城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

Out of the madness.......... it's sadness

2007-03-20 | おいてけぼりシリーズ
好評を博している(?)置いてけぼりシリーズの第一回目がバスケの話だった。

Mike Anderson at Mizzou

そして、この辺境のダメブログも、そろそろ開設一年になろうかとしている。
なので、今回は原点回帰の一本を。




現在、カナダの南の国では毎年恒例のNCAAトーナメントで超盛り上がっている。

この、大学バスケのシーズン最後のトーナメント(NCAA Men's Basketball Tournament)は、通称 March Madness (三月の狂気)と呼ばれていて、彼の国では非常に盛り上がる。特に自分の通っている or 卒業した学校が出ている場合は、かなり面白く観戦することができる。まぁ、そうでなくてもアメリカの大学バスケは適度に派手で、適度に下手で、適度に必死だから(NBAと比べて)観戦するとかなり面白い。

日本の夏の甲子園を思い浮かべてもらえば判りやすいかと思う。



が、



が、である、





自分が修士号を取った University of Missouri-Columbia は、またもやトーナメント出場を逃した。さらに、一個下の階級のトーナメントである NIT の出場権すら取れなかった。


えーと、最後に NCAA に出てからもう何年になるんですかね? 

4年か? ん、5年か?

最後のNCAAは確か、現在 NBA の大スターになってしまった Carmelo Anthony のいた Syracuse (綴り、合ってるか?)に負けたんじゃなかったっけか?そして、その次の年が最強メンバーを揃えながら、Clemons 問題とか、ポイントガード問題でボロボロで・・・・・・ で、なんだかんだで、遂に諸悪の根源である Quin Snyder (綴り、合ってる?)が去年のシーズン途中に辞任して・・・・・

で、今年が Mike Anderson の一年目。

で、コレが今年の結果

実は、今シーズンの Mizzou バスケの結果は、ほぼ毎試合チェックを入れていた。

正直、弱いチームが相手だったとはいえ、序盤の9連勝にはちょっと期待した。

が、やっぱりアウェーゲームの弱さ、本格的に強いチームと対戦したときの弱さといったら・・・・・・・・・

何も変わってねぇよ・・・・・・・・・

そして、負けるべきじゃない試合で負けるあたりなんか・・・・・

完全にいつもどおりじゃないか
(今年は Nebraska の2敗と、ホームの Iowa St. の敗戦、Big12トーナメントの Baylor 戦の敗戦が余計だったように見える)


Mizzou の試合運びを数字から察するに、アンダーソン・バスケの特徴と言われていた「ラン・アンド・ガン」ではなく、Calipari 政権初期の Memphis みたいな外からシュートをガンガンと打っていくチームなのかなぁと勝手に想像していたのだけれど、実際はどうだったのだろう?

その辺は、Mizzou の後輩でバスケ狂である Shinya 君のコメントを待ちたい。

ま、選手が入れ替わって、完全に新コーチの体制が整うのが3年か4年目。
来年とは言わず、再来年の結果に期待しよう。

うん、そうしよう。



それにしても、Big12は変わったな。
以下が今年の成績なのだけれど、





常勝 Kansas、Texas が上位にいるのはいつものことなのだけれど、その他上位の常連だった、Oklahoma が9位、 Oklahoma St.が7位で Anderson Missouri よりも下だ。 そうかと思えば、下位の常連だった Texas A&M が National Ranking の常連となり、Big12でも Kansas に続いて2位。 同じく、アメフトでは伝統校なのだけれど、バスケでは Big 12 のお荷物扱いだった Kansas St.が有名コーチの招聘が功を奏したのか4位。

意外だったのは Northern Iowa から新コーチを引っ張ってきた Iowa St. がイマイチだったこと。 こっちも、再来年に期待の部類なのかな。

まぁ、Texas A&M に関しては今後はどうなるかわからない気がする。10年間負け越しつづけていたチームをたった3年で National Ranking のトップ10にまで押し上げてしまったヘッドコーチをほかの大学がほうっておくはずが無いからだ。問題があった有名校のコーチ陣の顔ぶれは去年ガラっと変わったから、今年大きな事件が起こるとは考えにくいのだけれど、数年中にどこかの有名校から引き抜きがあるかもしれない。コーチで強くなったわけだから、コーチが変わればまた元の最下位争い常連校に戻ってしまうだろう。

そして、去年監督が変わったところの Missouri、 Iowa St.、 Oklahoma、 Oklahoma St.が来年と再来年にどうなるか?いい方に転べば面白いけれど、悪いほうに転べば・・・・・・・Big 12 、終わるな。


さぁて、今年はもう終わっちゃったから、来年を楽しみにするとしますか。


来年の今ごろも懲りずにバスケの記事が出てくると思うけれど、一体どんな記事になっているんでしょうなぁ



<追記 Mar23>
今年はコーチ市場はあまり動かないかもと書きましたが、
Kentucky の Smith と、 Iowa の Alford が動くことになったので
やっぱり今年もかなりの動きが出ると見られます。

うわさでは
Southern Illinois
Texas A&M
Memphis
Air Forth
UNLV
Winnthrop
あたりの監督が動くのではと言われているようです


まぁ、Big12に関しては、
TexasA&Mの監督がどうなるのか?
今年最下位だったColoradoの監督の枠に誰が入るのか?
という二点をのぞいては、かなり落ち着いたオフシーズンになると思われ・・・・