城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

速報(誰も求めていない情報)

2010-01-30 | 雑記
僕が三月を楽しくドキドキして過ごすためには、次の二戦が重要になるっていう話なんだけれど、一つ目の Oklahoma St. には勝っちゃった。

http://rivals.yahoo.com/ncaa/basketball/boxscore?gid=201001300367

どっちかというと、Oklahoma St. の方が、Texas A&M より厳しいかなと思ってたので、軽い驚き。

次のTexasA&Mに勝つようなことがあったら、金払ってでも残りの試合を見るようにしようかと思っているところ。



狸の皮を数えます

2010-01-26 | 好きだ!

さて、去年の三月ごろの記事を見てもらえればわかるんだけれど、僕はアメリカの大学バスケット観戦が好きで、アメリカを離れて5年以上経った現在でも母校大々的に応援している。

去年、そのミズーリ大学は学校史上始まって以来の好成績でシーズンを終えた。4年前に引っ張ってきた監督の「40分ずっとフルコートプレス」という無茶苦茶な戦術がやっとチームに根付きだしたタイミングで、そこそこ素質があるメンバーが3年とか4年生になっているという、非常にめぐり合わせのいい年だったのだ。

が、ことしは主要メンバーがかなり抜けて、2,3年生中心の若いチームになってしまったので(特にインサイド)、去年ほどの期待できそうにはない。この辺、選手が次から次へと入れ替わってしまう大学バスケでは良くあることなので仕方ない。ノースカロライナやコネチカットみたいに毎年ずっと強い方が異常なのだ。

実際のところ、現在のミズーリ大学の成績は 15勝5敗で(うち、カンファレンスは3勝2敗)、ランキングはついていないし、昨日も全米ランキング2位のカンザス大学にタコ殴りにされたところだ。 で、肝心のNCAAトーナメントに出ることが出来るかどうかに関しては「ボーダーラインより少し下をさまよっている」状態だと思う。出場の可能性はあるが、今後の勝敗次第というところ・・・・・さぁて、どうなることやら・・・・・

で、だ。

こんなことをやるのは、全くもって時間も労力も何もかも無駄だと知っている。でも、毎年この時期は気になって仕方ないんだ。だから、やらせてくれ・・・・一体後何勝すればNCAAトーナメントに出られるのか、ちょっと検討しよう。


さっきも書いたとおり現在の成績は15勝5敗と非常に微妙。しかも、比較的ゆるいスケジュールの中で、中途半端なチームに負けたりしているので現状での印象は悪い。でもまぁ、毎年シーズンで20-22勝、カンファレンスで9-10勝辺りがボーダーラインになるので、あと5勝でギリギリ(この場合カンファレンストーナメントで幾つか勝たないと厳しい)、7勝すれば安泰という感じだと思う。

で、そんな状況下、残りのスケジュールは

Jan 30 Oklahoma St.
Feb 3 Texas A&M
Feb 6 at Colorado
Feb 10 Iowa St.
Feb 13 at (24) Baylor
Feb 17 (6) Texas
Feb 20 at Nebraska
Feb 24 Colorado
Feb 27 at (11) Kansas St.
Mar 2 at Iowa St.
Mar 6 (2) Kansas

となっている。これを観ると・・・・・正直なところ、次の Oklahoma St. と Texas A&M と続くホームの2連戦次第・・・・ としか言いようがない気がするなぁ。ここで、ある程度強い2チームに連勝すれば、先週に上位ランカーの Kansas St にまぐれ勝ちしていることもあるので、NCAAトーナメント出場の可能性がかなり上がる。でも、2連敗するようだと、残りのスケジュール的にかなり厳しくなるかな。

とりあえず、Colorado (x2), Iowa St (x2), Nebraska (away)の対カモチーム戦を全勝できれば楽だけれど、そうも行かないのがBig12。ここは控えめに4-1が最低条件だな(それ以下も十分あり得るのがコワい)。

で、普段はカモなのに今年はなぜか強い Baylor と、Kansas St. という微妙にランクインしているチームは・・・・ 二つともアウェイだし、勝つのは厳しいだろうな。でも、ここからの Oklahoma St. と Texas A&M の結果次第では、どっちかに勝たないとまずい事になるかもしれない・・・・

