城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

大御所の死

2006-05-30 | 雑記


今朝おきてニュースサイトを開いたら「今村昌平死去」がトップ記事だった。

そんなに多くの今村作品を見ているわけではないが、「妥協しないことがもたらす凄み」を見せてくれる映画監督だった。

元映画マニアとして心から冥福を祈りたい。



しかしまぁ、相米慎二が死んだのをアメリカで知ったときは、心の底から驚いたけれど、今回は、まぁ、ねぇ、御年が御年だし。。。。。。。

とりあえず、来月か再来月あたりに「今村昌平特集」をどっかの映画専門チャンネルがやると思うので、「お母様、録画よろしくお願いします」

変化

2006-05-30 | 雑記
引っ越しました。
ついでにフランス語講座の受講も開始しました。

一気に色々とはじまってしまったため、生活サイクルが全く成立していません。

今日は、バス停を間違えて降りてしまったし、学校のカギを持っていくのを忘れたりしていました。

とりあえず、生活が成立してきたら、まともな更新を開始しようと思います。
それまで、頻繁な更新は期待しないで下さい。でも、見捨てないで下さい。

では。



あ、身罷ったように思われたデスクトップPCですが、最終手段の「システム修復処理」が成功しました。現在、”とりあえず”無事に稼動しています。

ただ、あのPCでは、今後「数百万、数千万単位のお金がかかっている研究のデータ」を無事に扱いきれる自信がないので(データが飛んだりしたら切腹ではすまない)、金銭的に安定次第、Dellあたりで一番安いPCを購入しようかと考えています。

そしたら、現在のボロPCをファイルサーバーにでもしてみようかと・・・

うん、ファイルサーバーが欲しいんですよ。学校のサーバーは10MBしか割り当てられていないので話にならないんです。いくら生物学部は、教授陣が強力で、お金がジャブジャブあふれているとはいえ、大学本体はただの地方の公立大学なのでね。


死んだ記号として理解すること

2006-05-24 | 雑記
たまには、真面目な留学ブログらしきことも書いてみよう。



「H.K.M.の英会話能力」を自己評価すると「まぁまぁ、そこそこ。北米での普通の生活には困ることはないが、完璧からはまだまだ程遠い」てな感じだろうか?(甘いか?)

英語を使うのは、余分な体力を消耗するので余り好きではないが、日常の会話にさしたる困難を感じることはなくなった。先生と勉強や生活に関して話し合ったり、研究室の仲間と雑談したり、研究内容に関して質問しあったりすることはできるし、友人と酒を飲みにいって、某大統領の悪口を肴に楽しく時間を過ごすこともできる。あと、レストランで注文したり、服屋で店員と相談しながら買い物したり、公共料金の支払い方法を電話して聞いたり・・・・まぁ、生活全般を全て英語でまかなうことは不可能ではない。

が、全く不自由がないかといえば、そんなことはなく、自分が極度に疲れているときは、相手が親しい仲間であっても何を言っているか全くわからなくなるし、自分から喋ることも出来なくなってしまう。あと、相手が極端に早口だったり、モゴモゴと喋る人だったり、アクセントがきついと全く会話が成立しないときもある(ちなみに、イギリス英語とオーストラリア英語とインド英語は殆ど理解できない。)あと、一番困るのはスラングが全く分からないので、英語を母国語として喋る人の集団に紛れ込んだ場合は、ついて行けなくなることがままあるということだ。まぁ、その他を挙げればきりがないが「問題はある」ということ。

在北米四年、自己紹介すら満足に出来ない状態から初めて、ここまで到達できたんだから、まぁ別にいいかなと、自分では勝手に納得している。で、それなりの苦労はして獲得したこの英会話能力であるが


「年をとったら満足に使うことが出来なくなるだろう」


という、非常に悲観的な確信が自分にはある。理由は簡単で、自分の英会話は全て頼りない「記憶力」に依存しているからだ。

どういうことかというと、英語を使用しているときの自分は、傍目から観ると「英語を使いこなしているように見える」つまり、英語で思考しながら会話している様に見えるらしいが、実際はそうではないということ。

