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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

<生活保護問題>北九州市・孤独死 (私見) 其の一

2007年07月27日 21時38分58秒 | 格差社会と政治
[現代日本史]: 社会保障 格差社会 人格べっ視制度 人権問題 医療制度問題

北九州市で生活保護を打ち切られ 亡くなった男性の事を推論してみた。 
前回の 同記事では 福祉担当者 の 役人体質問題 を記録した。 さらに突き詰めたとき、 点と線が重なったので記録しておく。

<男性はなぜ ”殺された” か?>
男性が 「保護辞退」 を迫られたのには、 医療機関 が関係していると思われる。
生活保護の目的は 『就労不能事由』による保護 と 『収入補助事由』の保護 であろう。

・ 【就労不能事由】
 A : 健康状態が悪く、病気理由で就労できずに 収入がない。
 B : 働ける身体的状態にあるが、 就労先が見つからず 収入がない。

・ 【収入補助事由】
 C : 収入はあるが 一定の基準額に満たないため その差額を補填する。

北九州市の 男性の場合は A に該当していたのだと思う。

<体調不良を訴えていたはず..>
「脳梗塞」との言葉を聞いたように記憶している。 仮にそうでなくとも、 男性は 通院 はしていたはずだ。

生活保護決定・継続理由のひとつとして、 健康状態に関する本人の告知は無視され 医師による判断である 『医療要否意見書』 記載内容が採用される。
ここに『治癒』等が記載されると医療費は出ない(=病院にかかれない)。 すなわち 就労可能状態 と判定されるのであり、 当人には 就労を促される。

だが 本人が「未だ不完治」を訴え 就労行動を始めなければ、 「指導に従わなかった」 と、 生活保護打ち切り要因となるらしいのだ。

<病院はなぜ治療を終えたいか?>
一人の患者、同じ傷病名で 長々と 治療を続けていると 保険点数が下がるのだろうか? 医師たちは 早々に 「治療終了」 や、 (検査でも原因が特定できないまま) 「治癒」 とカルテに打ち込みたがるのである。

(続)

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07/27 <生活保護問題>北九州市・孤独死 (私見) 其の一 ・・・ 本記事
07/27 <生活保護問題>北九州・孤独死で質問状(厚労相宛)

<小池防衛相発言>米艦隊入港妨害発言(参院選演説)

2007年07月27日 20時20分06秒 | 格差社会と政治
[防衛省]: 2007参院選 他党批判演説 阪神・淡路大震災 港湾組合の妨害

<小池防衛相>「神戸の港湾組合、震災支援を阻害」発言 (毎日新聞) 7月26日21時34分配信
【記事抜粋】 小池百合子防衛相は26日、青森県弘前市内であった参院選比例代表候補者の個人演説会で、1995年の阪神大震災当時の救助活動について「アメリカ(の艦船)が支援のため神戸港に入ろうとしたところ、神戸の港湾組合が厳しいため、なかなか着岸できなかった」と述べた。 ◆ これに対し、全国港湾労働組合協議会の玉田雅也事務局次長は「入港に反対した事実はない」として、防衛省に発言内容をただす考えを示した。 ◆ 阪神大震災では複数の報道機関が「救援物資を積んだ自衛隊護衛鑑の荷揚げ作業を港湾労働組合が拒否した」と報道し、直後に訂正した経緯がある。 ◆ 小池氏は災害時の自衛隊の活動の成果に触れ、当時の村山富市首相の対応批判に続いて語った。小池事務所は「非核証明を出さない限り米艦艇が入港できないという、いわゆる『神戸方式』を念頭に置いた発言でした」と説明している。
[記事全文]

<大臣最後の失敗発言>
安倍内閣の閣僚は何かと モメゴト発言が多い。 その点では 後に「NG集」のネタになるというモノだが..。

いずれにせよ、 対諸外国と戦力使用のカギを握る 防衛大臣 が、 「港湾組合批判」 を用いて、 根も葉もない ネタで 敵対勢力を批判するのでは 今後が思いやられる。