あと、今年の Texas と Kansas 強すぎてどうしようもないので(ホームとかは関係ないレベル)2敗でオーケー。逆に言えばどっちかに一回でも勝つと、出場可能性がぐっと上がる。でも、まぁ、それは普通に考えて今年のミズーリには無理だろな。

というわけで、弱いチーム相手に4-1(つっても全米レベルではこいつらもそこそこなレベル)、そこそこ強い相手に2-2、超絶強豪校相手に0-2で、最終的に21勝10敗(カンファレンス9勝7敗)にプラスしてBig12トーナメントで1勝すればNCAAトーナメント出場が見えてくるかも。

とりあえず・・・・

×Jan 30 Oklahoma St.
○Feb 3 Texas A&M
○Feb 6 at Colorado
○Feb 10 Iowa St.
○Feb 13 at (24) Baylor
×Feb 17 (6) Texas
×Feb 20 at Nebraska
○Feb 24 Colorado
×Feb 27 at (11) Kansas St.
○Mar 2 at Iowa St.
×Mar 6 (2) Kansas

っつう感じが理想的といえる。ちなみに、これは予想じゃなくて、ただのあほなファンの願望。




現実的に予想をすると


×Jan 30 Oklahoma St.
×Feb 3 Texas A&M
○Feb 6 at Colorado
○Feb 10 Iowa St.
×Feb 13 at (24) Baylor
×Feb 17 (6) Texas
×Feb 20 at Nebraska
○Feb 24 Colorado
×Feb 27 at (11) Kansas St.
○Mar 2 at Iowa St.
×Mar 6 (2) Kansas

っう感じで、NITもキビシいんじゃないかと・・・・・

コメントに対する返信

2010-01-26 | 雑記


珍しく短期間で一杯コメントがはいったので(つっても三件だが、うちでは異常事態)、一件一件返すのも面倒だし、ここでまとめて返信みたいなものを。。。

なんだかんだ、ジップロック・バッグを洗って使っている人は僕以外にもいるんだな。で、この辺境のブログ読者で二人ということは、潜在的にはもっといるのかもしれんなぁとおもって、「ジップロック 洗う」で検索かけてみたら、出るわ出るわ「ジップロックって洗いますか?」「洗う際にコツは?」みたいな質問が、教えてGooやらYahoo知恵袋関連でざくざくでてくる (さすがにMIXIコミュニティはなかった)。

例1
例2


やっぱ「もったいないおばけ」にいい意味で呪われた日本人には、あれを北米人みたいにガンガン使い捨てることは無理なんだろうなと。

というわけで、今後も余裕が有るかぎりは気にせず洗い続けることにします。



一瞬、「ジップロックを洗って再利用」コミュニティをMIXIに作ってやろうと思ったけど、めんどくさいのでやめました・・・・・・・・WallさんかSuikaさん、やってみませんか?


高学歴ワーキングプアの日常

2010-01-25 | 雑記


先日、手洗い場の鏡で、ふと自分が着ている服に目が行った。そして、なーんとなしにその値段を考えて大いにビビった。

薄手のカーディガン(Simons) 7.99ドル
シャツ (H&M) 10ドル
ズボン (Zara) 29.99ドル

上から下まで全部で50ドル以下・・・・
すべてバーゲン終盤の投売り品。





嗚呼、おれってマジで貧乏だ





今更・・・の話だけれど、貧乏を痛感させられた瞬間だった。大学生のころ、イチビってセレクトショップで2,3万の服をプロパーで買っていたころが懐かしい。

さて、そんな貧乏な自分は、昼食用のサンドイッチと、夕食用の弁当と二食を持って学校に行っている。ま、これは前にも書いたとおり節約のためというよりは、まともなものを食って精神状態を少しでも良い状態で維持するためなんだけれど、この昼食用のサンドイッチに関して、少々貧乏くさい話がある。

サンドイッチをもっていくのには、ジップロックの袋(こういうの)を使っているのだけれど、これは一回で捨ててしまわず、洗って何度か再利用をしているのだ。

あぁ、貧乏くさいよなぁ・・・・つか、裏返して洗って、乾かして、さらに裏返してもう一回使うのは、びっくりするくらいめんどくさいなぁと思うんだけど、「金を出して買った」「そこそこ頑丈な」袋を、一回使っただけで捨ててしまう根性が自分には無い。つか、ほかの人はどうしてんだろうな・・・・ みんな一回で捨てるのか?

