部
(邦画)のど自慢
(遊び)手品
広東語のテレビは見せていなかったのだが、ひょんなことから見てものすごくはまったのが将門人(じょんむんやん・はじめの字が違うかも)。
10年以上続いた長寿番組だったが、この年で放送終了。
最終回の公開録画はわざわざスタジオまで見に行った。
 
7歳(2006年)
小学校に入り、テレビを見る時間が激減したのであまり思いっきりはまって見続けるというものはない。
 
 
は~思い出しながら書いてみたが懐かしいなあ~。
残念ながら今流行りの日本のアニメは全然わからずに育っちゃうんだろうけど…。
あと不思議とうちはディズニー物はあまり好きではなかった。
ディズニーランドに行くのは好きみたいけど。
 
子育て真っ最中の皆様、うちはこんな感じでした~。

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ドラえもんの歌

2006-04-16 | こども関係
今でこそ日本のアニメやキャラクターはほとんど全て見られるし、グッズも何でも手に入る香港だが、実はハム太郎シナモロールは1年以上も遅く香港に入ってきた。
こどもが熱中しているときは、香港で全くグッズを見つけることができず苦労したのを覚えている。
 
日本のアニメキャラで一番古くから人気があるのは、なんといってもドラえもんだろう。
夫の子供時代もドラえもんをよく見たらしい。
 
これは、昔は叮噹(ディンドン)と呼んでいた。
ドラえもんの銅鑼?鈴?の音からつけた名前だろう。
 
それが数年前に、なぜか日本の名前に近い、多啦A夢になった。(どらAもん。Aを強調して発音)
英語表記も、Doraemon
 
うちのこどもには、あまりドラえもんのアニメは見せなかったので、イマイチまだ好きになれていないようだ。
実家には私が子供の時に買ったドラえもんの単行本が10冊以上とってあるのだが、去年見せた時はまだ興味を示さなかった。
 
しかし小学校に入って、クラスメイト達が主題歌を歌うので、こどもも一緒に覚えたようだ。
広東語のドラえもんの歌
 
これがトンでもなく難しい…。
これは早口ことばですか?と疑いたくなる。
 
こどもに言わせると、「全然難しくないよ~」。
参りました、私は歌えません。
 
ちなみに日本語バージョンはこれ
 
そして広東語はこれ
 (左のリスト上から9番目の、「多啦A夢歌詞庫」のところをクリックしてね。一番上の歌がそれです)
 
広東語でばっかり歌うので、焦った私、日本語バージョンも教え込んだ。
それでもやっぱり歌いやすいのは広東語の方らしい。
なぜ…?日本語の方がずっと簡単だろうに…。
モノが日本製だけに親としてはちょっと悲しい。
やっぱり日本語でアニメを見せなきゃダメかなあ…。
 
 
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おむつ換えの場所

2006-04-03 | こども関係
九龍サイドの、觀塘(クントン)というエリアにある、
というショッピングモールに行ってきた。
地下鉄觀塘線(緑色のライン)觀塘Kwun Tongの駅前。
ここらへん一帯は工場地帯で、多分これが建つ前は古い工場ビルだったのだろう。
ここは独身時代に香港サイドに住んでいた時は、一歩も足を踏み入れたことのない場所だった。
地下鉄だけどこのへん数駅は高架になっていて、地下鉄の車両の中から外が見られるのだが、もう超どローカルな雰囲気で怖くもあったくらい。
まだまだそんな感じは残っているけど、今じゃ全然平気。
街も新しくなってはいるけど、私の感覚も変わったものだ。
 
さて何が書きたかったかというと、その「超どローカルなエリア」にあるはずのapmの中のトイレ。
綺麗!モダン!ブースものすごくたくさんあり、ほとんど並ばなくていい。
便器が小さい、子供用のトイレまである。
もちろんセンサー付きの水道、手拭き用の紙、エアードライヤー完備。(これらはSARS以降どんなところでも当たり前装備になった)
化粧直し用の鏡は手洗いの台とはちゃんと別になっていて、物を置くところも広くとってあるので、化粧ポーチやハンドバッグが濡れてしまう心配もない。
ついでにトイレ内にビデオスクリーンまである。(これは別にいらないけど…)
 
今や当たり前の車椅子専用ブースもある。
 
それでびっくりしたのが、赤ちゃんのオムツ換え・授乳専用の部屋があったこと。
それも結構広く場所を使っている。
なかなか綺麗。パウダーやティッシュまで完備されている。
ああ、今はこんなどローカル(しつこい)な場所でさえこうなのねー。
嬉しいんだけど、複雑なキモチ。
なんでうちのこどもが生まれた7年前はこうじゃなかったのかっ!!!!(鼻息)
 
