城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

春、 または、それに近いもの

2007-03-31 | 雑記
今日のケベックは、きれいに晴れてとても気持ちがよい日でした。

で、外に散歩に出たら、皆さん同じ考えだったようで、どこに行ってもものすごい人出。「どこかに立ち寄って、雑誌を読みながらコーヒーでも」と思っていたのだけれど、めぼしい店はすべて満席。

仕方が無いので家に帰ってWebSiteの更新をしました。





どうですかね?



テーマは「故郷の桜への想い」
目指したのは「ひげのおっさん(29歳)のイメージとの乖離」



・・・・・・・・・・



街中で見たタイル装飾からこのデザインを思いついたのだけれど
やっぱりピンクはやりすぎですかね・・・・・・・・・・・

あまりに反対意見が多ければ、色くらいは変えようかと・・・・・(弱気)

ま、「誰もアクセスしていなかった」から別にいいか・・・・
あっちが本家なのに・・・・・・・・・・・・

あ、プロフィールとリンク集も、現状に合ったものに軽く変更しましたよ。
興味が有る酔狂な方はぜひともご確認ください。



というわけで、「At The Walled City: 城壁の町で」をこれからもよろしくお願いします。





ちなみに、前のデザインもかなり気に入っていたのだけれど、あのスタイルだと書き足す為にはフレームのサイズまで変更しないといけなくて、とても面倒だったのです。あと、あのデザインは某雑誌の表紙のパクリだったので(色使いも何もかも全部パクった)、どこか後ろめたかったのです。





<参考画像>前のサイト

一周年

2007-03-27 | 雑記
昨年の今日の16時ごろ、U-Haul Truck に乗ってケベックシティに到着した。

フランス語は一ヶ月だけ公設の語学学校に通った以外は一切勉強していないので、まったく分からないままだし、Prelim に落ちて大学をクビになりかけたりもしたけれど、なんとか一年を過ごすことができた。まだ、色々とギリギリで切り抜けている状況に変わりはないけれど、ひとまずよかったと思う。



この一年、生活面では新しい"国"ケベックでの生活への適応に追われ、勉強の面では現教授の「最先端を全速力で突っ走る」という、今までに世話になった二人の教授達とは全く違うスタイルに驚かされつづけた。

そうこうするうちに四季が廻り、新たな土地での生活の基礎も固ってきた。
日々営みの背骨となるルーティーンも確立し、いろいろと安定してきたと思う。

持病の片頭痛の頻度も1,2ヶ月に1回という状態に戻った。



そして、なによりも、オタワに関わった1年と少々の間に大きく損なわれてしまっていた本来の自分の姿を取り戻せてきたのが大きいと思う。まだまだ完全ではないにせよ、"小心なクセに、信じられないくらい我侭で、諦めもとんでもなく悪い"自分が帰ってきつつあると思う。「1年かけて受けた傷が回復するには、やっぱり1年かかる」ということらしい。

なんにせよ、これが、この一年で一番うれしいというか、ほっとした出来事かもしれない。「自分はもう終わってしまったんだろうか?」そう思うことが何度もあったので、この点に関しては素直にうれしく思う。



力が戻ってきているとはいっても、生まれた土地から遠く離れ、毎日のように新しいことを浴びつづけ、将来の保証もないまま死にもの狂いで前に進みつづけなければならない生活はとても疲れる。

正直なところ、平凡で平穏な生活に憧れる気持ちもどこかにあり、「もう、いいだろう」「もう、やめよう」といつも思っている。

特に今は「仏語圏で生活するということ」それ自体が重荷になることもしばしばであり、「疲れ」の度合いも大きい。ここに移ってきたことで、支払わなければならなくなった犠牲の大きさを認識する度に「言葉のわからない大学で何を学ぼうというのか?」と何度も、何度も自分に問いかけた。自ら望んで選んだこととはいえ、この点に関して考えない日はない。あまりの枷の重さに恐怖する毎日だ。