むぅ・・・・ 他人と比べるのは良くないな、卑屈になるだけだ。要は自分がどう納得するかだ!!! よし、ジップロックの袋を洗って再利用することで、どれだけ節約できているか確認してみよう。


まず、使っている袋は、30枚入りで2.49ドルで売っているものだ。これに消費税が15%くらいつくから・・・・ 30枚で2.8635ドル。なんで、1枚あたりの値段は0.09545ドル。。。。。。。。。 まぁ、大体10セントか、微妙な値段だ。

さて、この1枚10セントの袋が1日あたり2枚必要だ。普段は一週間同じものを使い続けて金曜日に捨てている(そのあたりで、破けそうな気配が漂うし、場合によっては臭いがきつくなってくる=限界)。で、毎日新しいものを使った場合は昼食を持っていくのは週に4-5日なので、8枚から10枚。 サボる日もあるから、とりあえず週4日で8枚で計算しよう。

で、一ヶ月を4週とすると、再利用プランの場合は8枚=80セント、使い捨てプランの場合は32枚=3.2ドル。その差は、2ドル40セント。ぐむぅ、やっぱり微妙な・・・・・この節約は労力に見合うのか・・・・・

よし、じゃぁ、1年ではどうだ?

えーっと、1年は厳密には52週だけれど、毎週学校に行くわけでもないし。。。。まぁ、適当に45週くらいで考えるか? あ、計算が簡単だから44週(さっきの11倍)にしよう・・・・そうしたら、

再利用プランで8ドル80セント
使い捨てプランで35ドル20セント

その差は、26ドル40セント


ぐっ・・・ び、微妙だ・・・・


あれだけメンドクサイ思いをして、俺は貧乏だって卑屈になっても、節約できるのは年間30ドルにとどかねぇとは・・・・・・・でもまぁ、投売りのシャツやらセーターやらは2枚なら買えるか・・・・・まぁ、そう考えたら悪くないか・・・・


はぁ・・・・・・・・・




コンテナー(こういうの)なら、洗い易いだろという人がいるかもしれないけれど、それでは嵩張って困るので(夕食用の弁当箱も持たねばならん)、ジップバッグなわけです。

あと、僕は中途半端にエコぶるのが大嫌いなので、資源がどうのこうのという観点から論じるのは嫌です。

最近読んだマンガ (1月22日追記あり)

2010-01-20 | 雑記
そういやぁ、ここ数ヶ月で結構読んだな・・・・


「ボーイズ・オン・ザ・ラン」 花沢健吾

全10巻で既に完結しているらしいんだけど、3巻だか4巻で挫折。共感できる登場人物がいないし(出てくる人、出てくる人、みんなキライ)、救いも何もなさすぎる物語に入り込めない。

なんか「モテキ」もそうなんだけど、なんなんだ? なぜこんなマンガに人気があるんだ? 本気で分からん・・・・ つか、僕が8年も離れている間に、世の中ってこんなに変わったのか? 

「無情観」つうか「やりきれなさ」がテーマの"おもーい" もしくは "だるーい" 作品って、マンガだけじゃなく、小説でも映画でも色々あったと思うけれど、この作品の「やりきれなさ」ってなんか違うよな・・・・ 上手く説明できんのだが・・・・・なんか、我慢できん・・・・

ちなみに1 春頃に、Vシネ系(?)の監督で実写映画化したものが公開されるらしい。マンガはアレだが・・・ 実写はもしかしたら・・・・・

ちなみに2 同じ作者の「ルサンチマン」という作品は、全4巻で1巻すら読みきれずに挫折。合わないんだな、きっと。


「バクマン」 原作:大場 つぐみ 作画:小畑 健

これが一番最近読んだ奴だな。現在刊行中の1巻から6巻まで一気に読んだんだけど、こいつは面白かった。若い漫画家の成長を、マンガ界の仕組みの説明というか、内情の暴露をしながら描いているんだけれど、1-3巻くらいでは「若者が夢に挑む」ということと、マンガが連載にいたるまでの段階的なプロセスの説明が見事にマッチしていて、かなり読み応えがある。

