あいち2022国際芸術祭の会場の一つだった名古屋市内の「有松」地区は同じ市民でありながらこれまで一度も行ったことがなく、行ってみたいと思っていた場所でした。
この機会に有松の街並みや有松絞にも触れ、江戸時代の情緒を感じてきました。
有松地区は卯建(うだつ)を設けた和瓦の屋根、塗籠造(ぬりごめづくり)、虫籠窓(むしこまど)といった特徴を持つ伝統的建築物がまちなみを形成し、絞商の豪壮な屋敷構えと絞りに関わるの人々の住む町家が混在して建ち並ぶ特色ある町並みが評価され、国が選定する「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれ、また2019年5月に「江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町 有松~」として、文化庁より『日本遺産』に認定されたところです。
当日は「あいち2022」の展示だけでなく、「嵐絞り・藍染WORKSHOP」や「草月流いけばな うつぎ会」の展示がそこここに見られ、街並みに花を添えていました。
1)服部家住宅(井桁屋)

2)服部家住宅に続く土蔵

3)向かいの暖簾越しに

4)「草月流いけばな うつぎ会」の展示①

5)「草月流いけばな うつぎ会」の展示②

6)嵐絞り・藍染WORKSHOPの生徒さんの作品
7か月(月1回)で有松絞の基本を学び、時代に求められる絞りを創造ことを目的にしたワークショップの成果としての作品です。

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8)竹田家住宅内
明治から大正にかけて増改築されていて、洋間もありました。

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10)有松絞の気が遠くなるほどの細かな柄
とても手が出ませんが、いいものを見せていただきました。

11)その技法を駆使して制作された「大江健三郎」像
絞の大きさを変えて、濃淡を表現しています。

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13)軽い昼食をとった店が奥にあります

14)山田家住宅

伝統を継承するなかで、時代に合った工夫を凝らす取り組みはどこも課題になっていると思います。
絶えることなく長く続いて言って欲しいと思います。