あぁ、説明が難しいな。


母国語(日本語)で会話をしているときは、誰も細かいことなんて考えていないと思う。「相手が言ったことを理解しながら、自分の考えを述べる。」という会話の基本が何ら意識されることなくスムーズに行われているはずだ。よっぽど複雑で難しいことを言われない限り一瞬で相手が言っていることが理解されるし、こっちが思ったこともタイムラグ無しで声に出して言うことができる。「母国語」としいうのは「コミュニケーション」と「思考」の両方に使用されているのだから当然だと言えば当然だ。

しかし、自分が英語で会話しているときは、理解するために相手が言った内容を頭の中で反芻したりしている場合が多いし、喋りだす前に頭の中で一度文章を組んでから口に出す場合が多い。

そう、英会話をしている最中も、英語での思考なんぞは殆ど出来ていないのだ。

では、流暢に会話していると傍目にはみえる「英会話中」に自分が脳内で何を行っているかということだが、それは「暗記しているパターンにはめ込んで、問答をする」ということだ。だから、少しでも基本から離れる状況になると、もうグデグデになってしまい、まったく会話の体をなさなくなってしまうし、自分の知識の範囲外の内容を説明されると、いとも簡単に理解できなくなってしまう。



さて「暗記する」というと、「さぞかし良い記憶力をお持ちで」と勘違いする人がいるかもしれないが、実際は大したことない。日常会話というのは、そんなに多くのパターンがあるわけではないからだ。

普段自分が廻りの人間と話していることを考えてみよう、

「こんにちは」
「ごきげんよう」
「いい天気だな」
「そういえば、昨日見た映画が面白かった」
「きのうは帰りに雨に振られて濡れてしまった。あと10分早く出ていれば。」
「さっき、食堂でえらい可愛い子を見たんだが・・」
「あした、ちょっと仕事を手伝ってくれないか???」

等など、非常に簡単なことしか喋ることはない。そして、自分は全ての状況で必要な構文を暗記してしまっている。あとは、キーとなる単語をチョコチョコと変えて口に出すだけだ。場数を踏んで慣れれば誰にでもできることだと思う。


よく人に言うのだが、


自分にとって英語は生きた言語ではなく死んだ記号なのだ。
ということだ


このように「相手の言い分を理解し、こちらの意思を伝える」と言う文章の理解と文章の構築の作業もそうなのだけれど、「発音」に関しても、自分は全て暗記に頼っている。

自分はあまり耳がよくないので、日本人が苦手な「RとLの違い」を聞き分けることは全く出来ないし、日本語よりも多い英語の母音、子音を聞き分けることも出来ない。しかし、そのうちいくつかは「発音」することができる。音としての違いは全く認識していないにも関わらずだ。

たとえば「Truck(車のトラック)」と「Track(運動場のトラック)」は綴りも違い、そのせいで真中の「ラ」の発音が違うのだけれど、自分は耳ではこの違いを聞き取ることが出来ない。しかし、区別して発音しろといわれれば何とか出来る。これは、発音の方法と言うものをある程度知っていて、それぞれの発音方法を暗記しているからだ。もちろん、「LとRの違い」も耳で感じ取った違いとしてではなく、「綴りの差」として暗記してしまっている。だから、会話中も綴りを思い浮かべながら喋っていることが多い。


そう、常に頭の中を文字が走っている感じだ。



幼少期から多言語環境に育った完全なバイリンガルがどうやって言語を切り替えているのかとか、大人になってから母国語以外の言語を習得した自分以外の人がどのようにその言語を使いこなしているのかはしらないが、少なくも自分の「英会話能力」は「文字」的な理解と記憶力に完全に依存している。


そして、三十代を目前に控え、暗記力の低下を身をもって感じている今、この記憶力に依存した英会話能力の行く末を考えると暗澹たる気分になる。



んで、さらにフランス語も覚えないといけないってどういうことですかね、一体?

身罷った模様です

2006-05-24 | 雑記
ぴいしいがぁ、ですくとっぷぴいしいがぁぁぁぁぁぁ
ぶるうすくりいんを、ぶるうすくりいんをををを

うううご、うご、ぐ、うごかなぁいいいいぃぃぃぃ

なにも、してないのにぃぃぃぃぃ



今日は念願のフランス語学校一日目だったので
夜も張り切って「発音の練習」をPCを使ってやっていたのですが
その最中に崩壊しました

つか、もうムリです。

最近のHKM音楽事情

2006-05-23 | 雑記
今書いている記事にてこずっているので、つなぎに一本簡単なものを・・・
つか、信じられないくらいどうでもいい話なので、読まなくていいです。

じゃぁ、書くな? まぁ、まぁ。ねぇ?