でも、5巻あたりから「あぁ、マンガ界の内部事情的にはネタ切れなんだろうな」っつう感じのストーリー展開になっているのが・・・・ちょいと心配かな。。。どうやって物語を着陸させる気なんだろう。

で、このマンガ、面白いのはいいんだけれど、字が多いので、中々読み終わらない(一冊あたり1時間半とか2時間くらいかかる)。おかげで、軽く寝不足。


「デトロイト・メタル・シティ」 若杉公徳

映画のところで既に書いたけれど、ろくでもないC級ギャグマンガ。知性なんてかけらもない、最悪なまでに下品な台詞の連続で、物語の進行も基本的にグデグデ。大体、絵が下手だ。

なのに、どーしてか笑えてしまうという奇跡の作品。

単行本で一気に数冊読むとさすがに飽きてくるんだけど、半年に一冊ペースで発刊されていたら、なんとなく買い続けてしまうかもな・・・・・・・・・

ちなみに、主人公が大好きな「おしゃれな音楽」として登場するのが、カヒミカリイとか、フィッシュマンズとかで、渋いところをついてくるなぁ、というか微妙に古いなぁと思っていたら、作者は僕と同年代だった・・・・・・


「おおきく振りかぶって」 ひぐちアサ

絵がね・・・・・・・・・・下手っつうか・・・・なんというか・・・・ 好きじゃない。あと、コマ割りが一因だと思うけれど、場面ごとの展開が追いにくいことがあって読むのが結構しんどい。なのに、キャラ設定が上手なおかげで、次から次へと読みたくなってしまい・・・・ 気が付いたら11巻分読んでいた。

で、その上手なキャラ設定だけど、主人公のちょっと特異な性格も面白いんだけど、それよりも他の主要メンバーにも過去と現在をしっかり設定していて、そこから物語を組み立てながら、それぞれ成長を描くということが嫌味なく出来ているのが、好感をもてる要因だと思う。エラソーな阿部君も少しずつ大人になってるしな。

なんか、野球マンガって書きつくされていて、あだち充的なラブコメ路線か、水島新司的なバトル路線しかないのか思っていたんだけれど、こういう切り口もあるんだという発見が新鮮だった。

ただ、絵がねぇ・・・・・・・・・・・


「モテキ」 

なにやら、去年辺りからウェブ界隈で評判になっていて、ちょっと気になっていたラブコメ。で、一巻だけみたんだけど。。。。。。。。。「なんじゃこりゃ?」というのが正直な感想。

全然面白くない・・・・・・・

煮え切らないダメ男の恋愛っつうのがテーマだから、同じくダメ男の僕なら共感しつつ爆笑できるのかと思いきや・・・・・全然わかんねー。なんだ?モテナイだけではまだ足りなくて、高齢童貞くらいまでいかないと理解できんのか?というか、登場人物全員の心情が理解できなくて、感情移入する対象がどこにもない。。。全員むかつくんだが・・・・

一体ナンなんだ?世代の差か?


「三月のライオン」 羽海野チカ

「はちみつとクローバー」の作者の最新作。

この作者の羽海野チカってどんな人なんだろう・・・ いま、一番会ってみたい人かもしれない。

「はちみつとクローバー」は大当たりした。単行本は売れまくって、アニメ化もされ、映画にもなって、ドラマにもなった。映像作品はそれぞれDVDになったろうし、そっから色々グッズも売れたろう、、、、、、、きっと大金持ちになったと思うんだ。いや、冗談にならないレベルで。そいういうわけで、同人をやっていた頃に比べたら、色々と余裕が出来たと思うんだよね。金銭的な意味だけじゃなく、人生にまつわるその他諸々で・・・・

そんな中、この新作への半端ないエネルギーの注ぎ込み方はいったい。。。。?

これだけ登場人物の暗い過去やら、現在の葛藤のような、おもーい内面にガッツリと切り込んで描こうとしたら、それはそれは大変な量のエネルギーが必要だと思うんだけれど、その力は一体どこから湧いてくる?