でも、その疲労と恐怖を差し引いたとしても、次から次へと色々な事が起こり、飽きるヒマを与えられない今の生活は、ある種とても贅沢なものだろうとは思う。

「挑戦に生き続けることができる」
これはこれで、ひとつの幸福の形なのかもしれない。



なんにせよ、こんな自分をはげまし、支えてくれている人々へ心から感謝したい。








また、ここから一年、無事に過ごせますように。










悪いんですが、この記事に関してはコメントは勘弁してください

林檎の木の下で

2007-03-26 | 雑記
これは、取るに足らない愚痴です。
はけ口が必要なんです、許してください。





家で使っている御年6歳のノートパソコンを再インストールしている最中にふと思った

もう、 Windows やだ


ウイルス対策だかなんだか知らないけれど、セキュリティ更新とかめんどくさすぎる。


それに、一番腹立つのは、「インストールしろ」というから Windows Update からソフトウェアをダウンロードしてインストールしたら、その直後に当該ソフトウェアの更新が必要になったりすることだ。


じゃぁ、はじめから、ちゃんとしたパッケージをインストールさせろ、バカ



あー、もうだめ、めんどくさすぎる。

本気で嫌になってきた。。。。。。。。。。。。。






でも、Windows をやめるとすると、ほかに選択肢は・・・・・

さすがに Linux を勉強する時間はない。
というか、そんな根性は自分にはない。

その他、超マイナーOSは全滅だ・・・・


となると、、、、、


Macか・・・・・・・・


でも、周りに使っているやつがいないんだよなぁ。。。。。。


Kitano Blue

2007-03-26 | 雑記
今日はまったく勉強がはかどらなかった。
まったく集中できず、ぼーっとした感じで一日を無駄にした。

元々、安定している人間ではないので、たった一日の空白を気に病むこともないのかもしれな。が、今の自分は異常な量の勉強及び作業をこなさなければならない状況下にあるので、この一日には非常に大きな損失に感じる。


「今日はなぜ集中できなかったのか?」

これの理由を、昨日見た一本の映画に求めてみたい。


知っている。

自ら犯した失態を他人や他の者になすりつけることが、「美しく潔い行い」ではないことは
むしろエレガンスからは遠く離れた「最低の生活態度」であると、承知はしている。

が、今回ばかりは許してほしい。



家の近所に好みのレンタルビデオ屋を発見した。

自分が好きなヨーロッパ系の濃い映画や、気合の入った日本映画などが散見されるビデオ屋である。映画館も併設されていて、そこでは日々訳のわからない映画をやっている。かなり素敵な場所と呼べるだろう。Columbia, Missouri で言うならば 9th street Video と RagTag Cinema Cafe が同じ場所にあると考えてもらえばいい。

そこで、以下の映画を借りた






えーと、



うー、





えーと、世界の北野様の御作品に対して、僭越ながらも私見を述べさして頂きますが、




京野ことみを脱がした以外に価値がない映画





としか思えない。



つか、まったく訳がわからなかったんですが?
良いんですかね?こんな映画を撮っても?

それとも、これは僕の映画鑑賞能力の問題ですかね?





何がやりたかったのだろう?


時間と空間のねじれの中での・・・ 云々?
鈴木清順的なカオスの美学?