記録する。

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<新人材バンク>公開ヒアリングの 劇場効果

2007年07月27日 10時56分07秒 | 格差社会と政治
[新人材バンク]: 天下りの省庁OB ヒアリング 衆人監視公開 ズレた役人感覚

新人材バンク 「渡り」あっせんに省庁関与 OBから聴取 (毎日新聞) 7月26日10時1分配信
【記事抜粋】 公務員の再就職一元化に向けた新人材バンク「官民人材交流センター」をどのように作るか検討する有識者懇談会(座長・田中一昭拓殖大名誉教授)は25日、首相官邸で第3回会合を開き、事務次官OBから天下りの実態について事情を聴いた結果、天下りした省庁OBが、さらに別の法人などに再就職する「渡り」のあっせんに、省庁が関与をしていたことが明らかになった。 ◆ ヒアリングには、財務、厚生労働、農林水産の3省から4人が出席。財務次官OBの細川興一・新エネルギー財団顧問は、財務省OBの「渡り」のあっせんについて「(人事担当だった官房長時代は)企業や団体から求めがあった場合はこちら(省庁)から情報提供していた」と述べ、情報提供の形で関与していたことを明かした。 ◆ 23日の第2回会合で、同省の丹呉泰健官房長は「渡り」への関与を否定していた。田中座長は終了後の記者会見で「(あっせんを)やっていると理解する」と総括した。
[記事全文]

<『新人材バンク』設立の布石だが..>
ヒヤリングの結果、 現(財務?)丹呉泰健官房長 は 否定した 「渡り」あっせん について、 財務省OB は(あっせん)を認めた。 それでも 現在はやっていない と云えばソレで終りだ。

<国民が知りたいのは..>
国民は 天下り の存在は判っており、 それがあっせんであろうが別な方法であろうが、 国民は 天下りそのものと 天下りによる弊害 を無くしたいのだ。

公開すべき天下りの実態とは 各天下り先での待遇と報酬 そして 受け入れ企業の(関連・子会社を含む)受注実態 である。

記録する。

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<生活保護問題>北九州・孤独死で質問状(厚労相宛)

2007年07月27日 01時12分14秒 | 格差社会と政治
[現代日本史]: 社会保障 格差社会 人格べっ視制度 人権問題 医療制度問題

生活保護辞退者の孤独死で質問状、支援団体が厚労相に (読売新聞) 7月26日20時46分配信
【記事抜粋】 生活保護を辞退した北九州市の無職男性が孤独死していた問題を受け、「生活保護問題対策全国会議」など全国の11支援団体が26日、柳沢厚生労働相あてに公開質問状を提出した。(北九州市長あての質問状と同時に提出) ◆ 支援団体によると、生活保護の受給要件を満たしているにもかかわらず、受給者が自治体側に勧められるなどして辞退届を提出したり、申請段階で拒否されたりするケースが後を絶たないという。質問状では、こうした自治体の対応を是正する措置や、北九州市の保護行政に対する検証について、厚労省としての考えをただした。来月20日までの回答を求めている。
[記事全文]

<明確な基準の無い判定制度>
年金記録問題の第3者委員会は 国民世論の勢いで 判断基準が発表されたが、 実は多くの社会福祉の現場は 担当者個人の判断に委ねられている。

担当者の判断力が勝っているからではない、 部署の何人もの頭で判断しようとしても 経験値の低い者が集まっているだけなので 適切な判断にはほど遠いのである。
結局、どうせまとまらないなら 担当者個人の判定に任せるしかないのだ。
なぜなら、
あれほど議論を呼んだ 年金記録問題の第三者委員会でさえ、 判断基準は 相手を丸め込む技量に長けた人物(もっともらしく訴えることの出来る者)なのである。

<人権意識の無い社会福祉担当者>
そもそも 日本の 戦前・戦中・戦後 と、 隣国アジア諸国のみならず、 国家が国民の人権さえも踏みにじる 政治を行ってきた日本だ。 真の人権教育など行うすべもない。

人を生かす方法を知らない者たちが 福祉を担うと、 社会復帰後には何が必要なのかも判っていない。 淡々と先輩職員らの模倣に走り、 受給者を(手も足も出せない)ダルマに変えても 疑問にも感じない。

記録する。