つか、読んでいたら、心が押しつぶされそうになるほど"クル"ものがあるんですけど・・・・・なんか、後期の岡崎京子なみにダークで、重くて、鋭いものを感じるというかなんというか・・・・

いやぁ。。。。ここ数年で一番感じるものがあったマンガです、はい。


あ、そうそう、二海堂君が今後どうなるか予想できすぎるだけに、そのあたりのエピソードが怖すぎます・・・・・・・




あ、全て入手経路は秘密です

年末年始に見た映画

2010-01-14 | 雑記

「恋愛写真」

とある人から「恋愛写真っていう映画見ました?」「いやぁ、僕は好きなんですよね」という話をされて興味をそそられたので、とりあえず観てみた。

多分、映画を薦めた本人もこのブログを読んでいるだろうなぁ・・・・マジの感想を書くの怖いなぁ・・・・ 僕だったら自分の好きなものを悪くかかれるのは嫌だもんなぁ・・・・ でも、まぁ・・・・・書いちゃえ。

正直、出来の悪いショーモナイ映画だったと思う。僕は松田龍平も広末涼子もあんまり好きな方ではないから、どうしても話に入り込めないというのもあるけれど、それにしたって全体の出来がイマイチだった。

何が悪いって、物語後半はちょっとしたミステリー仕立てにしてあるんだけれど、その部分のカラクリが一発で予想できてしまうというシナリオのチープさ。小池栄子が登場した時点で大体の流れが読めてしまって、あとは退屈なだけだった(まさか鉄砲が出てくるとは思わなかったけど)。

映像も90年代前半のダルダル映画って感じで(21世紀になってからの映画なのに)特に見るものもなかったし、広末が撮った事になっている'センスいい'写真の数々も「別にぃ」って感じに思えた・・・

というか、なんというか、やっぱり松田龍平がダルイんよね。
弟はカックイイと思うが、にーちゃんはダメだ・・・・

50点



「ただ、君を愛してる」

さて、上の恋愛写真という映画は2003年の映画なんだけれど、それをちょっと改良して2006年に宮崎あおいでリメイクしたのがコレ。

黒木メイサがいまいちかなぁ・・・と思った位で、フツーに見てられる映画だったと思う。えーと、あ、そうか、宮崎あおい効果を差し引いて考えないといけないよな。。。。 うーんと、えーっと、うん、まぁ、それでも及第点の普通の娯楽映画かな。

とりあえず、あまりにフツーすぎたので特に感想も何もないです。

あ、でも、話の中盤で宮崎あおいが真顔で「好きな人の好きな人を好きになりたかっただけ」というところは、きいた瞬間は爆笑したけれど、後から不覚にもキュンと来てしまって、しばらく一人で悶え苦しみました。

あぁ・・・・あと少々残念だったのが、最後の最後に無理やり泣かせに来ている点。「そんなにあざとく攻めてこなくても、フツーに描ききりゃぁ素直に泣けるだろうに・・・・」と妙にさめてしまい、全然泣く気にはならんかったす。

70点



「Detroit Metal City」

数年前に原作の漫画が流行っているのは知っていた。で、「どんな話なんだろう、読んでみたいなぁ」とずーっと思ってたのを、最近になってやっと読む機会を得た。

ストーリーというか、展開が滅茶苦茶で、言ってることも、やってることも全くわけわからん、というか・・・ 「ホントに青年誌で連載してんのかよ」と疑いたくなるほど幼稚で下品なネタが満載のB級・・・いやC級ギャグマンガなんだけれど、基本設定が面白すぎるせいで気が付いたらハマってしまっているという味わい深い作品。こりゃぁ、人気が出るのもうなずける。

で、それをマツケンで実写化したっつうんだから、観たくなるのは当然で・・・でも、マンガ原作を映画にすると失敗するのが当然で・・・・・・つか、設定が無茶苦茶なのが面白いギャグマンガを、実写に移し変えて面白く見せるっつうのは・・・ こりゃぁもう神の御業でもない限り不可能なわけで・・・・

とりあえず、松雪泰子の口から「ビショビショに○れちまったぜ」なんて台詞が飛び出してくるのを聞いた時は「30数年も生きてきたのは無駄じゃなかった」と思えたとか、思えなかったとか。。。。。

70点



「かもめ食堂」

なんか、どっかで妙に評判が良かったので気になっていた一本。

ただ、あらすじを読む限りでは「色々あるけど、私たちガンバッテマス」「皆さんにも元気を与えたいでっす」系のウザい映画なんじゃないかとびびってたんだけれど、実際は「ま、いいんじゃね?」系の気だるさが好印象な映画だった(観る人によっては「ガンバッテマス」を感じるのかも知れんけど・・・)。

でも。。。これ。。。。 どこがどう具体的に良かったのかと聞かれると。。。。答えに窮するな。ストーリーは特に奇抜なわけでも、かといって最悪に退屈なわけでもない。エピソードの中心となるアイテムも、おにぎりなんだか、コーヒーなんだかわかんねぇし。映像もストーリーと同じくフツー(というか、ほとんど食堂内だからどうしようもない)。なのに、見てる間は深く引き込まれてた記憶が。。。。。。 一体ナンなんだ?