最近、音楽を聞くのにMP3、WMAファイルに頼りっきりだ。

以前は、携帯して使うプレイヤーはSonyのCDウォークマンだったのだけれど、最近はもっぱら、オタワ時代におまけでもらったCreative Movo200の128MB版だ。

128MBだと、短い目のアルバムだけだと4-5枚、長い奴が混じると3枚程度しかはいらないけれど、以前は常にCDプレイヤーとCDを10枚ほど携帯していたことを考えると、ジッポライター程度の大きさのもの一個で済むようになったのだから、まぁ、楽になったと言えるだろう。

で、このプレイヤーに現在入っている音源は

Acidman "and world"
Acidman "equal"
Super Car "Futurama"
木村カエラ "Kaela"

である。

Acidmanはここ一年完全にヘビーローテーション化してしまって、常にどれかのアルバムがこのプレイヤーにはいっている状態が続いている。

Super Carはかれこれ7年くらい飽きずに聞いている。主に単純作業をするときに聞いているのだけれど、なんで今入りっ放しなっているのかは不明。

木村カエラはRadwimpsのリプレースで入れた。最近Radを聞く機会が多かったので、飽きる前に一旦外したのだ。で、この木村カエラなんだけれど、「リルラリルハ」という曲が出たときに日本にいたので、耳にする機会が多かったのものあって、ずっとなんとなく気になっていた。まず、「木村カエラは可愛いのか?」この一点がずっと解決できずいたことが一つの要素。あれって、可愛いんですかね? 未だに良く分からん。あと、「音楽的にはどうなんだろう?」なんか、いいスタッフがついている感じはしていたのだけれど、いかんせん一曲しか知らなかったので判断のしようがなかった。で、とりあえず、先ごろの帰国時にTsutayaでレンタルしてWMA化して渡加したのだけれど・・・ これが意外にもはまった。

「大塚愛みたいな駄目ポップスだったらどうしよう」と不安に思っていたのだけれど、結構いいスタッフをつけてもらっているようで、とても良かった。Radwimpsと一緒で「気合が入った音楽」を聴くつもりでいくと、全くもって意味をなさないけれど、適度に軽い曲として流しながら聞くと丁度いいです。 朝、登校中に聞く感じだな。

しかしまぁ、残念だったのは、今回の帰国中に2ndアルバムのレンタルが始まらなかったこと。2ndアルバムの方が更にいいスタッフをつけてもらっているみたいで、なんかレベルが高そうだ。まぁ、次に帰国したとき(いつだよ)に仕入れるか。


底なし沼の美人論(改)

2006-05-21 | 雑記
痩身の話を書いたのでその関連で


自分が一番やせていたのは6,7年前。日本で大学生をしていた頃だ。そのときの体重が55-56キロ。ガリガリだった。もう少しで、当時付き合っていた彼女(それなりの高身長)の体重を下回りそうだったのだけれど身長が171cmの人間にとっては、55キロから更に体重を減らすことはとんでもなく困難だったので断念した。(というか、その彼女に「そんなことは、お願いだから止めてください。というか、素でぶっ殺しますよ」と釘をさされたのが大きい)

当時も66キロあった体重を一年以上かけて56キロまで落としたのだけれど(だいたいいつも、66キロ前後で「ヤバイ」と気付くらしい)、そのときにワザワザ減量をしようと思い立った理由は「痩せたらカッコよくなるかな?」「痩せたら少しはモテるかな?」という俗っぽい下心満々の、ある意味において「非常に若者らしい」ものであり、今回の「自称インテリ青年のプライドを賭けた闘い」という高尚なものとは趣を異にしたものであったのだ。

まぁ、当時二十代前半だった世間知らずのアホ大学生は、人生に対するやる気や夢を失ってはいたが、下の方はそれなりに夢一杯だったともいえるわけだ。



で、その結果だけれど



中肉中背が、ガリガリの貧相な体躯になっただけ



であった。一年近くかけて、痩身という”大いなる目的達成のための目的”は達成したわけではあるが、本来の"大いなる目的"は全くもって遠いままだったのだ。まぁ、元が元なんだから、見た目をちょっと変えただけで、何かが大きく変るなんてサクセスストーリは物語の中だけで起こることであって、事は現実にはそうあることではないわけだ。