それにしては、全体的に気合が入っていない・・・・・・


あの内容でも、映像や展開から製作者の表現に対する勢いとか、強い情熱を感じることが出来たのなら文句はなかったと思う。が、今回は製作者のエネルギーを感じなかったよな。

だから、すごい後味が悪いんだ。



いや、つか、久々ですよ後半40分近く早送りしたの














北野武の監督作品を時系列に並べると以下のようになるらしい。

その男、凶暴につき(1989年)
3-4×10月(1990年)
あの夏、いちばん静かな海。(1991年)
ソナチネ(1993年)
みんな~やってるか(1995年)(ビートたけし名義)
キッズ・リターン(1996年)
HANA-BI(1998年、前年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞)
菊次郎の夏(1999年)
BROTHER(2001年)
Dolls(2002年)
座頭市(2003年、同年ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞)
TAKESHIS'(2005年)
監督・ばんざい!(2007年)


この中で、本当の意味で「力が宿っていた」作品ってキッズ・リターンまでな気がするんだけれど、それは僕だけなんですかね。当時の北野映画は触ったら切れそうな位の狂気が宿っていて、観た後にドキドキする感じだったのだけれど、Hanabi で賞を獲りに行ってまんまと金獅子を手に入れてからは、全然な気がするんですが・・・・

ぎりぎり許せるのは Dolls か・・・・・・・・・・・



自分なりに結構好きだった、その男、凶暴につき、あの夏、いちばん静かな海、ソナチネ、キッズ・リターンあたりの印象が強いから、北野武にはいちいち期待してしまうんだけれど、ここんところは・・・・・ひでえよな


観るたびにがっかりする。



もう、我慢がならないから一言だけ言わせてくれ、



枯れたんなら撮るな!


あんたは良いのかも知れんが、
期待して観るこっちは迷惑だ









あー、良い映画を観てぇ




Intel Core 2 Extream 2.66Ghz vs. PentiumPro 133Mhz

2007-03-23 | 雑記
以前、うちの先生が如何にシャレになっていない人物かということについて書いた。

The world's top scientist

それを、今一度確認したという小話。






今学期、授業を一つ取っている。

自分の教授がやっている大学院生向けの授業で、学生の発表や与えられた課題(授業一回あたり論文1本)について議論をするクラスである。もちろん、授業は全て忌まわしきフランス語によって進行されるので、まわりが何を言っているのか全く分からない。うん、誇張でも何でもなく全然分からない。

そんな状況なので、急に発言を求められたときには、逆に質問し返して話が適度にそれるのを待ったり、学生の発表のときにグラフやら図が出てきたら、迷惑にならない程度の軽い質問をして(「悪いんだけど、そのX軸の単位は何?」とか「その矢印は何の流れをあらわしてるの?」とか・・・・)「とりあえず、授業に参加する気はあるよ」というささやかなアピールをしてごまかしている(コレは長い北米生活で身に付けた技術だ)。


が、基本的には何が起こっているのか全く分からない状態で水曜午後の3-4時間を過ごさなければならないのでかなりヒマである。


うん、冗談抜きで退屈なんだ


なので、最近はテーマを決めて周りを観察してヒマをつぶしている。

隣の女の子が描いている落書きの進行状況の確認とか
(謎の幾何学模様を描くのが好きみたいなんだ)

同じ研究室の長髪男子の髪のウエーブの具合の観察とか
(欧米人の髪の毛の自然なウェーブって素敵だよね)

教室全体の人間と備品の総重量の推計とか・・・・・・
(よく考えたら、平方メートル辺り結構な重量だ。建物スゲエな)


ま、そんな感じ。
あれだな、ニッポンのダメ会社員の会議中の行動みたいな感じだ。

正直なところ、この事態は全くもって情けない限りなのだけれど、まぁ、ねぇ、内容が完全にわからない授業に無条件に集中していられるほど出来た人間ではないので「仕方ない」と思う。


で、先日は暇つぶしに、我が教授の授業中の目線の軌跡を追ってみた。






さて、さすがの御大も"基本的には"発表者のスライドを注視している様子だ。
まぁ、授業を受け持つ教員として、というか人の発表を聴く人間の行動としてはごくごく普通だろう。