思い起こせば7年前、外でのおむつ換えは大変だった。
まだ肉を食べていたから、週末義父母との飲茶も恒例行事だった。
普通の中華レストランのトイレは…。どこもかしこもびしょびしょ
おむつ換えのスペース全くなし。椅子もなし。何もなし。
汚くて便座に蓋してその上でなんて想像もできない。(まあ綺麗でもまず無理だが)
ベビーカーがある時はトイレでベビーカーの上で換えていたが、ないときは仕方なく、部屋の隅っこに椅子2つ並べてこどもを寝かせ、隠れてこそこそっとやってた。
これ、普通の感覚だとものすごーーーーく顰蹙モノだと思う
わかっていたけれど、それしか方法が思いつかなかった。
 
西洋人がよくいくようなレストランなどにはオムツ換えシートがあることにはあったが壁添えつけ式の小さくて硬くてこどもが落ちちゃいそうななんとも不安定なシロモノ。
もちろん無いよりはずっといいんだけど…。
ホテルにでも行かない限り、満足できる場所はほとんどなかった。
当時日系スーパーなどでベビーベッドが置いてある場所もほんの少しはあったのだが、子供がいない人が無造作に荷物を置いたり、幼児を靴のまま乗せたりしていたので、安心して赤ちゃんを寝かせることもできなかった。(ビニールシート用意してた)
 
まあ今でも不便な所の方が多いのでしょうが…。
 
ちょっと話は違うが同じ頃、SCMP(サウスチャイナモーニングポスト)にこんな記事があった。
あるフィリピン系アメリカ人のママがペニンシュラホテル(うろ覚えだったんですがコメントで正しい内容ご指摘いただきました、ありがとう)のロビーのソファで授乳(母乳)をしてそれを注意された。しかもトイレに行けといわれたらしい!
「それじゃああなたはトイレでものを食べるのか??」と頭にきた彼女が翌日マスコミ大勢の赤ちゃん連れママを引き連れロビーで一斉に授乳をした。
新聞の一面に堂々とロビーで母乳を与える母軍団の写真。
心から拍手を送ってしまった。
 
おむつだけじゃなくて、母乳育児も大変だったろうな、昔の香港…
香港の女性は胸の形が崩れるからと母乳を嫌う人多かった(今もそうかな)から、母乳を与えるという光景はほとんど見たことがなかったし…。
私も事情によりミルクで育てたのでその辺の実感の記憶はないんだけど。
 
 
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マクドナルドの誕生会

2006-03-30 | こども関係
日本ではどうなのかわからないが、香港の幼稚園生にとっての楽しいイベントは、友人を誕生会に呼び合うこと。
 
2~3000sft(約56~84坪)もあるような広さのお家に住んでる人は自宅でやる場合も多いけれど、一般的な香港のこども達(というか親)に人気の場所は、簡単・リーズナブル・とりあえずみんな好き・アレンジが楽ということでマクドナルドやKFC,ピザハットなどだ。
 
一番多いのはマック(関東出身なのでこの呼び方)。
幼稚園も年長ともなると親も子ももれなくマックでの誕生会のエキスパートになれる。
 
うちでもやっぱりマック。3歳の時から毎年同じ場所。今年はもう5年目だった。
もう幼稚園生じゃないし去年でマックは卒業、と思っていたが意外と小1でもお呼ばれが結構あり、こどもの希望もありやっぱり今年もやることにした。
 
必然的に日程は土・日に集中する。
特に住宅地の中にある店の場合、早め(数ヶ月前)くらいに予約をして日時を抑えておかないと希望日が取れない。
ケーキ持込や、プレゼントを持ち帰ることを考えるとたいがい皆自宅近くでやる場合が多いが、会場の広さや雰囲気もあらかじめチェックしておくといい。
(場所によってはパーティーコーナーが狭くてぎゅうぎゅう詰めな雰囲気になってしまう場合もある)
 
アレンジが楽でいい点は、実際に食べ物飲み物は招待された人が自分の好きな物をオーダーするシステムだから、多少人数が上下しても大丈夫ということ。これがKFCやピザハットだと、あらかじめ用意されたケータリングフード+αになる。
 
ひとしきり招待客がマックメニューを食べた後、店員である「お姉さん」(お兄さんはまだまれ)が子供たちとゲームをしてくれる。
ゲームに勝つとメモ帳などのマックグッズをもらえる。
それが落ち着いた頃、バースデーケーキカットとなる。
 
しばらくケーキと共に写真撮影会の後、皆でハッピーバースデーを歌って、ロウソクの火を吹き消す、というのがお決まりのパターン。
 
バースデーケーキは持ち込み制。
マックで提携ケーキショップの割引券ももらえるが、私はずっと手作りケーキだった。
デコレーションもオリジナル。
はっきり言ってこどもの為というより私自身の自己満足の世界だ。
こどもが幼稚園の時は半年以上も前から構想を練って張り切った。
おととしは巨大キティ顔ケーキ。ひげはポッキーチョコレート。
去年などスカートに見立てたドーム型ケーキに本物のバービー人形立ててしまった。
今年はこども自身がもうすでに可愛いキャラに興味がなくなってしまったのだが、これで有終の美を飾ろうと親は強引にキャラ物(シナモロール)で通した。(写真…名前部分は消してあります。ハッピーバースデーの字はマシュマロを半分に切ったものにチョコレートで書いたもの。)
  