とりあえず、憧れていた「理想の自分」になることは出来なかったが、この出来事を通じて「自分という人間の限界を知ることが出来た」という意味では、非常に有意義であったと思う。あぁ、そういえば、これと似たような出来事で、「長髪にしたらカッコよくなるかな?」プロジェクトを打ち立てて、一年以上髪を伸ばしつづけたことが有ったけれど、その際も「かっこいい自分」どころか「陰気な落ち武者」が一人完成しただけということもあったな。ハハハハ(泣いていいですか?)。


さて、自爆しきって、もう燃え草は何もなくなったところで、現研究室にいる「おまえはモデルか?」と見紛うような均整の取れたバディの持ち主に関して話を移そう。

修士課程終了直前なので、彼女の年齢は24か25だと思うのだけれど、どこにも贅肉が付いていない(と服の上から見る限りは、思う)。後姿を見ると、いつも「やっぱ、スゲエなぁ」と感心してしまうくらい均整が取れている。細い肩、しまった腰、すらっと細く長い足を見ると「僕もあんなボディで街を闊歩してみたい」と妙な願望が沸きあがってくる自分はある種の変態だと思うが・・・・・あぁ、今は自分の性癖はどうでもいい・・・・・

この子、「でも、実はドドリア様みたいな顔をしているんですよ」なんてオチはあるわけではなく、顔もそれなりに整っている。むしろ「かわいい」部類に入るんじゃぁないかと思う。



が、なんだろうな? グッとこないんだよ



別に、性格が悪いわけではない(理系の大学院生だから、それなりにクセは有るとは思うが)。「色気が無い」というのだろうか?うーんちょっと違う気がする。「魅力がネエ」これも違う・・・・・・「華がない」これが一番近いかなぁ・・・・でも、まだなんか違うなぁ・・・・・・・・・・・・・


とりあえず、「男のハートに訴えかける何か」が彼女からは出てきていないのだ。あれだけのナイスバディを持ち、顔も可愛らしいのにだ。異性の好みというのは、人によって信じられないくらい違うので一概には言えないし、自分の好みの問題もあるので、なんともいえない部分はあるが、要は「異性をひきつける力」というのは「容姿が整っている」ということだけに依存するわけではない、と言えるのではないかと思う。これは、多くの人にとっては自明の理なのかもしれないけれど、目の前にこうも「的確な例」があると、改めて感心してしまう。

そして、「じゃぁ、自分はどうなんだ?」「モテルって何なんだ?」という、底なし沼のような答えのない問いに足を取られてしまうのだ。




誰か、答えを僕に下さい

久々のバスケ

2006-05-20 | 雑記
今日もオチません、悪しからず



先ほどまで、NBAプレーオフのSan Antonio vs. Dallasを観ていた。

ここカナダは、五ドル札にスケートの話が出るくらいスケートやら、ほっけーやらが「メージャースポーツ」として君臨しているので、バスケの試合を見る機会に恵まれない。大枚をはたいて300チャンネルくらいあるケーブルテレビをとれば、毎日のように見れるのかもしれないけれど、月収1000ドルの貧乏学生にはそんなことは不可能だ!

まぁ、そんな愚痴はともかく、




やっぱ、バスケはおもろいわ




なんだろうな、アマノジャクな自分は神様マイケル・ジョーダンが全盛期だったNBAブーム真っ最中や、スラムダンク・バスケブーム時にはまったくバスケに興味がなかったのだけれど、「Missouriでの田舎暮らしの退屈を紛らわせるため為」というあまりに後ろ向きな理由で観だしたのに、えらくハマッテしまった。

今は、自分がNCAA時代から目にしている選手がNBAで活躍しだしているのでとても面白い。特に、現Chicago Bullsなんて、NCAA時代から知っている選手ばっかりなので、観ていて本気で燃える。今なら「強いて言うならBullsのファンです」とあいまいになら公言できる。


とりあえず、今日の試合に関してはSan AntonioもDallasも別に良く知らないので、Tim DuncanとNowitzkiならTim Duncanかなと思い、Spursを応援してみた。