が、よく見ていると時々目線が落ちる。
そして、しばらく動きが止まる。

で、スライドが変わるとまたスクリーンの方に目線が戻る
大体見終わるとまた目線は手元へ。。。。。


今の授業では、配布資料が配られることはないし、学期末の試験があるわけではないのでノートを取っておく必要もない。だから、机の上に用事はないはずだ。

どうも、後で議論の素材として使う予定の論文を読んでいるようなのだ。

まぁ、わかりきっている内容の場合や、自分にとってさして重要でない内容の場合は、プレゼンテーションの進行状況をさっと確認しながら手元で別の仕事をやることもさすがの自分でも可能だと思うし、誰もがやることだと思う。そんなに、大袈裟に騒ぎ立てる必要はないことなのかもしれない。


が、ここで問題なのは手元の論文を読みながらも、発表に反応して質問をしたりする点だ。




どう考えても

手元の論文を読みつつも、耳では発表を聴いている

としか思えない



そういえば、 The world's top scientist で書いた自分の発表練習のときも同じような状況だったわけだ。つまり、今回はその能力の追認みたいなもんだな。

とりあえず、これをもって「うちの先生の脳みそには物事を並列で処理する機能がついている」と結論付けてもいいだろう。ただ、いくつまで並列できるかは未だ不明だ。その辺は卒業までに観察しつづけて明らかにしたい。



それにしても・・・・・ただの退屈しのぎの戯れのつもりだったものが、本来は凡人には見ることが許されていない「この世の果ての景色」を垣間見る結果になってしまったようだ。


いや、もしかしたら、「この世の果て」よりも更に遠い

「異次元世界」

を覗き見たのかも知れない。





どちらにせよ、住む世界が違うことは確かだ
せめて、この事実に気付くことが出来た自分を褒めてやりたい。









<参考画像>うちの教授と御付の大学院生のイメージ図



二拾弗で買えるプライド

2007-03-21 | 雑記

今日、コインランドリーの帰りに、20ドル札が路上に落ちているのを見つけた。

周りに誰もいなかったので、すかさず拾って着服した。
そこには一分のためらいも無かった。


小銭を落としたり、自動販売機に詐取されて失うことはまま有れ、拾うなどという事態は自分の歴史にはほとんど無いことなので「20ドルもうけたぜ、ラッキー!」と素直に思った。大体、自分は世間の一般的な29歳からはかけ離れたレベルの貧乏生活者なのだ。







が、家に帰り、その札を財布に放り込もうという段になって、
なんとも言えない後ろめたい気持ちに苛まれた。





非常に残念なことだが、そんな自分は、



本質的に"小人物"なのだろうと思う




占有離脱物横領?
ま、こまけぇ事を言いなさんな
だって、ここはケベックですぜ?

Out of the madness.......... it's sadness

2007-03-20 | おいてけぼりシリーズ
好評を博している(?)置いてけぼりシリーズの第一回目がバスケの話だった。

Mike Anderson at Mizzou

そして、この辺境のダメブログも、そろそろ開設一年になろうかとしている。
なので、今回は原点回帰の一本を。




現在、カナダの南の国では毎年恒例のNCAAトーナメントで超盛り上がっている。

この、大学バスケのシーズン最後のトーナメント(NCAA Men's Basketball Tournament)は、通称 March Madness (三月の狂気)と呼ばれていて、彼の国では非常に盛り上がる。特に自分の通っている or 卒業した学校が出ている場合は、かなり面白く観戦することができる。まぁ、そうでなくてもアメリカの大学バスケは適度に派手で、適度に下手で、適度に必死だから(NBAと比べて)観戦するとかなり面白い。

日本の夏の甲子園を思い浮かべてもらえば判りやすいかと思う。



が、



が、である、





自分が修士号を取った University of Missouri-Columbia は、またもやトーナメント出場を逃した。さらに、一個下の階級のトーナメントである NIT の出場権すら取れなかった。


えーと、最後に NCAA に出てからもう何年になるんですかね? 

4年か? ん、5年か?