手作りとはいっても、4~50人分くらいの大きさだったので、初めて(3歳)の時はスポンジを焼くのに一晩かかってしまい(あの時はオーブンも小さかったし電動泡だて器もなかった。ひえ~)、一睡もできず大変だったので、翌年からスポンジだけはケーキ屋で購入。
 
スポンジは長四角のレンガみたいな形。それを12~16個くらい使う。
それを組み立て、横に2つに切りフィリングを詰め、デザイン通りにカットし、シロップをたっぷりしみこませた後、生クリームでデコレーションして形作る。
(今年はクリームを水色で着色する必要があったため上の部分だけWilton社のアイシング使用)
 
皿はIKEAで売っている大きなプラスチックトレイを使う。(サイズ内寸36センチ×26センチ)ケーキもほぼこのサイズと同じ。
ケーキ、フルーツ、シロップそして生クリーム1~2リットルくらい使うと、もう運ぶ手がしびれるほど重くなる。
トレイごとこれまたIKEAの紙製衣装ケースに入れて(これがまたどんぴしゃりのちょうどいい大きさなのだ!)、上にラップをしてそろそろと持ち運ぶ。
マックは大型冷蔵庫があるので、そんな巨大ケーキでもケーキカットの時間まで冷蔵保存してくれるのでとても便利だ。
 
香港で手に入る生クリームは固く泡立たないので、泡立ての時は大さじ1~2杯のジャムを入れる。
いちごジャムを使うとちょっとピンクでいちごの種なんかも多少混じってしまうが、ペクチンの作用で固く、だれない仕上がりになる。
それでもアラザンなど重い飾りつけをするとだれるので、仕上げの飾りつけは直前にやる。
 
おみやげはマックが用意してくれる(これはパーティーセットにいくつか盛り込み済み。多めに必要な場合は別途購入する)のだが、通常主催者からのおみやげも別にあるのが当たり前なので、それも用意する。
これも前は張り切って招待したこども達の名前を入れたビーズのキーホルダーなんて数日夜なべして作ってしまったりした。
後はお菓子を数種類と、小さいおもちゃと女の子には髪飾りなど。手さげ袋に詰め合わせる。
今年はもう全然気力体力残ってなく、手作りものは挫折。
おもちゃという年でもなくなったので簡素になった。
 
スケジュール1時間半。おみやげが出てきたあたりから、「お開き~」の雰囲気になり、お客は三々五々帰路につく。
過去カラオケでの二次会などもやってみたことがあったが、あまり盛り上がらなかった(日本人と香港人と西洋人のミックスじゃあ無理)ので、それ以降は近くの公園での「勝手にお遊び二次会」になった。
今年は天気が悪いのと時間的に遅かったこと、そしてテスト直前ということで二次会はやらなかった。
 
===============================
実は今年、こんなことがあった。
毎年誕生会の予約は2ヶ月くらい前にするのだが、今年ははじめに書いたがやるつもりはなかったので1ヶ月ほど前にした。
だからいつも予約するランチタイムは取れず、ティータイム(3:30~5:00)になってしまった。←はずなのに!!
 
誕生会当日の一週間前に、マックから夫に電話がかかってきた。
 
「誕生会の会場を変えるか、時間をずらして欲しい」
不思議に思った夫が訳をたずねると、うちの予約人数よりもかなり多い、90人の団体がこの時間帯にパーティーをやりたいと言ってきたんだそうだ!!!
 
もう招待状はとっくの昔に出してしまったし、前後のスケジュールだって決まっている。
それはできないと言ってもマック側は「強気」だったらしい。
 
憤慨した夫、クオリーベイにある香港マクドナルドの本社に電話で抗議。
相手平身低頭、それで問題解決…と思いきや当日

全然直ってなかった
 
うちの開始10分前には、大勢さん(一週間前に予約入れたところ!)の団体がまだゲームをしていた(まだケーキも出してない!)
そこの入り口のボードの予定時間が…。2:30~4:00になっている!!無理やりやったなマック…。
それでもなんとか予定開始時間の3:30にほんのちょっと席を作ってもらったが周りからキツーイ目で見られてなんか悪いことをしたような気分にさせられる。
それももう一件入れちゃってたらしく同時に3団体がひしめき合う状態に。
知らない人が見たらまあなんという大パーティーだと思っただろう。
 
まあ一番悪いのは3件もオーバーブッキングしてしまった誰かだ。謝りまくっていたマックのおねえさんが気の毒になった。
 
まーこどもももう小学生だし、マックでのバースデーはこれで終わりだね。来年はどうしようかな。

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