ちなみに、学校の寮のロビーにおいてある二台のテレビ(衛星放送が入る)のうちの一台がバスケで、もう一台はNHLをやっていたのだけれど。バスケのほうはやたら気合が入った黒人が10人と自分の11人で黙々と観ているのみであったのとは対照的に、NHLのほうは男女混合の50人近くが大騒ぎをしながら観ていた。正直、雰囲気はNHLの方が良かったのだけれど、ほっけーはなぜか見る気がしない。戦略と技術の優劣が分からんからだろうな・・・・・・・

つうか、やっぱりアマノジャクなんだろうな・・・・・・・・・・・けっ


減量

2006-05-18 | 雑記
あ、先に言っておきますが、今日はオチません。



つい先日のことであるが、ついに起き抜けの体重が60キロを割った(自分の場合、起きた直後の体重が一番軽い)。自分が乗った体重計が50キロ台を指すのは実に6年振りである。意図して減量を続けた甲斐があったというものである。

とりあえず、最近の二ヶ月で一気に2キロ落ちているので、ここで一旦小休止を入れようと思っている。引越しが完了して、生活が落ち着いたら、もう二キロ。つまり58キロを目指そうと考えている。今の目標は、「夏の平均体重58キロ、冬の平均体重60キロで、博士課程の四年を過ごす」、である。でもまぁ、自分は高ストレス状態になると「やけ食い」をしてしまう性質なので、今後どうなるかは・・・・・ララララ~~~~

そもそも、やせようと思ったのは、Univ. of Missouri-Columbiaを卒業して意気揚揚と凱旋帰国した際に、東京の友人(男)の家に逗留する機会があったのだけれど、その折に自分の風呂上りの露な裸体を見た年下の友人が「あ、やばいですよ。特にそのわき腹の肉。めちゃくちゃ出っ張ってるじゃないですか」「つうか、デブに頭のいい奴はいないっすよ。なぜならば、自己管理が出来ないからデブになるわけで、云々、頭が良いというのはそもそも自己管理ができるから要領もよくて、努力もできるわけで、云々、そうなると、HKMさんは・・・・・云々」と、非常に有益な御高説を賜ってしまった出来事に端を発している。



デブに頭のいい奴はいないっすよ



かつて、こんなに効くパンチをもらったことはない。それまでは、体重が増えてきていることに気がついてはいたが、年齢も年齢だし、別に死ぬわけではないしなので、「いやぁ、腹が出てきちゃって、もうだめっす」なんて面白くもない自虐話にしていたのだけれど、それ以降は「やっぱりデブになるのはいやだ」と一念奮起して、減量を開始することにした。まぁ、大体一年前くらいの話である。

で、そこから、は山あり谷ありで、66キロが減量計画効果+意味のわからない真夏のトウモロコシ畑での重労働のせいで62キロになったかと思うと、今度は退学云々のゴタゴタの精神的ストレスに極限まで苛まれ過食気味になってしまい65キロに後戻りしたりしたが、昨年末からは本格的な意図を持った節制と、大嫌いな筋力トレーニングをした甲斐があって、体重はじわじわと降下、そしてついに50キロ台に突入したわけである。

めでたし、めでたし。ルルルルル~~~~~



さて、減量をするにはどうしたら良いか?ということだが、これはもう




食べない




これしかない。運動がどうのというよりも、単純に入ってくる量を減らすしかないと思う。あとは、一日の間での節食のサイクルも重要だけれど(夜に炭水化物を取らないとか)、食わないのが一番効く。



一つの例だが、同じ研究室にいる卒業直前の修士の女学生が、「おまえはモデルか?」と見紛うような均整の取れたバディの持ち主なのだけれど、こいつが昼食時に何を食っているのか観察してみると、これがもう、ぜんぜん食ってない。他の平均的な北米女性の体躯の持ち主たちが「タッパに満載のパスタ様のよくわからない物」やら、「クリームチーズをたっぷりつけたベーグルサンド」なんかをガツガツほおばっているなか、当該女性は「ほんの小さなツナサンドを二切れ」「ファットフリーだと思われるヨーグルトを小鉢に半分ほど」「中サイズのりんご1個」「オレンジ1個」とかなのである。ついでに、コイツは飲み会でもホトンド食わない(結構飲むがな)。細身を維持するには、やっぱり食わないことが一番らしい。