あ・・・・ まさか・・・・・


映画の出来云々じゃなくて、メインで出てくる三人の個性派女優・・・・
奴らが醸し出す妙な空気か?もしかしてそうなのか?

つか、普通に考えたら、ありえんキャスティングだもんな。あんな三人が同時に画面に出てきたら濃すぎて、濃すぎてドーシヨウもなくなると思うんだけど、それが妙に馴染んでいて・・・

というか、ちょっとまて、本当に馴染んでいたのか? そういえば、はじめは小林聡美しかいなかった。そこに、しばらくしてから片桐はいりが加わり・・・・んで、最後に気が付いたらもたいまさこがいた・・・・いきなり濃ユーイのが三人登場するんじゃなくて、一人ずつ、しかも濃さを増しながら増えていたぞ・・・

これって、徐々に毒の濃度を濃くする間に、気が付かないうちに正常な感覚が麻痺していって、最終的には完全に毒に侵されてワケわかんなくなる・・・・・・というパターンだったのでは。そうか、あれは一種のあやかしの術だったんだ。きっとそうだ!

85点


ヌカヨロコビ

2010-01-13 | 雑記

今日、研究室に顔を出した瞬間に、同僚が飛び掛らん勢いで僕のところに来て

「おいHKM、日本に帰るなら今だぞ、エアカナダが安いチケットを出してるぜ!」
「な、なんと! 片道が375ドルで、往復で750ドルだ!」

となかば興奮しながら話しかけてきた。

まぁ、こいつの話はたいていの場合、見当違いか早とちりなので、あまり真剣に相手をせず(気のいい同僚に対してひどい話だが)、「んなことがあるわけねーだろ、どっかほかのところと勘違いしてんじゃねぇのか?」と流そうとしたら、僕をパソコンの前に引っ張っていき、

http://www.aircanada.com/en/offers/air/websaver_fares/websaver_fares.html#YUL-INT-YULNRT

を見せてくる。どうやら、旅客が減るこの時期にエアカナダがシートセールをやっているらしい。で、本当に往復で750ドルと出ている。。。。。。。


ふぅむ これは悪くねぇ


で、ここからは「な?いいだろ?」「わくわくしてくるだろ?」「心もスキップしてきたろ?」とかゴチャゴチャ言ってくる同僚を完全にシカトし(やっぱりヒドイ)、粘着質のリサーチ能力を発動。。。シートセールの期限から、出発時期の制限、出発・到着都市の制限、その他条件の確認を開始。AirCanadaのサイトから、日系の旅行会社のサイトなんかを調べること10分、出た結論は・・・・・・・


ケベック(モントリオール)から大阪まで飛んで
税金やらサーチャージを入れたら結局1000ドル超える





ハイ、残念でした。




しかも、エアカナダだと、一旦トロントに行って、成田にいって、さらにANAに乗り換えて伊丹に到着というルートになる(はず)。今更、成田経由に文句を言う気はないけれど、ANAに乗り換えはめんどくさすぎる(一説によると、発券のために成田でカウンターに並ばないといけないらしい)。まぁ、現在の円高を考慮すると、日本から資金を調達できるなら、航空券代が9万少々になる計算だけれど、クソ忙しい今、先生のご機嫌を損ねてまで帰る価値がある値段ではないな。というわけで、この話はなかったことに・・・・・





最近、為替動向を追っかけるのをサボってたんだけど、カナダドルは静かに、そして着実に上がってるな・・・・・

あと、サーチャージが高いなと思ったら、原油価格が1バレル80ドル付近までもどしてんだ。 全然知らんかった。

やっぱり、いざという時に瞬時の判断が出来るように、普段から基本的な為替動向と、原油動向は調べとかないといけないなぁ。