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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

ジョージィ大病院に行く⑥【会計(完)】

2006年09月20日 18時14分51秒 | Weblog
どうせ「異常なし」と判断されるであろう 検査 の予約を入れ、診察室から会計に向かった。

名前を呼ばれ請求された金額は 3820円。
予想よりずいぶん高いと感じたが、仕方がない。そういうものなのだろうと全額を支払って出口に向かった。
領収書に目をやり、費用の内訳を見ると自費分のところに3000円が入っている。

まさか?と思って窓口に戻り「紹介状無しの金額では?」と問うと「そうだ」と答えが返って来た。
別な責任者にあれこれ調べて貰ったが、
いまのいままで近所のクリニックに書いて貰った『紹介状』を使ってずっと手続きやら診察を進めて来たのに、病院にはどこにもその『紹介状』の記録が無いという。
・・・・・・

診察時に、病院の医療システムをバカにしたので、コンピューターが復讐に出たか?とのオチにもしたいが、
予約の時に使った診察カードは10年ほど前に受診した時のものであった。
受付の際に確認してもらったところ、住所も保険証情報(種類)も変わっていたので新しい診察カードを作り直してくれたらしい。
その時、予約センターが受け付けた情報(紹介状有)は引き継がれなかったのであろう。
(だから私より後の番号の人が先に診察室に呼ばれたのだ)

手作業で3000円を削除し返金して貰ったが、今後も診察や検査(・手術)と続くのである。

総合受付と診療科受付でも、また診察でも 『紹介状』を直接見て、端末を使っていながらどこにも Fail Check が働かないシステムなのだなぁ...。(歯切れが悪い)


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⑥ ジョージィ大病院に行く⑥【会計(完)】

ジョージィ大病院に行く⑤【診察】

2006年09月20日 17時01分48秒 | Weblog
順番待ちボード上の表示があまり意味の無いことは、中待合室に入って分った。
そこでも待つこと十数分。2度目以降の外来患者なら、受付のボード表示は「目安」でしかないことを知っている。
だから表示切り替えは「無音」でも問題はなく、他の患者はボードの表示をさほど気にすることもなく余裕で待っていたようである。

名前が呼ばれ、ようやく診察が始まった。
ドクターは 『紹介状』を見ながら 症状の確認をし、紹介状の記載事項よりも症状が進行していることをほのめかす。
電子カルテに入力を始めると、何度もなんども入力し直すのでつい『やり方が悪い』と云ってしまった。
私が代わりに入力してもやっぱりダメで、しまいにはドクターに『○○と入力してみてください』と指示する始末。
嫌われ者ジョージィは、どこに行っても 性格 が出る。
何度かトライして、医学用語ではなく普通の言葉での入力を勧めたらようやく表示された。

『何というデキの悪い医療(電子カルテ)システムだ!診療効率が悪いでしょう?』とドクターに云えば、文句なく『そうなんですよ』と答えが返って来た。

この間だけで 数分ものロス。「これが日本のITの現状だ」と言いふらすので、嫌われ者ジョージィはIT業界をも敵に回す。


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ジョージィ大病院に行く④【ニッポンの『士師記』】

2006年09月20日 16時12分50秒 | Weblog
旧約聖書に『士師記』という章がある。最後のほうに「不法を働いた(義に背いた)指導者達が亡ぼされた」記述があるので引用につかう。
--- Note End -------

ボードに自分の番号が表示されるまでの十分ほど、受付前の椅子に座りながら再び思いを巡らした。

看護婦から『看護士』に名称を改めた医療資格制度。
周りをみても 診療科受付を含め、予約センター等どこを見ても外注企業や派遣スタッフでまかなえる仕事である。
もしかすると医療現場で働くために、医療○○士 の資格制度などが有り、受付のお姉さん達も 医療○○士の資格 を取って働いているのではないだろうか?とフト思った。

なぜなら、訳の分からない資格が世間に溢れている。
日本の不況が進むほど、実務を伴わない資格ビジネスが大盛況である。

昨年成立した『郵政民営化』でも、国法を満たすために『郵便○○士』の資格を新設するという。
今年の6月から始まった「駐車監視員資格」もそうだろう。
一回数円~数万円の受験料で、受験者は全国で数千~数万人の国民。
毎回、試験さえ行えば莫大な売り上げ収入が計上できる。
資格試験を行う団体・組織には、当然ながら天下り官僚や寄生議員らが絡んでいると思っている。

しかも多くの資格試験は 『知識』 を問うものであって 個人の実力 を測るものではない。
職人の世界(技術職)にとっては致命的だが、日本ではそれなりの市民権を得ている。だからビジネスになる。

聖書の『士師記』は不法を行う指導者らを罰し、義の政治を行うよう勧めるものだが、
ニッポンの『士師記』は、民営化などを利用して一部の既得権者らが儲ける為の『官民一体の資格ビジネス』を指す。