白い箱の奥底に潜む闇

2006-05-17 | おいてけぼりシリーズ
興味の無い人はおいてけぼりシリーズ第二弾(第一弾はMike Anderson at Mizzouですな)。



現在使用しているPCは二台。主に部屋で使っているラップトップと、学校に置きっぱなしにしているデスクトップだ。「貧乏学生の分際でPCを二台も保有とはこれ如何」と思う人もいるかもしれないが、二台とも4年超の化石化一歩手前のマシンだ。

ラップトップはアメリカに渡る直前に購入したIBMのi Series(細かい型番は忘れた)。「ただの黒い箱」という超ミニマルなデザインが気に入っているが、既に五年モノであり、LCDが黄ばんでいる、スピーカーの調子が怪しい、ビデオボードが古すぎてGoogle Earthが動かないなどと色々な問題は有るのだが、当時の最上級機種を買った甲斐があって、とりあえずは現役で動いている。Missouriでの修士論文はコイツで書いた。今考えれば、こんなPCでよくもまぁSAS(統計解析ソフト)なんて重いソフトを走らせながら、SigmaPlotでグラフを書いて、その横でメーラーが開きっぱなしなんて無茶をやったもんである。

デスクトップはMissouri仲間が卒業して帰国する際に強奪した代物。DellのDimention XPS B800とかいう機種で、プロセッサーはPentium III 800mHz, メモリーは128MB。これもかなり古いが、何とか動いてはいる(同じくGoogle Earthは動かなかったがな)。




さて、今日の記事はこのDell号に関してである。

新しい大学に移って、自前のPCをフルに使わねば仕事にならなくなってきているので、こいつの設定をやり直すことに決めたのが一週間前のこと。主な目標は以下の三点

Windows2000の再インストール
内臓HDDの増設
勝手に電源が入ることがあるので、それの解決

である。

OSの再インストールは何度もやっていることなので、なんとでもなる。面倒なので好きにはなれないが、必要に迫られれば簡単に出来る(いつも丸一日かかるが)。元々、あの悪名だかきWindows Meを使っていたので、再インストールは必要なスキルだったのだ。

HDDの増設は・・・・金が無いので大分と悩んだが、20Gドライブでは、OSを快適に起動させつつ、膨大な量のPDFやら、近い将来には信じられない量になるはずの研究データを扱いきることは出来ないと予想されるので、仕方なく導入することにした。まぁ、新しいPCを買うことを考えれば安くつくかなと思ったのだ。で、扱うデータ量なんかを考慮すると、60-80GBで十分だと思ったので、それくらいのドライブを探していたのだけれど、学校近くのFutureShopというチェーンの電気屋で250GBのドライブが110ドルで売っているのを見つけたので、何も考えずに接続端子だけ確認して購入した。(この時点では「250GBもいらないけれど、でかいドライブが安く手に入るのならラッキーだな」と軽く考えており、後からとんでもない問題が起こるとは考えてもいなかった。)

勝手に電源が入るのは、はじめウイルスの可能性を疑っていた。Unviersity Ottawaでは電源をつけっぱなしで放置していることが多かったし、明らかにセキュリティが甘いネットワークだったからだ。でも、ウイルスチェックをかけると、どうもそうではない。となると・・・・・である。

まぁ、再インストールもドライブの増設も基本的にはそんなに難しい仕事ではないので、再インストール>ドライブ増設 の流れで一気に済ませてから電源問題を解決しようと思った。というか、再インストールしたら電源問題も解決するかもという甘い期待もしていた。



で、作業開始

Windowsの再インストールは比較的簡単に済んだ。Ottawaでは特に勉強しなかったので、保存すべきデータも無く、面倒な設定は何も無かったからだ。で、先にも書いたように「電源の問題」もこれで片付いてくれると楽だなぁと、勝手に希望していたのだけれど、そうは問屋が卸してくれず、ハードウェアかBIOSの問題であることにほぼ確定。別件として処理することになった。


