牛乳屋のおじさん の家を後にすると、宿泊ホテルとして当時のアルバイト先 を選んだ。
宴会場は拡張されていたが、当時のたたずまいそのままで残っていた。
10年ぶりである。
チェックインを済ませ、館内を歩き回っても誰一人として知っている人物に会わなかった。当然私が「以前働いていた」と言っても興味を示してはもらえない。唯一、料理長は同じだったが私の事など覚えている風もない。
それにしてもおかしい。週末の午後4時だというのにどの宴会場も準備している様子がない。当時なら、全室おおわらわで準備していなければならない時間だ。
フロントからも見通せる大宴会場にも入ってみたが、テーブルは全部しまい込んである状態だ。
ようやく一人の宴会スタッフが姿を見せた。私とソリの合わない人物 だった。
宴会予約を聞いても 宴会は一つも入っていないと言う。私は耳を疑った。
他の人たちはどうしたのか聞くと、
当時の宴会主任は観光客が一番多い温泉地の大ホテルに引き抜かれ、他の二人の先輩社員達もそれぞれ別なホテルの宴会責任者として誘われて辞めて行ったと言う。
(参照:嫌われ者ジョージィの困った性格 (職場編2)なに様!!(3))
「みんな居なくなったのなら、アンタはいま何(の役職)をやっているのか?」と尋ねると、「宴会主任をやっている」と答えが返ってきた。
悲しんでいいのか、喜んで良いのか、
ライバルホテルオープンを期に、優良ホテル乗っ取りを企んだ銀行の結末を見た。
関連記事
① 回想: 償い旅行記①
② 回想: 償い旅行記②
③ 回想: 償い旅行記③
宴会場は拡張されていたが、当時のたたずまいそのままで残っていた。
10年ぶりである。
チェックインを済ませ、館内を歩き回っても誰一人として知っている人物に会わなかった。当然私が「以前働いていた」と言っても興味を示してはもらえない。唯一、料理長は同じだったが私の事など覚えている風もない。
それにしてもおかしい。週末の午後4時だというのにどの宴会場も準備している様子がない。当時なら、全室おおわらわで準備していなければならない時間だ。
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ようやく一人の宴会スタッフが姿を見せた。私とソリの合わない人物 だった。
宴会予約を聞いても 宴会は一つも入っていないと言う。私は耳を疑った。
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当時の宴会主任は観光客が一番多い温泉地の大ホテルに引き抜かれ、他の二人の先輩社員達もそれぞれ別なホテルの宴会責任者として誘われて辞めて行ったと言う。
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「みんな居なくなったのなら、アンタはいま何(の役職)をやっているのか?」と尋ねると、「宴会主任をやっている」と答えが返ってきた。
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