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OSAMUの写真記録

東京散歩(梵寿綱の建築を巡る)①池袋駅周辺

撮影日:2022年6月7日

3年振りの東京出張、コロナ禍があったとしても本当に久しぶりでした。
仕事はほぼ午前中に終わるのではないかという予想だったので、折角なのでどこへ行こうと思案していました。
最初は鎌倉を歩くのもいいなと思っていたのですが、そう言えば「梵寿綱」設計の建物を最近知って衝撃を受けたのを思い出し、それを見にいくことにしました。
梵寿綱(本名を田中俊郎)は東京浅草で生まれ、早稲田大学を卒業し、シカゴ美術館附属美術大学で学んだ建築家で、「日本のガウディ」の異名を持ち、都内各地にユニークな建築を残しています。
先ず、池袋からスタートです。

1)ルボア平喜「斐禮祈:賢者の石」、1979年竣工。
平木屋という酒屋と集合住宅が一つになった建物。
そんなに大きな建物ではないですが、存在感が半端ないです。


2)こちらが集合住宅の入り口になります。


3)床のタイル


4)エレベーターホールの上を見上げてたまげました。


5)日本にいることを忘れてしまうくらい。


6)画一的なものは一切受け付けないという感じです。
壁に使用されているのは焼き物ですが、どうやって調達したのでしょうか。
このベンチに座ると、肩に腕をかけられそうです。


7)入り口の天井装飾も素晴らしい。


8)「ROYAL VESSEL」
ルボア平喜のすぐそばにあります。
こちらは雰囲気が全く違います。


9)外壁を埋めるモザイク。
同じパターンはないようです。


10)入り口の装飾。生命力の証?


11)「PETTI ETANG」
池袋西口側にあります。
左に女神、右に孔雀に見られながら出入りすることになります。


12)中央の階段は吹き抜けになっていて、モザイクの装飾が上まで続いています。


13)ステンドグラスも。
鏡を上手く使い、狭いスペースを広く見せています。

今から40年くらい前にこんな建築が立てられていたなんて、今の今まで知りませんでした。
ステンドグラスやモザイクの多用、直線ではなく曲線を用いる点、有機的なモチーフ、まさに「日本のガウディ」と言って良いのではないでしょうか。
住居スペースがどうなっているのか、気になりますね。

14)都電雑司ヶ谷駅に向かう途中で見かけた紫陽花。
真花が開いていたので。


15)梅雨には紫陽花が良く似合います。

今回のルート作成に当たり、下記サイトを参考にさせていただきました。
「鑑賞のススメ 梵寿綱(ぼんじゅこう)建築」(https://haru356.com/Date161230_Bonjukou.html)
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