とりあえず、次はHDDの増設である

再インストールして基本的な設定を終えたところで、電源を抜いて、PCの蓋を開けた。ほこりが結構溜まっていたので、軽く掃除してドライブをマウント。ジャンパの設定も確認したし、マスター・スレイブもきちんとと確認して接続した。で、マウントされたかを確認するために電源をいれてBIOS画面に行く・・・・・・・・・・・・





「あれ、137GBしか認識されていない」





買ったドライブは250GBである、でもBIOSは137GBと言い張っている。




・・・・・・・・・




とりあえず、Windowsは正常に立ち上がるので、ネットで「大容量HDD、Windows2000、認識しない」などのキーワードで検索。すると出るわ出るわ、教えてGOOやら、Windowsコミュニティみたいなところの質問コーナーが山ほどヒット。

で、ざーっと読みながら学んだのは、

ハードウェアの限界の問題で、基本的に解決不可能
ハードウェアの限界の問題だが、Windowsでフォーマットすれば自然と認識する
ハードウェアの限界の問題だが、BIOSの設定でなんとかなる
ハードウェアの限界の問題だが、レジストリを触れば何とかなる
BIOSが古すぎるから、更新すれば読めるようになる

という、いくつかの見解と解決方法だった。


ここで、希望的観測に生きる自分は、まずはいちばん簡単な方法と思われる。Windowsで普通にフォーマットするやり方を試してみた。(よくもまぁ、こんな解決方法を信じる気になったもんだ思う。無知は怖い)


Mission No.1 失敗


フォーマットしても、結局130GBそこそこのドライブが追加されただけだった。まぁ、Windowsうんぬんの前に、コンピューター自体がドライブを認識できていないのだから当然の話である。



次に、BIOSの設定を変えようとしてみた。IDEの設定次第で認識できるようになるはずだと書いてあるページがあったことと、Maxtorの説明書にも「ディクスが正常に認識されなかった場合はIDEの設定を変えろ」と書いてあったからだ。



Mission No.2 失敗



DellのHPで各種マニュアルをあさったり、MaxtorのHPを何度も調べてみたが、今のままでは、どうしようもなさそうだった。で、次になにをトチ狂ったかBIOSのアップグレードを試してみる気になった。なんか、「BIOSが古いとダメだ」みたいな記述が結構あったし、件の「電源問題」に関してもBIOSのバージョンがどうのという記述を目にしていたのだ。実際DellのサポートページをみるとBIOSの新バージョンが出ているので、ダウンロードして実行してみた。



Mission No.3 失敗



BIOSの管理項目に変化があるわけではなし、ドライブは137GBのままだ。



さて、ここまで試してやっと、もっと真剣に勉強する気になったので、2時間ほど色々と検索してみると、だいぶ問題の概要がつかめた(もっと早く気づけ、馬鹿)。

結論であるけれど、

2002年以前のATAの使用では、128GB(正確には137GB)以上のドライブは認識できない。これはとても有名な話で、世間では「128GBの壁」と呼ぶ

らしいことが分かった。
(参考 http://wakouji.hp.infoseek.co.jp/ugoke2/pcsub37.htm)


解決策はレジストリやらの面倒な設定を変えるか(本当にそんなことできるのかなぁ)、ATAを根本的に取り替えるしかない、ということらしい。しかもレジストリを触って無理やり認識させた場合、その後の管理が難しくなって、問題が起きやすくなるとのこと・・・・・



はい、返品決定



で、250GBが110ドルのドライブをFutureshopに返品して、学校の生協で80GBが75ドルのドライブを購入。1GBあたりのコストパフォーマンスが大きく下がったが、80GBのドライブは何の問題も無くマウントできた(中途半端な欲を出さず、はじめからこうしていれば・・・・・・。つうか、解決を探す段階でメンドクサがらずに、しっかり勉強してから取り組めば・・・・・)



ちなみに、ここまでで3日が経過している
記事を書くのはXXX時間・・・・・聞くな!