最後のNCAAは確か、現在 NBA の大スターになってしまった Carmelo Anthony のいた Syracuse (綴り、合ってるか?)に負けたんじゃなかったっけか?そして、その次の年が最強メンバーを揃えながら、Clemons 問題とか、ポイントガード問題でボロボロで・・・・・・ で、なんだかんだで、遂に諸悪の根源である Quin Snyder (綴り、合ってる?)が去年のシーズン途中に辞任して・・・・・

で、今年が Mike Anderson の一年目。

で、コレが今年の結果

実は、今シーズンの Mizzou バスケの結果は、ほぼ毎試合チェックを入れていた。

正直、弱いチームが相手だったとはいえ、序盤の9連勝にはちょっと期待した。

が、やっぱりアウェーゲームの弱さ、本格的に強いチームと対戦したときの弱さといったら・・・・・・・・・

何も変わってねぇよ・・・・・・・・・

そして、負けるべきじゃない試合で負けるあたりなんか・・・・・

完全にいつもどおりじゃないか
(今年は Nebraska の2敗と、ホームの Iowa St. の敗戦、Big12トーナメントの Baylor 戦の敗戦が余計だったように見える)


Mizzou の試合運びを数字から察するに、アンダーソン・バスケの特徴と言われていた「ラン・アンド・ガン」ではなく、Calipari 政権初期の Memphis みたいな外からシュートをガンガンと打っていくチームなのかなぁと勝手に想像していたのだけれど、実際はどうだったのだろう?

その辺は、Mizzou の後輩でバスケ狂である Shinya 君のコメントを待ちたい。

ま、選手が入れ替わって、完全に新コーチの体制が整うのが3年か4年目。
来年とは言わず、再来年の結果に期待しよう。

うん、そうしよう。



それにしても、Big12は変わったな。
以下が今年の成績なのだけれど、





常勝 Kansas、Texas が上位にいるのはいつものことなのだけれど、その他上位の常連だった、Oklahoma が9位、 Oklahoma St.が7位で Anderson Missouri よりも下だ。 そうかと思えば、下位の常連だった Texas A&M が National Ranking の常連となり、Big12でも Kansas に続いて2位。 同じく、アメフトでは伝統校なのだけれど、バスケでは Big 12 のお荷物扱いだった Kansas St.が有名コーチの招聘が功を奏したのか4位。

意外だったのは Northern Iowa から新コーチを引っ張ってきた Iowa St. がイマイチだったこと。 こっちも、再来年に期待の部類なのかな。

まぁ、Texas A&M に関しては今後はどうなるかわからない気がする。10年間負け越しつづけていたチームをたった3年で National Ranking のトップ10にまで押し上げてしまったヘッドコーチをほかの大学がほうっておくはずが無いからだ。問題があった有名校のコーチ陣の顔ぶれは去年ガラっと変わったから、今年大きな事件が起こるとは考えにくいのだけれど、数年中にどこかの有名校から引き抜きがあるかもしれない。コーチで強くなったわけだから、コーチが変わればまた元の最下位争い常連校に戻ってしまうだろう。

そして、去年監督が変わったところの Missouri、 Iowa St.、 Oklahoma、 Oklahoma St.が来年と再来年にどうなるか?いい方に転べば面白いけれど、悪いほうに転べば・・・・・・・Big 12 、終わるな。


さぁて、今年はもう終わっちゃったから、来年を楽しみにするとしますか。


来年の今ごろも懲りずにバスケの記事が出てくると思うけれど、一体どんな記事になっているんでしょうなぁ



<追記 Mar23>
今年はコーチ市場はあまり動かないかもと書きましたが、
Kentucky の Smith と、 Iowa の Alford が動くことになったので
やっぱり今年もかなりの動きが出ると見られます。

うわさでは
Southern Illinois
Texas A&M
Memphis
Air Forth
UNLV
Winnthrop
あたりの監督が動くのではと言われているようです


