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OSAMUの写真記録

深林に灯る無数のランプ(エビネの森のレンゲショウマ)

撮影日:2021年8月11日

ずっと見たくて去年初めて見ることができたレンゲショウマの花に今年も会いに行ってきました。
週の後半は雨予報ということなので、ちょっと無理をしても出かけることにしました。
エビネの森は川合さんという個人が所有される裏山で、お声をかけての入山です。
今年は昨年訪ねた時よりも沢山の花が開花しており、木々に囲まれた薄暗い山の斜面に小さなランプを灯すような姿がより印象的でした。

1)レンゲショウマ(蓮華升麻、キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草)
日本特産の1属1種の花。


2)東北地方南部~近畿地方の太平洋岸の温帯域に分布し、山地から深山のかけての湿り気のある林下に生える。


3)ここエビネの森もまさに湿り気のある林の下でかつ、風も通らないため、わずかな時間であっても汗だくになってしまいます。


4)たとえそうであっても、見る価値のある花だと思います。


5)ホソヒラタアブがせっせと蜜を集めていました。


6)飛翔の名手としても知られ、空中で静止するホバリングが得意である事から、交尾も空中でホバリングしながら行う。


7)幼虫がアブラムシを食べ、花粉なども媒介する事から益虫として多くの園芸家にも好まれている。
切っても切れない関係ですね。


8)花の直径は4cmほど。
ランプみたいな形をしています。


9)萼も花弁も共に花弁状に見え、萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。


10)ということは、開いているのは萼で、先端が濃い紫の筒状なのが花弁ですね。


11)花弁も萼のように開いているものがありました。
これは株自体が他とは違うので、次第に開いていくものではなく別種ではないかと思います。


12)こちらにもホソヒラタアブがやってきています。


13)丸い蕾もかわいい。
緑色から紫色に変わると開花が近い証です。


14)この先も暫くは順に咲いていく花を楽しめそうです。


15)愛知県では絶滅危惧種ⅠB類(EN)に指定されている。


16)淡い紫色と形に惹かれ、魅せられています。


17)春も過ぎたころ、柔らかい落ち葉を持ち上げるよう芽を出して、そのまま一気に葉茎を伸ばして広がる。


18)それを狙って猪や鹿がやってくるので、柵で囲ってあります。


19)大変な管理をされているのに感謝です。


20)少し話を伺いましたが、エビネは8割方が猪にやられてしまったそうです。


21)来年も来られることを願っています。


本日、2度目のワクチン接種を行いました。
どうか副反応が強くでませんように。
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