さて、HDD問題は解決したものの、電源問題がまだ残っている。これに関しての修理方法に関しては全く見当がつかなかったので、いろいろと検索すると、BIOSの設定、BIOSのアップグレード、もしくはPCIスロットの入れ替えで解決する場合が多い、と書いてあった。

HDD問題で奔走する間にBIOSは最新版(といっても2002年版だ)にアップグレードされている。が、問題は解決していない。で、設定だが、「Call by LAN: disable」がどうのと書いてあるのも試してみた。Bootのほかの項で怪しそうなのも全てDisableにした。で、とりあえず、様子を見ることにすると・・・・



電源が勝手に入ってWindowsが起動することはなくなったが、シャットダウン時にいやな点滅を繰り返すようになってしまった。



更に検索をして、解決方法を探ったがその中で実行可能なものは「PCIスロットの入れ替え」だけになってしまった。で、半信半疑でPCIスロットをいろいろと入れ替えてみた・・・・・・・・・・・



まったく立ち上がらなくなった



電源ボタンを押すと、一瞬電気がつくが次の瞬間に「ビー」と警告音がなって、全てが固まる。




・・・・・・・・・・・



正直、全ての終わりを覚悟した。もうこうなったら「洗おう」とも思った。が、そう簡単には諦めきれないので、いろいろ試してみたら。。。


PCIスロットを触ったときにビデオボードが接触不良になっていたらしく、差し込みなおしたら、無事に動いた。



「安堵」という言葉の意味を再認識した瞬間である。


とりあえず、この時点で全てオーケーとしてしまうことに決めた。電源問題は解決していないが、正直なところ、このぼろパソコンをこれ以上触るのは怖い。というか、自分にはその意欲も、知識も、技術もない。なので、主要なソフトをインストールするなどして、PCの設定を終えることにした。



今回の教訓
古いPCを無理やりアップグレードするのはあまり良いことではない。
素人が生兵法でBIOSやらレジストリを触ったりすると、混乱と不安が加速するだけである
つか、全部貧乏が悪い


Radwimps

2006-05-16 | 好きだ!
今日は音楽の紹介。


「Radwimps」がバンド名
「RW3 無人島に持って行き忘れた一枚」がアルバム名

メンバーの平均年齢が20歳とか21歳とかの恐ろしく若いバンドである。

曲は全体的にPOPな感じで(本人たちはRockだとか言うのかもしれないけれど)、何かの拍子にドラマの主題歌とかで使われたら、一気に人気バンドになるんじゃぁないかなぁという気がする。僕が愛好している「濃いぃ」感じでも「うるさい」感じではないけれど、そんなにヘタなバンドではないので、聞いていて嫌な感じはしない。欲を言うと「もう少し良いリズム部隊(ベースとドラム)をつけたほうが・・・」と思わないでもないけれどな。

まぁ、そんなことはともかく、なんでこのバンドを「好きだ」で取り上げたのか、なんだけれど、理由は単純で「最近良く聞いているから」。いつもはBlankey Jet Cityやら、Acidmanやら、EasternYouthなんかのうるさい曲を聞いているのだけれど、それだけでは体が持たないので、たまには軽いのもききたくなるわけで、その時に聞くのがこのRadwimpsなのです、はい。

「さすがに昨日まで10代だった子供のバンド」なので、歌詞は軽くて、必要以上に甘くて、聞いていて恥ずかしくなるほどなんだけれど、全体の雰囲気は「音楽が好きでたまらない若者が、ワイワイやりながら、楽しんで作っている」感じがしてとても好感が持てる。

んで、さらにいうと、ボーカルの野田君の英語の発音がとてもよい(厳密に言うと問題が有る気がするけれど)。多分、彼は幼少期を外国で過ごした帰国子女なんだと思うのだけれど、歌詞の英語の部分が「日本人が無理やり書いた英語の歌詞」とは違った生きた英語でかかれていて、さらに実際のうたでもきれいに発音されているので、なんか聞いていてとても気持ちいのだ。普通の日本人のバンドでは、音楽はかっこいいのに英語がダサダサで悲しくなることが多いのだけれど(僕が愛するBlankey Jet Cityも英語はひどい)、このバンドはそれが無いので、聞いていてココチ良い。

ま、濃いパワーのある音楽として聞くのではなく、軽いPopsを聞くつもりで聞くのならお勧めだな。




ちなみに、僕がこのバンドを知ったのは地元神戸のHMV。この前の帰国時に「なんか良いの無いかなぁ?」と店内をうろうろしていたときに、視聴コーナーで超好みの女の子を発見したのだけれど、そのキュートなガールが視聴していたのが、当時発売されたところだった「Radwimp:無人島に持って行き忘れた一枚」だったわけです。