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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

嫌われ者ジョージィの困った性格 (職場編2)なに様!!(3)

2006年09月12日 19時09分41秒 | Weblog
「そんなサービスでお客様が『満足』出来るか!!」
私の怒鳴り声が職場に響きだしたのは、私が高校3年になった春の事である。

アルバイト先のホテルは順調に業績を伸ばし始め、会社(ホテル)は中途・新卒等何人かの新人社員を迎え入れていた。

新たな社員が増えるに連れ、社員達のお客様に対するサービス態度(接遇)だけは私も絶対に妥協ができなかった。
改善して欲しいところを指摘し、それでも努力しなければ社員らを怒鳴りつけていたのである。

これは会社(ホテル)にとっては苦笑ものである。
高校生のアルバイト学生が、社員らを叱りつけるのだ。
やがて、
「まぁ云っている内容もあながち間違ってはいない」と考慮してくれる社員が現れた。
職場の上長、宴会主任である。
宴会主任は、
結婚披露宴での司会の時、地元と主要都市を結ぶ国鉄本線の60近くの駅名を順番に間違えることなく一気に言い通す隠し芸を考え、宴会の度に披露して客の大喝采を浴びた。
私が働き始めた頃からの、もう二人の先輩社員らもそれぞれお客の喜びそうなネタを考え、自分が責任者となった小規模な宴会で披露するチャンスを見計らった。

宴会主任のチャレンジは続く。
ときどき宴会主任がやってきて
「○○君、今日ギターを持ってきているか?持って来たなら一緒に来てくれ」と呼び出された。

「例の唄を歌ってくれ」と連れて行かれるのは、さっぱり盛り上がらない客が集まった小さな宴会場である。
歌う曲は、大学生アルバイト諸兄が作詞・作曲し、私がギターで歌いやすいように編曲した地元ソングだ。
しかも詩も曲もかなり無理があるのだ。
しかし、歌い終わると客は「良かった。良かった。」と拍手してくれる。
すると宴会主任は、
「ご静聴ありがとうございました。『歌が終わって本当に良かった』ということで私たちは失礼いたします。」と宴会場から廊下に出る時には、部屋の中からお客様たちの笑い声が聞こえてくるのだ。

こんなに皆で一丸となって頑張った職場なのに、やがて予想もしない事態が起こった。


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