2011年11月10日 山川 -13m 25℃ 2.5cm
沖縄でムチカラマツを丁寧にみていくと、ムチカラマツエビを良く見かけます。
写真のキミシグレカクレエビもムチカラマツエビと同じくムチヤギに擬態している
エビですが、ムチカラマツエビよりも稀です。
似た環境に住むエビに「ビシャモンエビ」もいます。 3種の特徴は
ムチカラマツエビ:体の背面に突起がありません。
キミシグレカクレエビ:頭部に2つの突起があります。
ビシャモンエビ:頭部に加え、腰の辺りにも突起が見られます。
写真ではムチカラマツの色と、キミシグレの体色がぴったり一致して、擬態
が上手ですよね~
ところで、名前の「キミシグレ」とはどういう意味なのでしょうか?
Wikiで調べてみると:
「黄身しぐれ(きみしぐれ、黄身時雨)は、和菓子。生菓子。
「しぐれ」とは「時雨饅頭」の略で、餡をこねて蒸した和菓子。
餡に卵黄を混ぜるため「黄身しぐれ」という。」
沖縄では写真のような色の個体が多いですが、初めて見つけられた
個体はもっと黄色かったのかもしれません。
それにしても、このエビをみて和菓子の「黄身時雨」から名前をとるなんて
なかなか思いつかないですよね~
命名された奥野さんはもしかしたら、まんじゅうを食べながら
「いつか黄身時雨ってつけてやろう」と思っていたのかな?