まぁ、Big12に関しては、
TexasA&Mの監督がどうなるのか?
今年最下位だったColoradoの監督の枠に誰が入るのか?
という二点をのぞいては、かなり落ち着いたオフシーズンになると思われ・・・・

続々々々: 冬、 濃く、 深く

2007-03-15 | 雑記
先週は勢いがあったので、たくさん記事を書いたけれど、あのペースを維持するのは無理なようです。

さて、今日はまた「寒さ」に関連した記事ですが(もう、こうなったら意地だ)、基本的にはうちの大学の紹介です。あと、この記事はオチません。


書くのも読むのも嫌になるほど書きつづけているが、ここは寒い。

本当に寒い。

あんなブーツを履いていても
モコモコのダウンを着ていても
ユニクロのヒートテックを着ていても
パッチをはいていても
寒いものは、やっぱり寒い。

なので、できる限り外には出たくない。

徒歩で長距離を移動したくないのだ。

正直なところ、本格的に寒くて風の強い日は20分以上歩きつづけることは、ほぼ不可能だ。気分的なもので言えば、10分以上は外にいたくない。



が、非常に困ったことに郊外型の大学であるラヴァル大学 ( Université Laval )の敷地は広い。


<参考画像> ラヴァル大学 キャンパスマップ



中央付近、11番の建物が Pavillon Alexandre-Vachon という、サイエンス系の学科が入っているビルディングで、自分はここで日々生活している。

で、右下付近 22番から25番までの建物が固まっているあたりを見て欲しい。Dと書いた黄色の丸があると思う。 そこが、いつも自分が使っているバス停だ。

そのバス停から、Vachon まで、ゆっくり歩くと10分少々かかる。 何メートルとは分からないが、普通の人が10分歩くと結構な距離を進むと思う。これでかなり距離があることは分かってもらえただろうか。

あと、参考となるのは上部中央のトラックのサイズか。 これは、普通の一周400Mの陸上競技のトラックだ。フットボールの試合にも使われている。 フルサイズの競技場が地図上でこの大きさであることからも、キャンパスのサイズを推し量ってもらえると思う。

ちなみに、14番の建物の下には広大なスペースがあるのが分かると思うが、ここは森だ、中に遊歩道はあるが、横切って進むことは出来ない。 (初めて大学を訪れたときは構内に森があることに呆然とした。「アホか」とおもった)

あと、寮に住んでいる頃、キャンパスの外縁をゆっくり軽く走ってみたけど、大体25分強で回れたので、周囲は5キロというところだと思う。




さて、もう一度言うが、ケベックシティの冬は外を歩きたくないくらい寒い。
しかも、アホほど雪が積もっているので本気で歩きにくい。
ちょっと隣のビルに行くにも、完全武装しないと外には出られないのだ。
が、キャンパスは無駄に広い。困ったもんである。


なので、学内にはトンネルが張り巡らされている


地図にある、赤の点線がそれだ。
学内ほぼ全ての建物をつないでいるのが分かると思う。場合によっては恐ろしく遠回りになるが(例:3番から2番)、基本的には全く外気に触れず移動することが可能だ。そうすれば、一々コートを羽織る必要も、靴を履き替える必要も無いのだ(階段の上り下りが面倒だがな)。



その、地下道の映像をウチの研究室のバカ(以前出てきたポスドク 参考1 参考2)がYouTubeに投稿しているので、下にリンクを張っておく。

先ほど書いた「Dのバス停」から階段を下りて、地下道の本道に入るところまで。
一番はじめに登場するのは、ウルグアイ人の研究者。



ラヴァル大学のトンネル






これこそ YouTube の正しい使い方だよな。

続々々: 冬、 濃く、 深く

2007-03-12 | 雑記
寒さに関する記事は既に3本書いた。


冬、 濃く、 深く

続: 冬、 濃く、 深く
続々: 冬、 濃く、 深く

そして、最後の記事で「今年はもう寒さに関しては書かない」と宣言した。
が、それを撤回しようと思う。

「一度言い出したことを無き物とし、無遠慮に方向転換する」のが潔い生活態度とはいえないことは知っている。そして、カナダのような寒い国に自らの意思で移り住んでおきながら、その寒さに対して突っ込みを入れるのは大変に無粋な行為であることも重々承知している。

