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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

新既得権生成の『小泉構造改革』(2) 雇用形態の果て

2007年07月25日 18時11分38秒 | 格差社会と政治
[現代日本史]: 不公正行政・政治、 既得権受益者、 国民ダマシ政治

<高セキュリティ?>
銀行カードやクレジットカードなどの 磁気ストライプ(おび)部分が読みとられ不正使用される 「スキミング事件」 を契機に、 銀行やクレジット会社の 「ICカード」化は 一気に進み始めた。
(いったいどれだけの金をかけているものやら...。 法人税支払いも遠いはずである..)

<金の成る木のICカード>
普及と量産により 製造原価も安くなったのか、ICカードは 大都市圏で勢いを増しながら 金融のみならず 輸送・交通 のほか、 電子マネー などと着実に 「国民総背番号制(一人一番号の住基ネット)社会」 の準備は整ってきている。 個人のプライバシーのない「悪の支配社会」 だ。

<スキミング防止用品>
量販店に行くと、 「アレレッ!?」 と思う商品を見つけた。 非接触型スキミング(情報読み取り)防止製品である。

効果のほどは図りかねるが、 「ふつう」 に考えても 製品として販売されてもおかしくもない。
ICカードが 高セキュリティ(安全性)だと 唱っていられるのは 内部情報の書式(フォーマット)や暗号化規則が判らないからだ。
内部仕様が判らないからこそ 解読ならびに複製防止に効果的なのである。

<技術とモラル>
実は 磁気ストライプカードの時も同じだった。
仮に 磁気情報が読みとられても デジタル情報の配列規則が判らなければ 解読できない。 だから安全だ。 と... 説明できた。

<雇用形態の変化と..>
10数年前までの日本は 終身雇用 が当然の社会であった。 転社を繰り返す者には良い評価はなかった。 それだから 自分の属する企業を護るためにも 「社内の情報」 は安易に漏れはしなかった。
だからこそ 「企業秘密漏洩」「企業スパイ」 は社会の大事件だったのだ。

利権を伴う磁気カードの普及に合わせて、 その開発の現場には 様々な仕様(情報書式)が出回った。 内部情報が公開状態なのだから 『守秘義務』 として 個人のモラルに頼らざるを得なかった。

(続)

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新既得権生成の『小泉構造改革』(1) ICカード

2007年07月25日 16時27分37秒 | 格差社会と政治
[現代日本史]: 不公正行政・政治、 既得権受益者、 国民ダマシ政治

<日本人のムダ好き>
「 これからは『ICカード』の時代 」 と耳にしたのは 2000年初頭。 どの様な計略に利用されるのかは まだ知る由もなかった。

「ICカード」 と聞いて即座に私の頭に浮かんだ事は 「また日本人は ゼニばかりかけて Pay しない(収支が合わない) ムダな機械化ばかりを進めるつもりか?」 だった。 この ICカード が 社会の陽の目を見た日には 企業はムダな費用(経費)対策に追われて 財政的な弱体化を心配していた。 (真っ当に考えれば 収支は合わないのだ)

<不公正の窮世主(きゅうせいしゅ)>
私の心配をヨソに、日本社会にICカードが出現して以来、 瞬く間に広がっていった。 (但し 大都市部、 大企業等に限定
対応機械の開発・製造・販売(購入)・設置・保守管理 等々、費用対効果 が合わないはずなのに 不思議な社会現象 であった。

<庶民のカネは、既得権者の大企業へ>
莫大な費用を捻出させたのは 財界と政権与党(自民党・公明党)が 固く結びついた 不公正な構造改革 だった。 庶民からむしり取った 税金を、 減税や補助金名目で 大企業やその身内企業に投入したのである。

(続)

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