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ジョージィ大病院に行く③【ボードの表示待ち】

2006年09月20日 15時11分58秒 | Weblog
総合受付で診察カードを渡され、『紹介状』を持って診療科受付に行き手続きするようにと促された。

診療科受付のお姉さんに声をかけると、渡した『紹介状』と「記入用紙」を一緒に挟んだバインダーを手渡され、
『紹介状』発行のクリニック名/住所、発行ドクター等の情報を記入し、2枚目の問診票にも記入するようにと指示された。
記入を終えて必要書類を『紹介状』と共に渡し確認し終わると、番号札を手渡された。
「ボードに番号が表示されたら中待合室に入れ。中では看護士が必要な事項を確認する」と云う。

自分の番号札と見比べながらしばらくボードを見ていると無音で表示が変わる。
番号が消えるときも無音だ。

『何という表示ボードだ?!』
見落とすかも知れないと10分以上、ボードに目がクギ付けになった。


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ジョージィ大病院に行く②【派遣スタッフ】

2006年09月20日 13時22分53秒 | Weblog
バブルがはじけ、日本の不況世相が濃くなるにつれ 各病院の受付や会計窓口などの担当者らがどんどん若返りしていくのを見てきた。

たぶんこの病院も、
カウンター奥のスタッフ達は、ほぼ全員が派遣社員なのだろうと思いを巡らしていた。
私も最近勤務する機会のあった日本の大企業でも、ほとんど全員が若い派遣社員ばかりだった。

”若い”ということと、”派遣社員”であることが気がかりなのではない。
新卒、即、派遣先勤務 の日本の社会構造を重大な問題に感じている。

派遣社員(派遣スタッフ)の始まりは、元々業務のエキスパートがその実力を売っていたことだろう。
だから前職がどこの会社で教育を受け実務をこなしていたかが重宝された。
スタッフ本人も、社員というしがらみにとらわれた労働条件ではなく、自由度が高いとの理由で 派遣 を選択していたかと思う。

しかし、いまの大手企業・病院は、
自社で責任を持って 新入社員を教育し、育てる。との指針を捨て、
労働単価が安く、管理も手間いらずの 派遣社員を 活用している。

労働単価の安い求人が殺到するから 、
派遣企業は スタッフの質などは問わず 客先で問題さえ起さなければ構わない。
スタッフ達の訓練は、(実情として)客先でのOJTを望み、他人任せの状態だ。

派遣社員/スタッフ 本人から見れば、周りは皆自分と同じ境遇の者ばかり。
同世代の仲良しと相談しながら仕事をし、経験を積み上げる事になる。

こんな日本の社会体質で、いったい誰が『真のエキスパート』を育てあげる環境が整っていると云えるのだろう。


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ジョージィ大病院に行く①【不効率の発想】

2006年09月20日 12時27分24秒 | Weblog
個人クリニックから『紹介状』を貰い、新横浜の大きな総合病院へ行って来た。

総合受付へ向かい、順番待ちの整理券を引き抜いた。2番目に手続きして貰えるようだ。
5分を過ぎたころ、ようやく次の人(私の直前の順番待ち)が呼ばれた。
紹介状を持つ新患受付は2名が担当だが、私の前の前の人の手続きが一向に終わらない様子だ。
10分近くになって気がついた。受付しようとしている人たちが用紙に記入しているようだ。
色違いで2種の用紙があるので「もしや?」と思って記入台に向かうと、一方の用紙には「紹介状有り」と大書されている。
記入を終えてから1~2分待っていると、ようやく私の番号が呼び出された。

なんともはや、
必要な事は見えるところで案内しておかないと、呼び出されてから「記入」を指示されたら時間がかかるのは当たり前だ。
まったく持って、
地域の事情に熟知した者が理解できる「道路案内標識」と同じ発想である。他県から行くと戸惑う案内標識(高速道路含む)では意味がないことに現場管理者は気がつかない。

日本の不効率な発想が 大病院受診の最初に遭遇した。


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ジョージィ大病院に行く⑤【診察】
ジョージィ大病院に行く⑥【会計(完)】

飲酒運転続発

2006年09月20日 00時45分30秒 | 格差社会と政治
警察の巡査やら教育長やら、何かと飲酒運転報道が流れてくる。
最初はメディアが大袈裟に騒ぎ立てているのか?とも思っていたが違うらしい。

1985年頃だったか、
アパートのお隣さんと2階の通路から夕暮れの東京タワーに目をやりながら話をしているとき、
「会社で、女子社員のほうから『(酒を)飲みに連れて行ってくれ』と云われるような時代になっちゃいましたよ」と愚痴やら嘆きやらを聞かされ、『日本の将来』を二人なりに心配していた。
また、
学生などの新人歓迎コンパなどで一気飲みによる急性アルコール中毒、死亡事故が盛んに報道され始めた頃ではなかっただろうか...。

終電にでも乗ろうモノなら、酔っぱらいばかりが乗っていた。
座席に座っていてもいつ吐きかけられるか心配で落ち着いて座っても居られなかった。
実際、突然降りかかった災難を受けた乗客に、周りの皆がハンカチやらティッシュやらを提供して「可哀相に」という視線を送る光景は結構多かった。

あれから20年。
電車の中の酔っぱらいは、深夜まで働き疲れた乗客の姿に変わったようだが、
「何事であれ、酒ありき」の文化はすっかり日本に染みついてしまったようだ。

日本は『アル中列島』にでもなってしまったのだろうか?