が、もう一本書かせてくれ。
でなければ気がすまない。



何だかんだ言いながら三月である。
なんとなくではあるが、暖かくなっていると思う。

参考画像



おなじみの、Environment Canada 気象予報部の画像である。
ちょっと雨がちなことをのぞけば、そんなに恐ろしい数字はどこにも無いと思う。

昨日の最高気温はほぼ摂氏4度で、最低気温はマイナス2度。今日も大体同じくらいだ。関西人の温度感覚で言うならば、まだまだ「冬真っ盛り」となるかも知れないが、こちらの感覚でいうと「大分暖かくなった」のである。しかも、水曜日には12度まで上がると予報は言っている。




さて、ここまで読んで「まぁ、前よりはましになったんだな、良かったじゃないか。さすがのカナダにも春が近づいてきているな」というような、ごくあたりまえの感想を抱いた人はまだまだ甘い。大陸の温度変化を甘く見ている。


よくよく見れば、金曜日にはマイナス9度まで下がる予報が出ているだろ?
どのみち寒くなる。何ら安心は出来ないのである。


大体、去年は四月に雪が舞ったのだ。



そして、もう一点、全くもってシャレになっていない事実がある。
正気の沙汰とは思えない温度変化の軌跡だ。



以下の画像は、上と同じく Environmental Canada の「過去の天気データベース」のスクリーンショットだ。 今月1日からの気温、降水量などの気象データが載っている。







まぁ、コレだけでは分かりにくいだろうから、注目して欲しい部分を赤で囲ってみた、先週の金曜日(三月九日)の最高気温と最低気温である。







最高気温はマイナス10.6度、最低気温がマイナス23.5度である。





たぶん、何を言いたいのか。いまいちピンときていないのではないだろうか。
分かりやすく、過去から順に考えてみよう。


先週の金曜日は最高気温はマイナス10.6度、最低気温がマイナス23.5度である。

で、昨日は最高気温が3.9度、最低気温がマイナス1.9度

そして、水曜日には12度まで上がるといっているのだ。


お分かりいただけただろうか?
単純計算で


金曜未明から水曜の昼までの5日間ちょいで

35度もの温度変化が起こるのだ。



まぁ、未明の最低気温と昼間の最高気温を比べるのは「あるある詐欺」並みの誇張になるかもしらん。が、ここで金曜の最高気温と比べたとしても温度差は22度。

地球温暖化問題が叫ばれている折、これを異常気象のせいだ思われる方もおられるかもしれない。が、こっちの季節の変わり目は大体こんなもんだ。ほんの短期間で「15度上がってから、25度下がる」なんて無茶苦茶な事が、あたりまえのように起こるのだ。




もう一度言う




これがCANADAだ!







あーあ、また温度変化についていけずに体調を崩すんだろうなぁ・・・・・
なんか、食い物を用意しておかないと。。。。。。

家族会議召集(レベル2)

2007-03-09 | 雑記


一昨日のエントリーで、ドラゴンクエストVの話を書いた。

その記事に対し、日本にいる弟から


「やっぱり、フローラだろう」という突っ込みがメールで入った。
「あの状況でフローラを捨てることは出来ない」のだそうだ。



が、ここは「自らが優しい人情家である」という主張の論拠を守るため、
更には、6歳年上の兄としての威厳を保つため


「ビアンカこそ真の漢の選択」


のシュプレヒコールを高々と唱えたい。


そして、次回帰国時には
血を分けた実弟との「一対一の男気勝負」
を開催したいと思う


















できれば「弟のおごり」で「焼肉をつつきながら」を希望